例えば、小学2年生の生徒さんは、バーナムテクニック1巻を少しずつ進めて、約8ヶ月で終えた。
ここで、すぐに次の2巻に入ってもいいのだが、1巻の段階での簡単な和音やアルペジオにもう少し慣れて欲しかったので、1巻を復習のようにもう一度やってもらうことにした。
「もう一度1巻を最初から復習だよ」
と言うと、生徒さんに「あまり進んでいないのかも・・・」というイメージを持たれてしまうかもしれないので、ここで少し工夫が必要。
そこで、
「バーナム1はもう終わったけれど、本当に全部弾けるようになったのか、これから毎週少しずつチェックするよ。
1巻の全部のページから、毎週6~7個弾いてもらうから、どれが当たる予想しながら、練習してきてね」
と言っておく。
レッスンでは、一度弾いて苦手だったものを中心に、
「じゃあ、次はこれ弾いてみよう」
という感じで、あてて弾いてもらう。
一度全部弾いているので、だいたい余裕でよく弾けて、しかも最初に弾いたときには感じられなかった、手が弾むようなリズム感も出てきたように思う。
こんな風にやっているうちに、バーナム1巻の復習は、約2ヶ月で修了。音階や和音、アルペジオの基本的な動きに、これでかなり慣れてきたので、次の2巻も無理なく進んでいけそうだ。
生徒さんへの声のかけ方、言い回し一つでずいぶんと印象や、やる気の持ち方が変わるんですね!
このセリフ、使えそうです!
一度弾いた曲だと、弾くことそのものに余裕が出ると思うので、より曲らしく弾けそうですね。
この生徒さんの場合は、うまくのせるように声をかけると、結構練習してきてくれるので、よいペースで進んでいるようです。
一度弾いている短い課題ですから、余裕を持って動きの質にも気を配って弾けますよね。
発表会も無事(?)に終わり
4か月ぶりに練習曲に戻れて、また新鮮な気持ちで取り組んでおります
私なんかは1度やった本は、オマケ合格も多かったというのに自分でおさらいすることがまずないので
レッスンでそうやって指示されて頂けると
教わっているほうもやる気が出ますよね。
私もたまにバイエルを開いてみないと…
お元気でしたか?
発表会無事に終了されたみたいで、良かったですね。
発表のための練習から、また普段の練習に戻ると、確かに少し新鮮な気分のように思います。
一度やった本でも、時々弾いてみるのもいいですよ。
バーナムテクニックは、1課題がどれも短いので、復習には便利な本で、レッスンでも重宝しています。
独習にも使える本ですから、良かったら見てみてください。