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ピアノのコンクールというのは、規模や方向性などの違いはいろいろとあるとしても、会場に緊張感が漂っているのは、だいたいどこでもそうだろう。

会場をざっと見渡すと、何度も出ていて慣れていそうな人や、その保護者さんなどもいれば、初めてなのか2回目くらいなのか、落ち着かないような人も。
また、受付で、なにやら質問をしている人もいるが・・・だいたいが、質問しなくても既に手元の資料などに書いてあることだったり、掲示されていることであることが多い・・・。

さて、自分は、今回のこのコンクールでは、受付からの流れには、出場生徒さんには付きそなわい。
昨年に1度体験しているから、本人もお父さんもおわかりだろうし、他の生徒さんの演奏も聴くので、休憩時間に可能であれば、出場者が待機する控え室をのぞきにいく程度。
昨年やったような、出番直前でのアドヴァイスも無し。

さあ、出場生徒さんの級の演奏がスタート。
・・・
あれっ?こんな感じだっただろうか。
何だか、今回のこの級は、質の高い好演があまり多くないように思う。
級の半分近くの人が弾き終えて、良い音楽と思えるは、2名程度だろう。
中には、1曲目を弾いていて途中でわからなくなり審査員からカットの合図が。
さらに2曲目も混乱したのか、かなり弾いた後で最初に戻って弾き始めて、審査員からまたカットの合図が・・・。
(曲が長いと、時間の都合でカットされる場合はあるが、このような明らかに「もういいです」という意味のカットは、このコンクールでは普通はほとんど無いと思う・・・)

ああ、こうなると、さすがに心配になってくる。
どうしても上手く弾けない箇所は、それなりにグチャッとしていても通り過ぎるようにして、何とか仕上げた出場生徒さんの演奏。
そういった箇所は、いつも弾けていないのだから、そうやるしかないし、きっと本番でもそうなってしまうが、それを弾き直しをしないで通り過ぎるようにできるまでに、今回はかなり苦戦した。
つい弾きなおしをして、それがかえってわけがわからなくなることが通し演奏の数回に1回はあるので・・・本番というのは、そうしたクセがでやすいもの。

そして、いよいよ出場生徒さん。
1曲目の古典
冒頭から、テンポが落ち着くまでに時間がかかるが、最も危ない箇所がある前半は無難に乗り切る。
中盤以降にミスが多いが、いつもの演奏がそうなので、これも実力的には許容範囲。
全体的にデュナーミクの幅が狭くなってしまったが、何とかまとめることができた。

2曲目の近現代
少し勢いが無いように聴こえるのは、やはり緊張しているからだろうが、弾いているうちに少しずつ鳴ってきた。
と思ったら、危うい箇所の1つ目でかなりグシャッとした演奏に・・・でも、なんとか通りすぎることができたので、まあこれはこれで良しだろう。
普通、これだけのミスをすると、集中力が途切れそうになり、その後の演奏が雑になったり、しぼんだりすることもあるが、そうならずに集中力を保っている。
全体的に、リズムが崩れる一歩手前のような演奏なので、この曲らしさがかなり薄いが、それでも最後の音までなんとか辿りつけた・・・。

やはり、全体として準備不足、練習不足、そして課題曲に実力が及んでいない感は、本番の演奏に出ていたと思う。
それでも、今年も出場するだけは、出場したのだと思うと・・・なんとも不思議な感覚にもなった・・・。
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少し間が空いてしまったが、出場シリーズ数回分をまとめて。

出場生徒さんに、過去のコンクールや発表会などの本番と、本番までの練習に関して、良いところがあるとするならば、
1つは直前にはやはり練習はある程度して演奏というカタチ程度には仕上げること(と言っても、不十分なレヴェルだが)、
そしてもう1つは本番はミスをしても最後まで集中力を切らさずに弾き終えること(これは、とても良いとは思う)の2つだろう。

6月の上旬。
ようやく直前練習のエンジンがかかってきたのか、近現代曲に勢いがでてきた。
和音のバランスを聴き分けて弾くことができていないので、少々雑然と聴こえてしまっているところは改善したいが、これは何度も指導しても結構難しい。
それから、どうしても止まって1度は弾き直しする箇所があるので、これを何度も練習。

もう1曲は、通せるが危うい演奏になっている。
どう言ったらいいのか・・・自転車に乗り慣れていない人が、細い道を走っているかのような危うさが・・・。
この危うさのままで、最後までいけるのならまだいいか(いや、本当は良くないが)、時々止まってしまうと、途中から再開できないことも・・。


6月の中旬。
近現代曲は、勢いはあるが、リズム感が少々躍動的ではないので、どうしても時々妙な停滞感があるが、これを改善するよりも、他の箇所で止まらにないことを指導するほうが、現実的に良いように思う。
普通であれば、気になる箇所の優先順位の高いところを改善していくが、出場生徒さんの場合には普段からの練習量の少なさから演奏力そのものが高くないので、現実的に改善できない箇所をがんばらせるよりは、改善できるだろう箇所に練習の時間を使いたい。

もう1曲は、どうもフラフラ運転状態に治らない・・・もうこれは、このまま行こうか・・・とも思ったが、これでは本番に大崩しそうな感じがするので、やはりもの凄く遅く弾くレッスンを徹底してみた。
すると、この日の終盤には、想定の8割のテンポくらいなら、フラフラ運転状態にはならずに通せるように。
もうこれ以上のテンポアップはいらないだろうから、この状態を確実にするように指導して、この日のレッスンをは修了。


コンクール前最終レッスン。
何の準備運動も無しに、本番と同じくいきなり2曲の通し演奏・・・うん、これではかなり危ない。
ここまで、直前の2週間のがんばりは見えたが、やはり普段からの練習が足りなかったので、こうした演奏の仕上がりだが、これは今の出場生徒さんの素直な実力とも言える。
だが、直前の直前でも、やはり何とか少しでも良くしたいので、1曲につき2つくらいのポイントを練習。
そして、最後にもう1度、2曲の通し。

よし、よくやっただろう。
課題曲に実力が届いていなくても、普段の練習があまりに少なくても、出場は生徒さん本人よりもお父さんの希望だとしても、それでも直前にはがんばって、それなりの演奏には近づいた。
あとは本番に、最大の武器である(?)集中力を発揮してくれれば、自分としては今回はそれで良いと思っている。

さて、本番は・・・
5月の下旬。

どうにか、何とか。
全然それらしい演奏にはなっていないが、とにかく2曲が通せるようにはなってきた。

さあ、これからだ!・・と思い、
「ここのクレッシェンドは、このように(実演を横でやりながら)、2小節かけて一気にフォルテ2つまで行こう!」
などと、やってみるが・・・

全然クレッシェンドにならない。
それどころか、先程はクレッシェンドはしていなくても一応は弾けていたが、クレッシェンドをしようとすると、演奏も崩れてしまって、ミスだらけに。

何かを変えようとすると、それまでは一応は弾けていても、一旦できなくなったり、ミスをするようになることは、ピアノではよくあることだが、それほど難しくはない指の動きの箇所でクレッシェンドを入れただけで、まさかここまで崩れてしまうとは。

他にも、
「急にピアノに」
「この箇所のスタッカートは、もっと歯切れよく」
「ここは、左手の低音はもっとよく響かせるように」
などと、具体策を入れてみると・・・本当に、何を弾いているのかよくわからないほどに崩れそうなので、
「今日やったポイントを、家でしっかりできるように、イメージを持って何度もやるように」
と言って、この日のレッスンは終わりに。

本来は、譜読みの最初の段階から、曲の構成感を意識して、簡単な分析をし、曲のイメージをふくらませて鍵盤を弾いていくことが当然なのだが、出場生徒さんの場合には、普段の練習でそれをやってこないので、それが全然身についていない。
だから、一応弾けてから、それらしくしようとの試みなのだが、これがやはり難しい。

時間はどんどん無くなっていくが、その時間の感覚というものが、出場生徒さんには、あまり無さそうな気がするのは、自分だけだろうか・・・。
コンクールや発表会など、暗譜で弾く必要性がある場合(自分は、発表会では、生徒さんに必ずしも暗譜をするようには指導していないが)には、どれくらいのタイミングで暗譜をするように指導するのかは、その指導者によって異なるだろう。

自分のことを振り返ると・・・子供の頃、発表会は暗譜で弾いていたが、先生に、「いつまでに暗譜するように」と言われたことは、無かったと思う。
逆に、早い段階で暗譜をすると、その後の仕上げに影響することにもなるので、おそらく中学生くらいからは、早い段階での暗譜をしないようには言われていたと思うが、本番の数週間前には暗譜といったところだったのではないだろういか。

今は、指導する立場であり、コンクール前の暗譜は、どの時期までにしてもらうのか。
これは、自分はおそらく遅い方だろうが、生徒さんには、だいたい本番の4週間前には一応は暗譜ということにしていて、できれば5週前には暗譜という感じだろう。
でも、コンクールに出場する生徒さんは、ほとんどの場合、この期限よりも前に、暗譜をしていることが多いが、それは要するにたくさん弾いているから、覚えてしまうのだろう。

では、出場生徒さんの場合は・・・
もう、本番まで、あと1ヶ月あまりという、5月も下旬になろうかいう時期のレッスン。

そろそろ、暗譜で弾いて欲しいが・・・などという期待は、全く甘いということを思い知らされるモリス。
暗譜などということよりも、この前の週に全部チェックして印をつけた音でも、まだ間違って弾いている箇所がある。
ミスして止まったり、弾き直しの箇所も決まっているので、これも5箇所ほどチェックしたが、改善されていない箇所が2ヶ所。

これでは、この週までに目標であった、「テンポは7割くらいでいいので、ミス無しで完全に通す」は、達成できずに、そのまま次週への目標に。
いや、既に、この時点で、どうやっても弾けなさそうな箇所は、多少グチャッと弾いていても、そのままにしておいて、全体として何とか形にするようにやる方法もあるが・・・できるならば、もう少し粘って、可能な限り解決していきたいと、出場生徒さんに言いながら、自身にも言い聞かせる・・・。

さてさて・・・本当にどうなってしまうのだろうか・・・いやいや、まだまだできるはず・・・
本当に、文字通りに「出場するだけ」になってしまいそうになってしまいそうなゴールデンウィークのレッスンから1週間。
とにかく、何とか弾けているような状態にしなくてはいけないので、自分としても、出場生徒さんのレッスンには、一応かなりの気合(?)を入れている。

1曲目
こちらの方が、これまでは、とちらかというと何とかなりそうではあったのだが、この日のレッスンでは、左右のタイミングが会わない箇所が多く、かなり崩れているような演奏に。
こうした現象は、一応は弾けるようになってから、一旦崩れ気味になる場合にあることだが、演奏が仕上がりに近づく前に崩れるとは・・・そんなことあるのだろうかと思うほどだが、これが現実。

とにかく、ゆっくりとテンポを感じながら、左右をしっかり合わせて。
フレーズも大事。いきなり入りからドカっとアクセントなどいらないから、歌うように丁寧に、でも音は明快に・・・これらの改善からは、まだまだ遠いが、少しでも進歩したと信じたい。

2曲目
こちらの曲の方が、弾けてしまえば簡単なのだろうが、まだすべての音を把握できていないので、3箇所ほどで違う音を弾いてしまい、それを指摘すると、楽譜を見てあわてて音を探している。
この時期に、違う音を弾いてしまっているとは、普通の感覚からすると結構信じられないことではあるが、これも自分モリスの指導が甘いせいなのだろうから、じっくり付き合って、とにかく違う音を無くす作業に、かなり時間を使った。

あとは、全体に音のバランスが良くないので、これを何とかしないといけない。
何というか・・・つまり、この曲は、バッハではないが、この演奏は、バッハのインヴェンションとシンフォニアなどを弾いてことがない人が弾いているような演奏に、いかにも聴こえてしまうような、そんな感じで、簡単に言うと、出場生徒さんは、バランスも聴けていないし、声部にも気を使えていないので、音楽がとても漠然と鳴っている演奏になっている。

もちろん、これを改善するように、楽譜上の音が、それぞれどんな役割をしているのか、それを具体的に区別してい弾くと、このように弾くので、このように聴こえる、という実演は、何度も横でやっているのだが、出場生徒さんには、充分に伝わっていないのだろう。

それは、まあ、そうだろう。
なぜなら、普段は、こうした課題曲よりも、2段くらい下のレヴェルの曲を弾いているのだから・・・。

次週までに、2曲とも仕上げのテンポの7割程度で、ミスは完全に無しで通す。
これを目標としてみたが・・・これが、5月の中旬にこと。
ゴールデンウィークは、自分は少し休みをとったが、コンクールに出場を予定をしている生徒さんの何人かのレッスンはやることにした。

当然ながら、出場生徒さんを、何とかしなくてはならないので、前回のレッスンでゴーデンウィーク中でもピアノの触らない日は無いように念を押したわけだが・・・

練習をしてきたようには、少しは見える。
だが、この時期に、曲の冒頭から何度もつまづいているようでは、家で問題点を改善しようという気が無いのではないかと思ってしまう。
しかし、もうやるしかない状況なので、レッスンの時間内で、反復練習をさせるような、要するに訓練的な内容をやっていくことにした。

つまり、普通であれば、生徒さんが上手く弾けない箇所があると、それはフレーズの感じ方の勘違いだったり、指づかいの問題だったり、ペダルだったりなど、いろいろと要因があるわけだが、それを指導したり、生徒さんに気づかせるようにする。
そして、すぐにこの場は解決できればいいが、すぐには出来ないことが多いので、家での練習で、それを改善してくることになる。

このレッスンと家練習の関係が、出場生徒さんの場合はいつまでも出来ないので、毎週のように出来ていない箇所の指導を・・・しかも、家で練習すればちゃんとできるはずのことを・・・言うことになるが、もうこの状況であれば、レッスンの時間内で、できるまで何度でも弾かせるしかないだろう。

ということで、基本的に弾けていない箇所は、何度も弾かせて、とにかく表面上でも弾けるように、小節単位でやっていく・・・たった2ページの短い曲だが、この方法だと、恐ろしいくらいに時間がかかってしまった・・・。

もう1曲は、ゆっくりでもいいから、最後まで弾けることが目標だったが・・・どうして、まだ違う音があるのだろうか・・・。
そうした箇所も、訓練的に何度も弾かせて、とにかく脳の内部に正しい音だけでもいれないといく必要がある。

まだまだ練習時間の量が、単純に足りない。
底力のある生徒さんなら、1週間ちょっとがんばれば、これくらい曲はあっという間に仕上がり近くに持っていけると、出場生徒さんにはそんな力は全くない。

「練習時間はもっと必要です。1日に1時間半くらいでは、全然仕上がらないですからし、夜眠っている間に、魔術か何か不思議な力で、朝起きてみたら、突然上手に弾けるようになっていた・・・なんてことは、絶対に無いですから、とにかくもっと弾いてきて、成果を見せてください」
と、生徒さんにも、お父さんにも、かなり強調して伝えて、この日のレッスンは修了。

出場はすることに決まったが、これでは本当に、出場するだけになってしまうような気が・・・
考えてみると・・・・

このような、出場生徒さん(と、お父さん)のような生徒さん親子は、自分のところには、過去にはいなかった。

もちろん、過去の生徒さん、そして現生徒さんにも、発表会曲に対して強い希望がある生徒さんや、コンクールの課題曲に対して実力が達していないけれど出てみたいといった希望がある生徒さんなどがいた(いる)が、そうした生徒さんは、皆さん、自分モリスの話や条件等を理解してくれていて、納得の上で曲決定や出場、そしてそれだけの練習をしてくれている。

このあたりのことは、生徒さんと保護者さんにきちんと認識を持ってもらうことが必要だが、生徒さんの実力の程度はそれぞれ違いはあるが、理解はいただいていると思っている。

それが、出場生徒さんの親子の場合は、認識の根本的なズレが大きすぎて、ピアノの弾くこと、習うこと、教本などの進むスピードと内容、曲を決めること、人前で弾くことなど、多くのことについて、おそらく理解度が浅いのだろう。

しかし、この1年間、出場生徒さんとお父さんの認識、理解度を変えることは、少しずつはやってみたつもりだったが、今のところ上手くはいっていない・・・

だいたい、コンクールの課題曲よりも実力が2段階くらい下であり、しかもこんなに練習もしない状況で、出場しようとする人が、日本全国に他に何人くらいいるのだろうかと、思ってしまう。
いや、当然ながら、探せばいくらかはいるだろうが・・・それでも、小学生低学年にほとんど限られるのではないだろうか。
しかも、コンクールは、練習しない人が、無理してまで出場する必要があるようなものでもないのだが・・・。

それでも、申し込みをしてしまったのだから、自分もちゃんと付き合って指導していくしかない。
時間は限られているのだから、レッスンの内容も、本来は、家でやるべき練習を、レッスンでそのままやってしまうようなことになる・・・つまり、反復練習たくさんやりますよレッスン(?)となっていくだろう・・・
(次回は、ゴールデンウィーク中のレッスンを・・・)
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