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今年は自分の生徒さんでも、ピアノの購入をしっかりと検討してくれる方が多く、実際に生徒さんのピアノ選びの相談をしたり、購入の際の試弾に一緒に行ったりということもあった。

「音の読み方の基本を学んでいる今は電子ピアノで弾けるとしても、本当に学んで行くためには、(アコースティックの)ピアノが必要」
ということを、保護者さんにしっかりと説明すると、多くの方は理解いただきピアノの購入に前向きになってくれるので、自分としてはその段階で困ることは少ない。

だが、ネット上でこれだけの情報が得られる時代でもあるので、
「ピアノ購入を検討=まずネットで下調べ」
という保護者さんが多いのも事実で、これが少し困ることも。

少し検索すれば、たしかに「このピアノを弾いてみたが・・・」のような情報はたくさんあふれている。
掲示板のようなものもあれば、お店のホームページで詳しそうな知識が掲載されていたり、個人のブログだったり・・・
たしかに自分も以前にショールームなどで弾いたピアノの感想をいろいろと書いている。

しかしこれらから知識を得るのはダメとまでは言わないが、実際のピアノ選びをする時に、ネットでも事前の下調べは、単なる先入観となりやすく、保護者さんからも
「ピアノ選びでネットをいろいろ観ているが、〇〇(メーカー名)のピアノって、良くないって聞きましたが?」
とか、
「今の新品より、ちょっと前の中古のほうがいいみたいですね」
など、ネット上でよくありそうな知識からの質問や相談を受けることが、以前より多くなった気がする・・・

そして、こうした保護者さんの場合、ほとんどの場合、実際に多くのピアノを弾いたことが無い。
ネット通販や口コミサイトの消費者や利用者のレビューを読んだだけで、実際には使ったことも、食べたこともない物を、いいモノだと思ったり、逆に良くない物だと思ってしまっているレヴェルと全く同じで、弾いたこともないピアノを悪く言ったり、良く言ったり・・・

まずは「他人の評判を・・・」
というのが、現代の流れといえば、そうなのだろうが・・・
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ピアノのコンクールなどの季節でバタバタとしていて、書くのが間が空いてしまったが、コンクールのあちこちの会場で聴くピアノというところからも、ピアノのメーカーの違いや会場との相性のようなものも見えてくる。

たとえば幼児から高校生という年齢層の、いわゆる「子どものコンクール」といっても、小学生の高学年以上、中学生や高校生だと本格的なコンサートピースを、しかもそれなりに高い実力を持って弾く人もいる。
それに合わせてというわけではないだろうが、ある程度の規模のホールだと、スタインウェイのフルコンが用意されている会場も多く、次に多く出会うのがヤマハのCFⅢSで、あとはカワイのEXがたまにといったところだろうか。

スタインウェイのDを弾いたことがある方ならわかると思うが、一般的に軽快で弾きやすいタッチ感で、コントロールもしやすく、鳴りもいいので弾いていて爽快感もある。

と思うのだが・・・実は、コンクールで子ども達の演奏を聴いていると、必ずしもそうしたスタインウェイの良さが活かされているとは言えない演奏にも多く出会う。
コントロールが曖昧な演奏だと、音の方向性のようなものが不明確になり、響きが混ざってしまって不明瞭な演奏に聴こえる。
さらに、鳴らしやすいと思えるスタインウェイも、実は子どもにとっては十分に芯から鳴らせないことも多いようで、これも音の通りが良くない演奏に聴こえることも。

逆に、実力がある中学生や高校生の演奏だと、ピアノの特徴が活かされていて、PPでも微細な表現も、そして鳴らすところも、さらには音のブレンド感も実に素晴らしい高次元の演奏に出会うこともあり、スタインウェイで良かったと客席で納得することがある。

つまり、簡単に言ってしまうと、コンクールに出場している人の実力差がそのまま演奏に出やすいというか、出てしまうピアノがスタインウェイというようなイメージを、この夏のいくつかのコンクール会場を聴いて感じた。
そして、自身が弾いてみて「弾きやすいし、いい音だな」と思うピアノと、単に聴くだけで「いい音だな」というピアノは、かなずしも完全に一致とはいかないということを、再実感もできた。
生徒さんが(保護者さんが)、アップライトピアノを買う時に、新品か中古か・・・という選択肢があると思うが、中古を選択肢に入れる方の最大の理由は、当然ながら「安さ」だろう。

一般的に、同品質帯のピアノであれば、中古のほうが新品よりも安いのは当たり前。
アップライトピアノの低価格帯の新品は安いと言っても、やはり40万前後(インドネシア製または中国製ではあるが)~となるので、パソコンやテレビなどの電化製品などと比べても、少々高いように思えてしまうのだろうか。

そこで中古ピアノという選択肢も入ってくる。
中古のアップライトピアノなら、20万前後くらいからあるので、この価格差は結構大きい。
しかも、中古で30万前後出せば、それほど古くないアップライトピアノの国産の中級機種も購入できる場合もあり、選択肢は結構増える。

なので、ここで生徒さんの多くが迷うことになるだろう。
新品の利点が、新しいこと以外に、あまり見つからないように思えてくるからだ。

中古には、新品よりも安いという利点がまずある。
それに、在庫の豊富な店なら、選ぶメーカーや機種もかなり多くて、選択肢広い。
さらには、中古だから以前に誰かが使用していたのだが、しっかりと磨きもかけて、一応のメンテナンスもしている販売店から買う場合には、それほど古臭さを感じない。

このように、実は家電製品やパソコンなどとは違い、生徒さんが普段練習するアップライトピアノであれば、「新しい」ということの利点は、実は少ないように思えてしまうので、第一の選択肢が中古ということも、納得できないわけではないので、自分も生徒さんが中古を選択肢に入れている場合には、
「しっかりとメンテナンスをしている販売店からの購入であれば、中古でもいいですよ」
と言うことにしている・・・

・・・が、ここが、まあ少し問題があるところ・・・・つづく

「新品か中古か」・・・自分だけではなく、生徒さんがピアノを購入しようとする時でも、必ず話題になるのが、これだろう。

現在は、いろいろな情報が反乱しているので、何がどうなのか、きっと買う側も混乱してしまいそうになる。
当然だが、新品を多く扱うメーカーや直営店のサイトや店員は、それは新品がいいと言うに決まっているし、中古を多く扱ショップや中古修理販売の店は、中古は現在の新品よりもいいと言う・・・。

どちらも正しいような気もするし、どちらもちょっと違うようにも思う。
それは、これはピアノ全体として、一概に言えるようなことではないからだ。

ピアノメーカーが、新品を推すのは、当然だろう。
メーカーとしては、ピアノを常に新しく作っているのだから、それが売れないことには商売にならない。
だから、新品の良さをアピールするし、モデルチェンジの場合も、ここがさらに良くなったということを、大きく強調する・・・が実際には、旧モデルと微細な違いであって、音もタッチもほぼ変わらないなんてこともあるだろう。

これを、中古修理・販売業者などは、「ピアノ構造は100年前と変わってないから、現在の新品よりも、数十年前のピアノの方が良い材料を使っていたから、品物は良い」という文句をよく使う・・・。

ピアノという楽器は、昔と全然変わっていないのだろうか・・・
いや、そんなことはない。
ここ数十年という単位で見ても、ピアノ作りは少しずつではあるが、変化していると思う。
それは「いかに良い音とタッチのピアノを作り出せるか」という方向性でも進化しているだろうし、
現実問題として、「いかにコストを抑えて、それなりのピアノをつくれるのか」という方向性も進化しているだろう。

だから、どのメーカーも、グランドピアノでもいくつかのブランドの商品を展開しているが、最もグレードの高いシリーズの場合は、そこは手間も惜しまずに、人件費も時間もかけて、じっくりと良い物をつくっているのではないだろうか。
そういったグレードの新品のグランドピアノは値段も高いが、おそらくどのメーカーのピアノを選ぶとしても、それは好みの差であり、問題は少ないだろう。

おそらく、一般的に、新品か中古か・・・という問題は、そういったグレードの高いピアノよりも、一般家庭向けのアップライトピアノの場合に、迷うのかもしれない。
なにしろ、今は新品アップライトピアノでも、40万円前後の品が登場しているので、これだと良品の中古とほぼ変わらない値段にまでなっている。

こうした価格の新品アップライトピアノの多くは、インドネシア製 または 中国製 ということになるが・・・(つづく)
今回のピアノ選び2015では、実は選択肢には入らなかったのだが、何度か出会う機会もあったので、ヤマハSシリーズを取り上げる。
ヤマハ YAMAHA もピアノはいくつかのシリーズを作っていて、かつてはGシリーズなんてのもあったが現行品で一般に発売されているのはCシリーズとSシリーズ(他には、最高級シリーズと銘打っているCFシリーズがある)。

SシリーズはCシリーズよりは上級モデルという位置づけらしいのだが、最初に言ってしまうと、自分は実は子どもの頃からSシリーズに対して、上位機種という印象が全然無かった。
習いに行っていた当時の指導者がSシリーズを弾かせてくれることもあったのだが、どうも音が硬くて、タッチも不揃いであったので、あまり良い印象が無いのだ。

しかし、これは今にして思えば、Sシリーズというピアノ自体の良し悪しではなく、調律や整調など、調律師の手の入れ方の問題だったのではないかと思う。
おそらくきちんと手を入れれば、Cシリーズとの明確な差が弾いて実感できるほどに良いピアノだったのかもしれないが、今となっては、そのピアノについてはもう確かめることはできない・・・

さて、Sシリーズのピアノにはそれからも店で新品を弾く機会もあり、さらには公共の練習室でもSシリーズに出会う機会もあり、その印象も少しずつ変化することになる。
新品で特に近くにCシリーズが並んでいる場合だと、確かに音に違いがあり、Sシリーズの方が幾分引き締まった響きをしているように思う。
これは公共の練習室である程度弾きこまれたであろうSシリーズを弾いてもそのような印象を受けるし、音の輪郭がぼやけてしまうようなことはない。
ただ、音が響いているのかというと・・・
響きと一口に言ってもいろいろあるが、凛とした響きのピアノもいいし、広がっている響きのピアノもいいが、Sシリーズはそういう意味ではもう半歩物足りない・・・。
タッチ感は素直で癖は無いので弾きやすいと思うが、欲を言えば弱音コントロールの際の微細要求には、あと一歩のように思う・・・。

これは現在、似たような価格帯、またはそれよりわずかに下の価格帯に、これまで紹介したピアノ達がいろいろと種類があることを考えると、少し厳しい位置づけになってしまうかもしれない・・・。
ホフマン W.HOFFMANN は、今ではベヒシュタインの第3ブランドという位置づけであり、ベヒシュタインがつくるグランドピアノでは最も低価格帯なグランドピアノのシリーズ。
低価格とは言っても、それはベヒシュタイン C.BECHSTEIN(マイスターピース) や、第2ブランドのBECHSTEIN(プレミアム)に比べてもことであり、ホフマンも並みのグランドピアノよりは高価ではある。

しかし、弾いてみるとその値段設定を、感覚としてはお買い得と感じるかもしれない。
音は、深みがあるようなタイプでもないのだが、クリアーな印象で通りが良く、派手に鳴るということもないが、それなりに華麗さも持ち合わせている。
たぶん、音づくりの方向性としては、ベヒシュタイングループの音の伝統を少しは残しつつも、やはり現代のピアノに求められるキラキラとしたような要素も取り入れるような音や、ある程度のパワーも目指しているのではないだろうか。

タッチ感は、予想していたよりも重すぎることもなく、軽すぎることもなく、ニュートラルな印象で、これはもしかしたら、ベヒシュタイン第2ブランドよりも弾きやすいと感じる方もいるかもしれない。
タッチの印象は音にかなり影響されるので、設置場所やピアノの調整具合によっても当然かなり違ってくるが、おそらく一般的に好まれそうな自然体なタッチ感。

1つ気になる点をあげれば、弾いたのは新品の現代のホフマンであり、このベヒシュタイングループのホフマンになってからの数年~10年使用されたピアノには、まだ出会ったこと無いので、経年変化は全然わからない。
数年弾き込めば当然ながらとても鳴りの良い状態になる・・・とは思うが、このあたりが確認しにくいところ。

さて、このホフマンのグランドピアノはチェコのベヒシュタインヨーロッパ工場でつくられている・・・と、されているが、実際のところはいくつかの情報にあるように、大部分をアジアでつくってからチェコの工場で完成させているようである。
このあたりのことを、ベヒシュタインの輸入元はブランドイメージの維持という意味からか、詳しい説明を省いているようだ。
まあ、ピアノの質が良ければ、アジアでつくろうがヨーロッパでつくろうが、日本でつくろうが、特に問題は無いだろうとは思うが、中国やインドネシアで製造していると明確にするメーカーも多くなってきているので、今後は生産地の表示の明確さは必要だろう。
ボストン Boston はピアノ弾きのあいだでは、今では知名度のあるピアノと言えそうだ。
簡単に言うと、設計はスタインウェイで、その設計どおりの日本のカワイが製造しているピアノで、スタインウェイの第2ブランドという位置づけ。

ボストンを弾かれた方ならおわかりだろうか、スタインウェイの第2ブランドと言っても、音はスタインウェイには全然似ていない(別に悪い意味ではなく)。
スタインウェイがスコーン~と通るような、ホールの隅々にまで響きわたる、いい意味での金属的な響きを出すのに対し、ボストンにはそういうものはあまり感じれず・・・クリアとか、透明感というのとも少し違い、暖かみのある音と言ったらいいだろうか。

つまり、スタインウェイの廉価版(と言っても、ボストンは結構な値段だが)を想像していて弾くと、
「あれ・・・なんか想像していた音と違うな・・・」
などと思ってしまうかもしれないが、スタインウェイということを忘れて、ボストンというピアノそのものだと思って少し弾いていると、次第に真価を感じられるかもしれない。

そして、普通の家の室内ということを考えると、派手すぎないボストンの音は好みの方も結構いるだろう。
製造から10年以上経過したボストンを弾くこともあったが、渋さが感じられる音で面白いし、変にペンペンとしたような音がでることもないので、これは魅力だろう。

ただ、音にもう少し「芯」があると尚いいのに・・・と思うこともある。
大きめのショールームで、新品の180センチくらいのよく調整されているだろうボストンを弾いた時に、
「あともう一歩」
というような印象を受けたのは、そういうところなのかもしれない。
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