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今日で3月も終わりで明日から新年度。
3月のレッスン以外のピアノ関連事といえば、中旬に他のピアノ指導者さんの発表会を聞きに。
というよりも、雑用の手伝いを。
今回は本番前の準備と、進行最中に少しの手伝い、そして本番後に片付けなどをしてきた。

小学校の高学年から高校生くらいになると、個人の実力にかなり差があるので、大きな曲を弾く方とそうではない方の選曲の幅はあるのだが、初中級程度の方も演奏効果のある選曲がされていたので、プログラムとしてはうまい構成になっていたと思う。
参加人数も10人と少しと大きくない会だったが、皆さんしっかりと練習をしてきていたようで、本番の演奏に集中していたように感じた。

だが、残念だったのはピアノの状態。
2メートルと少しの大きさのピアノなので、その場所にはちょうど良い大きさのピアノだと思ったが、どう聴いても、響かないような曇っている状態で鳴っていて、特に中音域から高音域はペーン(?)と調子が悪そうな音。
確かに、このピアノはその場のみで鳴っていて、響きが遠くへ届かないような音を出すピアノではあるのだろうが、それにしてもこの状態では、弾いている生徒さん達が少々かわいそうだ。

やはり調律の問題なのだろうか、それとも弦やハンマーなどのいろいろな部分の問題だったのだろうか。
自分は、楽器についての専門知識を持っていないのでわからないが、よく使われる施設のようであるし、定期的に、そして今回のように使用前には調律師さんが来ているらしいのだが、何とかもう少し良い状態には出来ないのだろうか。
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毎日のピアノの練習では、いきなり曲を弾くよりも、準備運動や指慣らしのように何か弾いてから曲を、または練習曲をじっくりと弾いてから曲を弾くという方も多いと思う。
そこで、今回は自分の最近の準備運動練習のパターンを書いてみる。

1 指を含めた体、脳を目覚めさせるように弾く。
つまりは曲を弾く前の準備運動のような段階だが、

 ガルトンロブ(フランスの教本・練習曲シリーズ、自分が使うのは第3巻のリズム)を少し。ゆっくりと完全に弾いてから、少しテンポアップ。数課題のみだったり、数ページの通し弾きだったりいろいろだが、やっても数分程度。

 ハノンで指運動やスケールやアルペジョなど。ただし数分しか弾かないことが多く、速度も遅め。


2 バロック系を弾く。

 バッハ平均律に限らず、インヴェンションだったり、他のバロック期作曲家のとても簡素なバロック小品なども。
 だいたい仕上がったと思ったら、新しく譜読みをしたり、または数曲まとめて弾いたりするが、これも10分くらい。


この1と2で、通常はだいたい15分くらいなので、ここまで弾いてから曲の練習に入ることが多い。
ただし、いつもこのパターンを弾くとは限らず、時には1か2の片方を省いたり、時間が無いと感じたときには両方を省略していきなり曲の練習をすることもある。
また、生徒さんの選曲のための譜読みを、初見練習を兼ねてやるので、それを1または2の代わりとして時間を使うこともある。
大人の生徒さんにも、自分はショパンをおすすめすることも多い(弾きたいという方も多いので)。
ショパンには技術的にも難しい曲や大曲も多いが、難易度としてはそれほど高くなく弾きやすい曲も多いし、聴き慣れている大人の方も多いから、1曲弾いてみるという入り口としては、ブラームスやシューマンなどよりも広くて入りやすい音楽と言えそうだ。

例えば大人の初級くらいの方でも、ショパンのワルツ10番などをレッスンに入れてみると、だいたい形になるくらいには弾けるのが、やはり弾くのがいっぱい気味な演奏になってしまうこともある。
だが、これまでは教則本や初級曲集の曲を多く弾いてきたが、「初めて有名作曲家のショパンを一応は弾いた」という実感は、貴重な経験でもある。
同時に、余裕を持ってショパンを弾けるくらいになるには、まだまだ実力が足りないので、今やっている教則本を進めて行こうというモチベーションにもつながる。

これは、初級の方だけではなく、中級以上の方にも似たようなことが言えるのかもしれない。
ある程度弾ける人には、ショパンのワルツやノクターン、即興曲、数曲のエチュードなども一応は弾けるので、やはり入っていきやすいとは思うのだが、「どのくらいの水準にまで仕上げられるのか」ということになると、これはなかなか難しく、まあそれなりの演奏で終わってしまうこともある。

以前、ある方にスケルツォ2番をお勧めしたところ、
「今でも弾けると思うけど、目指す演奏のイメージが少し高い位置にあるので、もっと他の曲や練習曲をたくさん弾いてから、挑戦してみる」
と言っていたが、それも一つの方法のように思う。
ピアノを買う時に季節というものを気にする人はそれほどいないだろうが、これから新年度ということ考えると、レッスンを始める方も多く、今は時期と言えば時期なのかもしれない。
時期と言っても、ピアノはキャンペーンや大々的なセールのような場で衝動買いするような値段のものではないから、購入するときには、多くの人はいろいろと弾き比べたりするなど、長期間をかけて検討をするのではないだろうか。

比べたり検討というと、だいたいの人がやるのは、まずは新品の弾き比べだと思う。
楽器店やショールームのようなところへ何軒か行き、いろいろ弾くのは楽しいので、自分のように現時点でピアノを新しく購入する予定が無くても、試弾に行く人は結構いると思う。

中古の弾き比べも楽しい。
しっかりと手入れをされた中古ピアノの中には、非常に良い音のものもある(残念ながら、そうではない楽器店もある・・)。

こうして、いろいろ試弾して、ピアノの大きさと置く部屋の大きさ、値段も考慮して次第にいくつかに絞られていくと思うが・・・

試弾で良い印象に感じたピアノでも(その印象は大事なことではある)、普通の家の部屋という空間に置いた時には、どんな音になるのか?
そして、そのピアノが家という環境で、1年、5年、8年・・・と経つと、どんな音になってくるのか?
これはなかなか想像できないことでもあるが、知りたいことでもある。

その想像を具体的に少しでも体感できる方法としては、ピアノがある普通の家に何軒も行き、弾かせてもらうことができると良いと思う。
ピアノを持っている知人、友人、親戚などの、家の部屋にあるピアノを弾いてみると、いろいろと感じることも多い。
自分も、今年に伺ったあるお宅のピアノは、それまで自分が抱いていたそのブランドのイメージの音とはかなり異なっていて、
「このピアノはこんな響きもでるのか」
と思ったほど。

だが、実際には周りにピアノがある知り合いがいないなど、現実には少し難しいと思うので、ピアノが弾けるレンタルスタジオのようなところで何軒か弾いてみるのも良い方法だと思う。レンタルスタジオのピアノは1日に長時間弾かれていたり、手入れの都合などで良い状態ではない場合もあるが、それも含めて参考になる。

このように、実際に数年くらい使われているピアノに触れてみることも面白く、各メーカーの新品を弾くのとはまた違った印象を得ることができるので、今後ピアノを買う予定がある方も無い方も、時間のある時にやってみてはいかが?
年度末から年度初めということで、生徒さんの入れ替わりが少し多い時期でもあるが、リンクさせていただいているmusika-totoさんのところで記事に取り上げられていたように、生徒さんに親の中には「生徒さんの都合で休んだのに月謝の減額」という、不当とも思えるような要求をしてくる方もいるのだそうだ。

自分は幸いなことに、これまでにそうした極端な要求をしてくる生徒さんや保護者の方には出会っていないので、そうした事例で困ったことがほとんど無く(運が良いのだろうか)、社会的な常識から極端に外れているような要求をしてくるような親が増えているという実感もないのだが、実際はどうなのだろうか。

逆に、自分のレッスンでは、最近の若いお母さんなどはとてもしっかりとしていて礼儀正しい方も多いように思う。世の中にはいろんな人がいるから、極端な要求をする方もいるのだろうが、僅か一部の方だと思う。

指導側も心構えをしておいた方が良いのだろう。
教室の決まりごと(ルール)は、やはり書面などで最初に示して説明した方が無難。特に生徒さんが高校生以下の場合には、保護者にきちんと説明をして、納得してもらってからレッスンを開始することは重要。

そして、指導者も社会一般とはかけ離れたような音楽教室独特の決まりごとみたいなものを、あまり前面に出さない方が、指導者と生徒さんの両方にとって良いのではないかと思う。
生徒さんと指導者の間でしっかりと共通のルールが理解できていれば、トラブルは非常に少ないものだ。
「気がついたら、かなり余分な腕や手の甲の力が抜けていて、最近弾きやすくなっているのに気が付きました。昨年の今頃だったら、この曲を弾いたとしても、きっとガチっと腕や手の甲に力が入っていましたから」
と、ある生徒さんは言う。

確かにこの生徒さんが演奏する姿を最初に見たときは、指の動きが非常に硬い感じでであり、腕にも、そして手の甲にまで力が入っている感じだった。
持っている本がブルクミュラー25練習曲ということだったので、それをそのまま続けたのだが、ピアノを弾くことの根底を良くしていくには、本当はもう一段手前くらいから、または簡単なテクニック本などを併用してみようかと当初は考えていた。

しかし、ピアノを弾く姿そのものは悪い感じもしないし、練習はある程度しっかりとやってくるので、このままブルクミュラー25練習曲と、希望曲またはお勧め曲を1曲という組み合わせでも、やっていけそうに思えた。
ブルクミュラーはピアノ演奏に大事な技術要素や音型、音楽の基本構成などが学べるので、技術的な根底部分を少しずつ改善と強化、そしてもう1曲を弾きながらの余分な力が抜けるようなレッスンを心がける。
ただし、あまりうるさく言うよりも、自分の実演も入れながら、見て動きを覚えることと、「楽に弾けるようなイメージ」を持ってもらうことも重要。

生徒さんに、
「実は、最初のレッスンから、『あなたは弾く根本をまず良くしましょう』と、徹底してやる方法もあるのはあったけれど、これまでの感じのレッスンで良かったですか?」
と聞いてみると、
「ええ、おそらく私には合っていたと思います。
最初の段階から、あれもこれも直せをたくさん言われても、混乱して弾けなくなりそうですから」
とのことなので、この生徒さんにはこの進め方で良かったのだろう。
先日も親子連弾のレッスンがあった。
音を弾くということに関してはとても簡単な曲なので、生徒さんの方は問題なく弾けるのだが、お母さんの方は緊張感がなかなかとれないらしい。

お母さんが
「緊張しているみたいなので、少し一人で弾いてみていいですか?」
と言って弾いてみると、しっかり弾けている。
だが、生徒さんと一緒に合わせて弾くと、どうしても止まってしまう箇所がある。
先週に生徒さんが言っていたように、家ではきっと2人でしっかりと弾けているのだろうが、レッスンでは止まってしまう要因はどこにあるのだろうか?

この生徒さん宅は電子ピアノなので、レッスンのピアノを2人で弾いた時の音響に、まだ慣れていないということが、要因の一つだと思われる。
簡素な連弾曲と言っても、4手だとかなりの音の数になるので、お母さんは、自身が弾いている音を耳でとらえることができていないのだろう。
そして、その状態で生徒さんの音を合わそうとしているので、演奏がぎこちなくなっているようだ。

この段階でのお母さんへのアドヴァイスとしては、
「お母さんは、隣で弾いている生徒さんの音は聴かなくてもいいので、ご自身の演奏に集中してくださいね。2人で合わせようと思わなくても、しっかりと合っているように聴こえますから」
ということになる。
連弾のようなアンサンブルとなると、人間の意識としてはどうしても「合わせなくては」と思いがちだが、それは最初の段階の話ではない。
個々の演奏がしっかりとできていて、尚且つ一緒に弾いた時にお互いの演奏に惑わされないくらいに弾けている状態になっていれば、合わせることはできるが、そうでは無い状態のまま「合わせよう」という意識は、逆に演奏が良くない方向へ行ってしまうことはよくある。

今週レッスンでは、一緒に弾く場合でも、「まず自身の演奏に集中するという」練習を何度かしてみたところ、レッスンの最後には曲を通せるようになったので、まずまず良い感じになってきたというところだろうか。
先日のレッスンで大人の生徒さんから、
「私は基本的に家のピアノとこのレッスンピアノの2つしか日常弾く機会は無いですが、それでも2つの違いは結構気になって、まだレッスンのピアノの対応できていない感じですが・・
先生は、先日ホールで管楽器の伴奏をされたり、他にもいろんなピアノを弾いたお話なども聞かせてもらいましたが、ピアノの違い、特に鍵盤やペダルの違いは気になりますか?」
と質問された。

自分は、以前はピアノの違いというのは、かなり気になった。
特に音が曇っているようなピアノや、高音がペンペンというような音のピアノ、鍵盤があまりに重たいピアノなどを弾かなければならない場合には、気持ちどうしても下がり気味でうまく弾けないことも多かった。

だが、いつの頃からか、そうしたことはあまり気にならないようになった。
例えば、ピアノが弾ける貸しスタジオなどをレンタルして練習した時などに、弾いてみて
「このピアノは手入れがあまりされていないような音だ」とか
「ああこの機種は確か(弾いてみて)そう、こういう通らないような音なんだよなぁ~」
などと感じることは確かにあるのだが、そうした音もそれはそれでピアノ自身の個性でもあるし、その時点では変えることもできない。
同様に、鍵盤の重さもペダルの反応の加減も、そうした場では通常は変えることができないもの。
これらは当然のことなのだが、当然ことだと体が(脳が)が素直に感じるようになってからは、あまり気にならなくなったのだろう。

そんな話を生徒さんにすると、生徒さんは
「では、とても質の高いピアノ、例えば音楽専用のホールにあるような最高級のピアノと、あまり良くないピアノとでは、弾き方なども変わるものですか?」
との質問。

これは、どうなのだろう。
人によっては、ピアノの違いでかなり意識的に演奏を変える人もいるだろう。
だが、自分は
「素晴らしいピアノでも、そうでもないピアノでも、そのピアノを弾いた音と感触から、そのピアノの能力を最大限に引き出せたら、そのピアノの持つ音の魅力でどこまで音楽をできるか、そんなことを明確な意思ではなくても、無意識に近い感じでやっているのかな」
と答えると、
生徒さんも
「ああ、なるほど、わかるような気がします」
と言っていた。

そして、自分は生徒さんに、
「だから、あなたも、このレッスンのピアノは非常に高級で質の高いピアノというわけではないけれど、それでもこのピアノの持つ能力の最大限の響きで弾くつもりで、毎回弾いてください」
と言ってみた。
「この曲の最後のところは、どう弾きますか?」
と生徒さんにたずねると、
「えっと、静かに。p(ピアノ、表情の)で終わりますから、最後の左手の和音を静かに」
との返答。

生徒さんの言うのはその通りなのだが、最後の2小節はペダルはずっと踏んだままで音が響くから、この最後の左手和音を弾く前の、4拍のアルペジオの音に最後の左手和音を入れた時に絶妙な響きのpになっていることが、今弾いている曲では、できれば望ましいと思う。

そのことを生徒さんに伝えると、
生徒さんは、
「ああ、それは全然意識していなかったです。最後の和音は静かに弾くということばかりに意識がありましたが、和音の前の4拍のアルペジオの響きを聴いて、そこに最後の左手和音・・・」
そう言って、この2小節を試すように弾いている。

生徒さんが何度か弾いてみたところで、
自分は、
「どうですか?」
と聞いてみると、生徒さんは、
「はい、アルペジオの響きを聴いて、そこに最後の和音という意識を少し持っただけでも、全然違います。まだうまく出来ていないですが」
と言っていたが、こうして意識を持つことを一つずつ習得していくと、かなり演奏の質も上がってくれそうだ。
週末、ちょっと知り合いの家(仮にKさんとしよう)に久しぶりに行った。
Kさんご自身はピアノや音楽とはほとんど関係はないのだが、娘さんが小学校低学年の頃から高校卒業までピアノをやっていたらしい。
今ではその娘さんも結婚されて遠くにいるが、昔から使っている古いピアノはKさん宅にあり、楽譜もいろいろと置いてあった。

教則本やシューマンなどの楽譜もあり、他にも別部屋の本棚に置いているらしいが、少し注目したのがベートーベンの楽譜。
古い表紙が少し懐かしいハロルド・クラクストン編のベートーベンのピアノソナタ集で、娘さんが当時習っていた先生の指定だったらしいが、なかなか立派な楽譜を使っていたと言えそうだ。
だが、このベートーベンのソナタ集の2巻では、ソナタの16番の1楽章のみしか弾いた形跡が無く、他のページは開いた様子が無かったから、この頃はきっと高校生で卒業に近かったのだろうか。

Kさんは、
「娘は年に1回くらいは来るけれど、ピアノも楽譜も住んでいるところへ持って帰るつもりもないつもりだから、私が仕事を引退したら、この楽譜たちを使ってモリスさんに習おうかしら」
と言っていたので、
自分も
「はい、ぜひどうぞ。
初心者用からベートーベン、シューベルト、シューマンなど、これだけたくさん楽譜があれば、買う必要ないくらいですから、ぜひこれらの楽譜と今あるピアノを活かしてはじめてみましょう」
とこたえた。
仕事をしながらもほぼ毎週レッスンに来る、ある大人の生徒さんは、難しい曲を弾くわけではないが、1曲をしっかりと仕上げたい感じの方だ。
「私はどうも3拍子が苦手みたいですね・・・」
などと言いながらもワルツ系にも挑戦するし、指の動きもレッスンを始めた頃と比較するとかなりよくなったきた。

最近のレッスンでは、ロリンのような、たっぷりと歌うような曲をしっかりと弾くこともがんばっているが、課題としては「4拍子のゆったりとした音楽なのに、ところどころで少しあせってしまう」こと、そしてメロディーと伴奏を絶妙なバランスとまではいかなくても、「ほど良いバランスでブレンドされた」ように弾きたいところだろう。

生徒さんもそれはわかっているのだが、「次の小節に入るときにあせらない」と思うとかえって急いでしまったり、良いバランスで弾けていても一度左手が大きくなり過ぎてしまうと、それ以降はバランスが崩れてしまったりするのが難しいところのようだ。

大人は説明をすぐに理解してくれることが多いが、わかっているつもりでもイメージが確立できていない場合も多いようなので、そういった時には自分も実演を少し入れて説明する。
「ここは深呼吸するようにして、次からはこんな感じでたっぷりと弾くと、いかがでしょうか?間があっても流れが良いでしょう?」
と弾いて言ってみると、生徒さんは、
「はい、流れの良いイメージがわかるように思います・・・というか、ピアノの音が先生と私では全然違うなぁって、それが一番気になってしまいましたけど・・」

そんな生徒さんに、自分は、
「いや、音はそれほど違わないですよ、きっと。
あなたも十分に良い音で弾いていますし、音楽のイメージを持って、気をつける箇所も大事に弾けば、さらに良くなりますから」
と言ってみると、生徒さんは、
「そうですか・・・そうですね、この曲もう少したっぷりと流れる感じで弾けるようにがんばってみます」
と言ってくれたので、今月中には仕上げてくれそうだ。
家では電子ピアノを弾いているが、ピアノが欲しくなった生徒さんの親子の連弾の話の続きを。
簡素な連弾曲なので、1週間で譜読み程度には親子で弾けると予想したので、生徒さんが来たときに、
「お母さんと一緒に弾いてみた?」
と聞いてみると、
「うん、何度も一緒に合わせてみた」
と言っていたので、レッスン時間の後半が楽しみ。
親子連弾効果なのか、この日の生徒さんは今弾いているレッスン曲も、先週よりかなり良い状態に弾けていた。

そして、いつもより早めにお迎えに来たお母さんと生徒さんで、1週間の練習での連弾曲を弾いていただく。
1度通して弾いてもらうと、家で何度も合わせて弾いたと生徒さんが言っていたように、一応は止まらずに最後まで合っているので大丈夫そう。

だと思ったら、お母さんの方がとても緊張している様子で、2度目以降は止まってしまったりなど、うまく弾けない様子で、
「すみません、なんだか緊張してしまって。家では一応は弾けていたと思ったのですけど、弾いて出てきた音にびっくりして、どこを弾いているのか見失ってしまって・・・」
と、かなり動揺気味。
それでも、少しテンポを遅くして何度か合わせてみると、お母さんも落ち着いて弾けるようになってきたし、生徒さんがとても楽しそうに弾いていたのが印象的だった。

生徒さんもお母さんも初めての連弾なので、連弾のポイントなどの話は、今回は最小限に。
これから何週かやっていくうちに、素敵な親子連弾になってくれそうな気がする。
生徒さんが楽譜を買う時に、出版社や曲集のタイトルを書いて渡すなど、日常のレッスンで小さなメモ用紙を使うことはよくある。
キリトリ線がついている小さなメモパッドを従来から使用しているので、それで間に合っていたのだが、先日美術館に行ったときに、出入り口近くにある関連の小物売り場で「ピアノらしい感じの一筆箋」を見つけた。

一流とか有名画家が描いた作品というわけでもなさそうだが、音楽の聖人である「聖チェチリア」が何かの鍵盤楽器(この部分は暗いのでよくわからないが、チェンバロかオルガンのような)を弾いている姿を描いた油絵がプリントされている。
「聖チェチリア」の名前をつけた管弦楽団、音楽大学や曲もあるので、名前はご存知の方も多いかもしれない。

これに、生徒さんが買ってくる曲集のタイトルや出版社を書いて渡すと、中には
「このメモの絵の女の人は誰ですか?」
と質問してくる生徒さんもいるので、
「ああ、これは~」
と、簡単に答えたりと、ちょっとした音楽の会話をするための小物としても使えるので、結構役立っている。
ピアノ指導者といっても、人それぞれ考え方も違うだろうし、教えている生徒さんの年齢や実力などもさまざまだろうから、所持している楽譜にも違いはあるだろう。
1つ前の記事のコメント欄にも書いたのだが、最低限30冊くらいの楽譜があれば、何とか指導もやっていけるものなのかもしれない。

だが、どんな人たちを対象に指導をしているとしても、自身が学んできたピアノ曲を含めて、指導に必須の楽譜もあるだろうが、弾いたことがあるとか、好き嫌いは別として、指導者が持っていそうな楽譜は・・・(ピアノ指導には、以下の楽譜を全部持っていないといけないという意味ではないので、誤解されないように)

まず、
バッハ:インヴェンション
バイエル教則本(2冊に分冊の場合もあり)
ハノン教則本
ツェルニー:30番練習曲

このあたりは皆持っていそうだ。インヴェンションは場合によっては2冊以上持っている人もいるだろうし、ハノンやツェルニー30番はほとんどの指導者が全部弾いている確率が高そうだ(全部弾かなければいけないということではなく)。
バイエルは使用頻度が減っている人でも、一応は持っていそう。

他には、
ブルクミュラー:25練習曲
ベートーベン:ピアノソナタ集(2冊または、出版社によっては3冊の分冊)
モーツァルト:ピアノソナタ集(2冊)
ショパン:ワルツ集

これらも、それぞれ数曲以上は弾いてきている指導者が多いだろうから、かなりの確率で多くの指導者が持っていそうだ。
これで約10冊。

もう少し考えてみると、
メンデルスゾーン:無言歌集
ツェルニー:40番練習曲
ドビュッシー:2つのアラベスク
シューベルト:即興曲集
ソナチネアルバム(いろんな古典作曲家のソナチネ集、2冊や3冊)

こんなところだろうか。これで約15冊。
こども用曲集は非常に多くが出版されているから、絶対の定番と言えるものはないだろうし、ピアノ暦が長い人でも、バッハと古典以外のロマン派やそれ以降は、きっと弾いてきたものも異なるだろうから、ピアノ指導者の多くが持っていそうな曲集を考えると、意外にこれくらいしか思いつかない。
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