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最近の自分の練習について少し。
5月はだいたい通常練習のペースではあったので、「このあたりで何か有名な大曲でも」とは思いつつも、現在練習中の数曲もまだまだ仕上がりではないので、大曲気分でもないような日々。

だが考えてみると、どのような曲が大曲なのか。
ある程度のページ数というのは大曲の基準になりそうで、そうでもない。
例えば、自分は現在、11ページほどの曲や16ページほどのある曲を弾いている。

16ページというと、結構長い曲と思われる方もいるかもしれないが、おそらく仕上がりの演奏時間は5分と少しくらいを予想していてそれほど長くはないし、技術的には少し難しいものの、曲の雰囲気としては大曲といった感じでは無いかもしれない。

ところで、「今、大きな曲弾いているなぁ」と最初に感じた曲は、いったい何の曲だっただろう。
振り返ってみても、大きな曲だと感じた最初の時点を思い出すのは容易ではないが、メンデルスゾーン「無言歌集」から「プレストアジタート(通称)」を弾いた時などは、「ピアノ曲らしい少し大きめの曲を弾いている」という気分を感じたと記憶しているし、当時は好きな得意曲だった。

その後にモーツァルトやベートーベン、ショパンやシューマン、ドビュッシーなども弾くようになり、「プレストアジタート」が大きな曲という意識はすぐに無くなったしまったわけだが、それでも「プレストアジタート」を弾いてからは、6ページ7ページくらいの曲も当然のようにどんどん弾くようになったので、当時の良いきっかけの曲だったのかもしれない。
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ピアノというのは(ピアノに限ったことでは無いが)、製造番号が書かれている。
先日のレッスンで生徒さんが、
「調律してもらったときに、製造番号を見て、これまでに500万台も作られてきたうちの1台が家にあるのが、なんだかちょっと不思議な気分でした」
などと言っていた。

500万?・・製造番号は、そんなに大きな数字だっただろうか。
そう思って、自分も持ちピアノの製造番号見てみると・・・

自分用練習ピアノは少し古いので、製造番号は500万台まではいっていなかったが、やはり数百万を越えているから、そのとおりだった。
これまでに、このメーカーはそれだけ多くのピアノを世の中に送り出してきたのだと考えると、これは凄いことだと思う。
もう一方のレッスンピアノは、製造番号は20万に届いていなかったので、メーカーによってかなり違うものだ。

こんな製造番号は普段は気にする人もいないだろうが、自分の練習ピアノと同じような時代につくられた少し古いピアノと、すぐ近くの製造番号で製作された兄弟ピアノたちは、今も現役で活躍しているのか、それともどこかの家庭でほとんど弾かれることなく冬眠に近い状態なのだろうかと、そんなことを考えてしまった。
春から指導することになった小学6年生の生徒さんには、少し遠いところからの転勤で来た方で、ピアノは5歳から習っているとことで、弾いている期間としては短くない。

だが、同時に持つ曲数も最大2曲だったらしく、これまでにやってきた曲数は少ない。
曲としてはショパンのワルツ10番やメンデルスゾーン無言歌集から2曲、ソナチネアルバムから数曲などもやってきたようだが、どれも弾けてはいるものの拍感が感じられなく、「いつもメゾフォルテ状態」に近い平坦演奏だ。

しかも、ピアノを弾く動きに無駄も多く、指もあまり動いていないので、テクニックを一度整える期間があった方が良いと思うので、バーナムテクニックを入れてみた。
別にバーナムではなくても、ツェルニーでもハノンでも、ピアノのテクニックでも何でもいいのだが、1課題が短いものを多く弾いて、スケールやアルペジオの動きを再確認して行くような感じで進めていこうという判断で、この生徒さんにはバーナムを。

これまでの数回のレッスンで、テクニック的には向上していきそうな気配は感じられたが、課題も見つかった。
バーナムのような短い4小節や8小節くらい練習曲なのに、譜読みが出来ないのだ。
例えば、休符が無いのに変な間ができてしまったり、音階から和音になるとテンポが保てない。
そして、こうした短くて単純な練習曲の時にこそ、曲の拍子感で弾く練習をする必要があるが、それがなかなか出来ない。

こうした基本部分ができているのかを見極めるのは、短かい練習曲はとても有効だ。
特に、曲は一応表面上は弾けているかのような感じの人でも、本当は譜読みもあいまいでテクニックも貧弱気味ということもある。
そうした時には中学生でも高校生でも、そして大人でも、レッスンに短めの練習曲うまく使っていくと、楽譜のしっかりした基本的な読み方確認と、テクニックを整えるのにも効果的のように思う。
大事なことを忘れていました。
輸入版の演奏者名を探しやすいように、記事中の演奏者名に追記載です。

先日の記事に、バッハのインヴェンションのCDについて触れたが、もう少し。
自分の中での最近のおすすめは、先日書いたように、アマデウス・ウェーバージンケの演奏。大げさすぎない適度な抑揚感のあるバッハは、聴いていて音の世界観を楽しめるし、テンポもそれほど速すぎないので参考にもなりやすいと思う。価格も1,000円くらいだったと思う。

では、他の方の録音で、おすすめは言うと・・・

エフゲニー・コロリオフ Evgeni Koroliov は、全体的に丁寧に少し遅めのテンポで、しっとりとロマン風味多いめにピアノ音楽としてのバッハを意識したかのように弾いている。
曲によっては終わりの部分を、かなり引っ張るような感じで弾くので、少し好みも分かれそうだが、こういう演奏も鑑賞にはなかなかいいと思う。(ただし輸入版のみかもしれない)

クリストフ・エッシェンバッハは、指導者の間でもよく言われるように、ピアノのインヴェンションとしては参考にしやすい演奏なので、もっている指導者も多そう。
抑えた表現ときれいにまとめられていて、テンポも曲によっては少し速めだが、全体的にはそれほど高速でもないので聴きやすい。

ヤーノシュ・シェベシュティエーン Janos Sebestyen は、こちらも大げさなクレッシェンドやロマン的な風味付けは薄いので、現代ピアノでも、そうしたバッハのイメージで弾かれる方には、好まれる演奏だと思う。
ただ、インヴェンション1番はそうでもないものの、全体的にテンポは速めなので、この演奏をそのまま真似するのは、曲によっては難しいと思うが、イメージとしては参考にしやすいかもしれない。(輸入版のみ?)

アンドラーシュ・シフを持っている方も多いと思う。
シフはインヴェンションとシンフォニアもいくつか録音があると思うが、自分が所持しているのはシフが20代の時に日本で録音したDENON(日本コロムビア)版のCD。若い時のシフは幾分シンプルなバッハ演奏で聴きやすいかもしれない。これも1,000円くらいだったと思う。

チェンバロで聴くなら、例えばエリザベス・ジョイエ Elisabeth Joye などがいいかもしれない。
テンポはかなり抑えて1音1音を大事に、そしてフレーズのニュアンス豊かに、微妙なテンポ変化もあって弾かれているので、聴きやすい演奏のように思う。
当然ながらピアノとはまた違った魅力があるし、録音されたチェンバロの響きがきれいだ(これも輸入版のみかもしれない)。

少し輸入版のみの可能性のCDが並んでしまったが、クラシック専門CDコーナーのある比較的大きい店では、このうちの何枚かは見つかるだろうし、大きなネットショップでも見つけられると思うので、もしよろしければ参考に。
尚、輸入版をネットショップなどで探すときには、演奏者名をカタカナではなく、アルファベットで入力して探すといいようです。または、例えば「invention」などと曲名をアルファベット入力すると良いようです。
いろんな方のピアノ系ブログを巡回するのは好きなので、結構たくさんの方の文章を読ませていただき楽しんでいる。

特に、大人になってからピアノを本格的に始めたり、再開されたという方のブログをいくつか拝見していると、好まれている曲や練習方法・曲の進行状況などを詳しく書かれている方も多いので、自分も大人の生徒さんのレッスンに応用できたりと、いろいろと参考にさせてもらっている。

こうして、大人のピアノブログの方々を読ませていただいて感じることは、自分が当初思っていたよりも、バッハ「インヴェンションとシンフォニア」やツェルニー30番などの練習曲を継続してがんばっていらっしゃる方が、結構多いということ。
そして、それらと同時に中規模以上の曲に挑戦されている方も多く、しかも皆さん練習方法の工夫などもされているようだ。

自分のところの大人の生徒さんにも、バッハや練習曲継続で中規模曲の方はいるのだが、逆に
「練習曲とかは続けられない性分なので、曲のみレッスンで」
という方もいるのは事実。
それはそれでいいと思っているが、やはり多声音楽のバッハ「インヴェンション」と、ピアノ演奏技術力向上のためにテクニック系練習曲を、ある一定期間くらいでもしっかり練習しながら(できれば良い先生のレッスンで)、同時に手ごたえのある曲を弾いた方が、かなりプラスにはなると思うので、いろんな方々のブログを拝見していると、仕事などが忙しい大人の方でも、しっかり取り組んでいることは素晴らしいと思う。

やはりこうした取り組みは、さらに大きめの曲挑戦のために、特にショパンやシューマン、ベートーベン、ラフマニノフなどのためにと思ってやっている方もいるのだろう。
そうした方々のブログを拝見しながら、自分は「この方の目標曲はショパンのスケルツォかな?」とか「ベートーベンの有名ソナタを目指しているのだろうか?」などと、勝手に想像したりもしながら、日々楽しませてもらっている。
前記事で、自分にとっては懐かしい過去の出来事の記事を書いたが、関連話を少し。

コンクールの審査では、各審査員が単純に点数をつけて、それを平均するというやり方が現在では多いだろうか。
そして、何点以上を賞の対象にする、または次のラウンドに進める方式か、点数の高い上位何名かを同じく表彰か次のラウンドへといったことになっていて、出場人数などによる細かい決め方に違いはあっても、だいたいそんな感じになっている。

少し異なる方式としては、審査員が1位票、2位票、3位票を、演奏者につける方法がある。
例えば、審査員は最も良いと感じた演奏者に1位票、次に良いと思った演奏者に2位票をを入れるが、1位は10ポイントで、2位票は6ポイント、3位票は3ポイントなどとなっていて、各審査員から得た票のポイントの多さで、表彰の対象を決めるような方式だ。

前記事で書いた、自分が14歳終わりか15歳の時に出たコンクールの審査は、「票とポイント式」のだったようで、講評用紙に左上の欄に、各審査員が順位を書いている。
審査員7名が、当時の自分につけて順位票は・・・

1位票 なし
2位票 1票
3位票 2票
4位票 2票
順位なし 2枚


当時の後日、先生に聞いたところによると、確か1位票は審査員7名全員が同じ演奏者に入れたらしく、2位以下の票はかなり割れて、5位6位くらいまでは僅かな差だったらしい。

で、結果は3位だったのだが、
このコンクールは、1位のみしか最終ステージの場に出場出来ない仕組みだったので、3位は残念賞みたいなもの(?)かもしれない。
たが、当時の自分にとっては、選曲の事情もあって約1ヵ月半という明らかに準備不足で出場したこともあり、審査結果そのものよりも、本番は最後まで演奏できてとにかくホッとしたという印象くらいしか、記憶に残っていない。
週末にファイルの棚を整理していたら、過去の笑える記録を発見したので、公開してみます。
こんなものを捨てずにいたとは。
当時モリス14歳(13歳の終わりだったかも)の記録です。

この時は、自由曲だったので、フランス近代物を先生が選んだと記憶しています。
前半がゆったりと歌う曲で、後半は速い動きでテクニックを出していくような曲です。

講評用紙は7枚あったが、そのうちの3枚をスキャナで取り込んで、適当に1枚の画像に。
字体の違いでおわかりのように、3人の先生方からの、ありがたいお言葉(?)ですね。




画像が見えにくいかもしれないので、書き出してみると、

審査員A
「最初の部分、もっと歌ったほうが良いと思います。
テクニックとてもしっかりしていますね」

審査員B
「はやい部分より、ゆっくりした部分の
表現をもう一工夫されると・・・」

審査員C
「伸びのある良い音色をされていると思います。
曲のフレーズの処理の際、音がブツ切れにならないように注意。
良く勉強されていますね、ダイナミックな演奏でした」

用紙1枚1枚には、もう少し文章が書かれているが、個人名などが書かれている部分もあるので、一部分のみ掲載としました。

講評は、だいたい皆さん似ていて、
ようするに、
「後半の速い部分はまあ弾けているが、前半のゆっくりした部分で全然歌えていない」
ということらしいです。

現在の自分は、この当時から少しは進歩しただろうか・・・。
新しい生徒さんの場合には、まず何かこれまでのレパートリーやレッスンしてきた曲、練習曲なども弾いてもらい、だいたいの実力を把握したり、レッスン曲や方向性の希望なども聞いたりするが、レッスン数回をやらないと見えてこない事もある。

例えば、譜読みの速さと正確性がどれくらいあるのか。
今回の新しい生徒さんは、これまでにベートーベンやバッハやショパンなども弾いてきたというので、4ページのショパンのワルツを最初のレッスン曲としてみた。

この生徒さんがやってきた曲よりは、幾分難易度は低めだろうが、1週間でどれくらい弾いてくるかと思ったが、一応曲は通して弾いてきた。4ぺージでも似たような部分も多いので、譜読み量としては少なめだったから、ゆっくりでの通し演奏はできるようだ。

だが、譜読みミスが多い。
明らかな音の読み違いが2つ、臨時記号の見落としが2つで、計4個。そしてリズム違いが1箇所。
これは予想以上に多いし、楽譜を見ないで既に暗譜気味(楽譜を見て弾けないようだ)なので、ミスのまま指も耳も覚えてしまっている箇所もある。

自分は、レッスンで生徒さんによく言うことは、
「楽譜をしっかり見て弾くこと。ミスを覚えてしまったら、あとから直すのは結構難しいよ」
ということ。
そして、
「譜読み段階での音違いなどのミスは、できれば全く無いことが最良だけれど、それは難しいので、
1ページ~2ページくらいの曲を弾くなら、1個くらい
4ページ以上の曲を弾くなら、あっても2ページで1個くらいまで、を目標に」
としている(これでも少し甘めかもしれないが)。

もちろん、音符の多さや曲のスタイルなどによっても、譜読みミスの多さは変わってくるのだが、譜読みミスが多いことが習慣になってしまい、新しい曲を弾くたびに、レッスンで譜読みミスをたくさん修正というのは、あまり良くないだろう。
ロマン派的な小品をレッスンしている時に、
「ここからの演奏は、どんな感じにしますか?」
と、自分がレッスン中に生徒さんに質問すると、
「ここは、前のメロディーと基本的に同じですが、少し違うので・・・」
といった返答で、曲を弾いた感じとしてはわかりかけてはいるが、前のメロディーよりも大きめに弾いているが、特に意識を持った演奏でもない様子。

こうした時は、自分も幾分丁寧に説明してみる。
「ここは前と似ているけれど、メロディーに少し変化と声部が一つ加わっていて、それを聴かせたいところ。
だから、楽譜にデュナーミクが記されていなかったら、先ほどよりもきっと強調して弾くでしょう?」
と言うと、

生徒さんも、
「はい、私も今は前のメロディーより強めに弾いてしまっていましたが・・・
・・・
楽譜見ると、ここはp(ピアノ)ですよね。
この前のメロディーはメゾフォルテだから、それより弱くなるのだから・・・」
と、考えながらも、少しずつ見えてきたようだ。

自分は、
「そう、だいたいわかったと思うけれど、強調したいところなのに、前より弱くてp(ピアノ)。
だから、メロディーと加わった1声部の変化を、p(ピアノ)の音色の中で印象深く聴こえるように強調できれば、この曲の雰囲気になりそうでしょう?
あとは、(実演を入れて)こんな感じのp(ピアノ)で弾くのか、それともp(ピアノ)でももう少しメロディーを浮き上がらせるのか、それともメロディーに新たに加わった声部を少し出すのか。
いろいろできるけれど、どういう感じに弾くにしても、p(ピアノ)で弾く中でね」
と、アドヴァイスをしてみる。

生徒さんは、
「はい、ここ重点的に弾いてきます。
それにしても、私は楽譜を見ているつもりで、しっかり見ていなかったような感じですね・・・」
と、少々苦笑していた。
まだ具体化している段階ではないのだが、ちょっとした企画をやってみたいと考えています。

企画の内容とは、簡単に言うと「ピアノの練習会」のようなものです。
だが、数人が集まって弾くような会は結構普通にあると思うので、
「練習会+モリスのワンポイントレッスン付き」のような会にでもしようかと思っています。

本格的なレッスンの会にしてもいいのですが、自分の普段の仕事関係ではなく、ブログの交流の延長上の会にしたいと思うので、いろいろな曲を弾き合いながら、ワインポイントのレッスン付きくらいの方が、あまり堅苦しくなくて良いと思っています。
ただ、もしご希望の方が複数いらっしゃれば、「特別レッスン会」のようにしても良いと思っています。

構想はだいたい以下のとおりですが、まだ具体化はしていない状態です。

日時:おそらく秋くらいの日曜日または土曜日
場所:都内の貸スタジオのようなところ
人数:自分を入れて、4名~6名程度
対象:特に決めていないのですが、一応は今回は大人の方を想定しています。高校生以上なら可といった感じでしょうか。

だいたいこんな感じで想定しています。
もちろん、自分も何かレパートリーを準備しておきます。
現在、非公式に打診(?)してみた方1名が、参加と協力をしてくれそうです。

企画としては、そのうちもう少し具体化してみようと思っていますが、やるとしてももう少し先の事なので、ここを日頃お読みいただいている方々で、「面白そうだな」と思われた方は、参加を少し考えてみていただければと思います。
ステージなど、人前で演奏する機会は、今年もあと数回はあるだろうか。
ソロで弾くとしても、もう少し先なので準備期間はまだあるのだが、候補曲の幾つかに手をつけている段階だ。
例えば、数人の集まりでの演奏会などに出演する場合、曲が完全に自由であれば、時間だけを気にすればいいので、選曲の幅は広いが、演奏会自体にテーマ性(例えば「ドイツもの」など)があれば、それに合った選曲をしておく必要がある。

そんなことを考えると、やはり現時点ではたくさんの曲を譜読みしておくのが得策だろうと、先月から連休中にかけていくつかの楽譜を購入。

1曲は近代作品。
既に楽譜は所持しているのだが、使いやすい版があるので、それをあらためて購入。実質18ページと薄いのに、1,200円は少し高いようにも思うが、実際に使ってみると、指使いやペダルがとても参考になるので使いやすい。

1曲は、ロマン派作品。
以前に、違う出版社の楽譜を持っていたのだが、使いにくいので人に差し上げたので、久しぶりに買いなおしをした。
今回は、外国版を日本の出版社がライセンス版として出しているものにしたてみたが、演奏者が使いやすいように、指使いやフレーズが丁寧に書かれている。価格も、140ページで2,400円といったところ。

1曲は、現代作品。
当然ながら著作権も残っていて、1社の輸入版しか手に入れやすい楽譜は無いようだ。
50ページほどで5,000円と、価格はどうしても高いが、この出版社は細かい音符も比較的見やすい。


こうやって見てみると、レッスンのための楽譜代よりも、やはり自身の勉強のための楽譜代の方が出費が多いように思うが、弾きたい曲のタイミングは逃さないほうがいいので、買いたい時に買っておくことにする。
先日、知人が自分のところに少しピアノを弾きに来たのだが、なかなか素晴らしい演奏を披露してくれた。
この知人は、音楽関係の仕事ではなく、趣味のピアノ弾きさん。
少し前に上質な新品のグランドピアノを購入されて弾いているので、自分のレッスンピアノだと、もしかしたら弾きにくさを感じるかと思って聞いてみると、
「しっかり打鍵しないとピアノが鳴ってくれないように思いますが、このタッチ感は慣れると弾きやすいですし、結構いい音ですね」
と言っていたので、少し安心した。
調律してまだ日が浅かったので、タイミングとしても良かったのだろう。

やはり、ある程度しっかり弾ける方は、いつもの家のピアノと違うピアノに出会っても、すぐに慣れるし、そのピアノの特徴をつかむのも早いのだろう。
少し弾いていると、演奏が安定して、表現が多彩になっていくのを、聴いていて感じた。

その後、これまでに楽器店の試弾やホール、貸スタジオなどで弾いた、いろんなピアノの感想などもお互いに話をしたが、興味深い話も聞けて楽しかった。
自分は当分はピアノを買う予定は無いのだが、「次はやっぱりあのピアノを」などと、少し考えてみたりもしている。
2つ前の記事で、「専門的になるほど得意分野が狭いもの」というようなことを書いたが、生徒さんには、いろんな時代の、いろんな国の、多くの作曲家を弾いて欲しいと思っている。

初級の生徒さんにも、選曲の時にはいくつか曲を提示して(実演を入れたりしながら)、希望を聞いたりもするのだが、これまでに弾いていないようなタイプの曲を選んでもらうような選曲にするなど、そこはうまく誘導するようなことも時には必要。

こうして、幅広く弾いてもらうのは、「苦手分野をつくらない」とか「様々な時代の音楽様式を把握して演奏する」といったような大げさ理由ではなく、せっかくたくさんの音楽を知ることができる、この現代に生きているのだから、できるだけ多くの音楽を知って、楽しくピアノで弾いてもらいたいということだ。

レッスンで、こうした意識を生徒さんに持っていただくと、選曲時の会話も結構楽しい。
自分が、ある小学生の生徒さんに
「次はどんな曲にしようか?最近弾いた4,5曲はどんな曲だった?」
と聞くと
「ええと、この曲はアメリカの現代で、あのワルツはフランスで、これは日本の今生きている人の曲、これも少し前の日本人の人」
などと、小学生の低学年でも、楽しく答えてくれる。

そこで、自分は、
「では、ドイツやオーストリーはあまり弾いていないから、ベートーベンやモーツァルトやモーツァルト父でも、弾ける曲はあるよ」
といった感じで数曲を提案して、最終的には生徒さんに決定してもらうが、弾いたことがある国が増えることを、楽しんでいる生徒さんもいる。

もちろん、ある程度ピアノ暦が長いような大人の生徒さんには、無理してまで多くの作曲家を弾いてもらうことはしないが、それでも「私にはあまり合っていないのでは」といった先入観を持ちすぎることなく弾いてみると、意外に相性が良かったりもするのが、ピアノの面白さでもあると思っている。
先々月に、小学生のある生徒さんに、実力ギリギリの曲をレッスン曲にしたことがあった。
好きな曲と、そうでもない曲の仕上がりに差が出てしまう生徒さんだが、いつも結構弾いてくるので、このあたりで少し自信を持ってもらう意味でも、この生徒さんにとっては少し大きな曲(と言っても3ページと少しだが)を選曲。

最初は苦労していて、本人もおそらく初めての体験だったのだろう、
「これ弾けるのかなぁ~」
と弱気な発言がレッスンでも数回あったが、
2ヶ月かからずに、一応の仕上がりと言えるまでには弾けるようになり、本人も満足そうだった。

生徒さんがすっかり自信がついたのか、
先日次の曲を選ぶ時には、
「先生、もう少し難しい4ページでも5ページの曲でも大丈夫だよ」
と、これまでになかったような言葉が。

自分としてはうれしいが、この生徒さんの自信は、ちょっと危うい感じもしないでもない。
それでも、希望どおり、指の動きのスムーズさや和音の鳴りも必要な、初の5ページ曲を選んで渡してみたが、また2ヶ月以内くらいで、満足いくくらいに弾けるだろうか。
自分の練習の話でも。
そろそろ少し大きめの曲にでも手をつけようかと思いつつも、弾いていこうと思っている曲集や、いくつか良さそうな小品があり、きっとそれを弾いていくことになりそうだ。
レパートリーに関しては、特に最近は得意分野が狭いようにも思えるのだが、ピアノに限らず専門性の高い勉強をしようとすると、広く浅くだけではいられないものでもあるから、ある程度は仕方が無いとも言える。

だが、レッスンのための譜読みや、日々の継続的な練習としては、バロック、古典、ロマン、近現代をバランスよく弾いている(つもりだ)。

何度も登場する白髪爺さんは、かつて、
「バッハとベートーベンに軸足が無いと、結局は何を弾いても中途半端になる」
と言っていて(レッスンでは毎回のように言われていた)、
自分はそこまで極端には思ってはいないが、
それでも、生徒さんのためのレッスン力の幅の拡張と質の向上、自分の演奏力の維持向上、他のロマンや近現代などの、複雑な楽譜の曲を弾く上での耳や譜読みの力のためにも、バロックや古典の勉強は続けていこうと思っている。

つまり、「外に出す曲(人前で弾けるレパートリー曲)」の練習と、「おそらく外には出さない曲」の練習の両方を毎日するのだが、その割合は現在はちょうど半々くらいかもしれない。

例えば、自分は、モーツァルトのピアノソナタを人前で弾くことは、現在ではまずないが、それでもかなりの数をこれまでに弾いてきた。
同じように、バッハやクープラン、スカルラッティなども、人前で弾く回数は非常に少ないが、レッスンにも役立つし、練習にもとてもいいので、継続している。

と言っても、先月はいろいろな忙しさもある月であり、練習はそれほど充実していなかったので、今月は少し充実した練習をしたい。
バロックは継続的に3曲ほど、古典は1曲、ロマンは3曲、近現代も3曲。これくらいを練習の中心として、あとは初見練習的に生徒さん用の譜読みと、テクニック的な練習を少し。
だいたいこんな感じで今月はやってみる。
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