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大人の生徒さんが伴奏に挑戦する話を書いたが、この時期は卒業式などの伴奏を引き受けてくる小学生や中学生の生徒さんもいる。

学校の合唱や学芸会などの伴奏を、いつも引き受けてくるような生徒さんについては、それほど心配はしていないので、譜読みのチェックと仕上がりの確認で、レッスン時間内で10分くらいを使えば十分で、それを2週か3週くらいのレッスンで対応できる場合も多い。

今では、学校で伴奏を弾くのが当然のようになっていて、
「先生、伴奏を引き受けたのですが、だいたい弾けていると思うので、最終チェックお願いします」
という生徒さんもいて、こうした生徒さんの場合は、レッスンで1週チェックして、軽く手直し程度で済ませることにしている。

もちろん、伴奏を引き受けたり、伴奏をやりたいと思っている生徒さんが、皆さんこのように1回か2回くらいのレッスンで弾ける人ばかりとは限らない。
「今年は、合唱伴奏を絶対に弾けるようになるぞ!」
と、やる気は人一倍の小学5年生の生徒さん(仮にB君としておこう)もいるが・・・

このB君は、学校では合唱伴奏の役には、なかなかなれないらしいが、
「普段から合唱の伴奏譜に慣れて、合唱集会や学芸会では伴奏を弾きたい!」
というB君の希望で、普段のレッスンにも時々伴奏譜などを取り入れている。
伴奏の演奏はどこが大事なのかなど含めて、譜読みの力も演奏力もまだまだなのだが、やる気があるのが素晴らしいと思うので、充実のレッスンにしていきたい。
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「時間との勝負」
というほど大げさなものでもないが、レッスンをしていると、次の生徒さんが来て、
「もう時間か、早いなぁ」
と思う生徒さんが数人いる。

例えば、現在小学3年生の生徒さんは、ピアノを始めてまだ約1年半だが、気がついたら持ち曲も常に4曲になっている。
凄く良く弾けるタイプというわけでもないし、段階としてはまだまだ初級といっていいだろうが、理解が早く、それを家でしっかりと1週間の分をやってくるので、この半年くらいの伸びはなかなか良いものがある。

現在は、一応45分間レッスンということにしているが、少しだけ早めに来ていただき、50分の時間を確保。
それでも最近は、50分もあっという間のような気がする。

自分としてはレッスン代は関係なく、60分になろうが70分になろうがいいのだが、次の生徒さんが来ていると、さすがにそういうわけにもいかない。
やはり、できれば後の生徒さんがいない時間帯に移動してもらって、1時間レッスンということにしたいのだが、今のところ生徒さんと自分の曜日と時間帯の調整の関係で、これがなかなか難しい状況。
この生徒さんは、当分は、密度の濃い50分ということで、なんとかやっていくことになりそうだ。
大人の生徒さんが引き受けてきた伴奏を、何とか期限までに間に合わせるようにレッスンしていたが、そのかなり形になってきた。

この生徒さんにとっては、約1ヶ月の期間で、引き受けた伴奏譜そのままを弾くのは、少し厳しいように感じたので、
「微妙に異なるコード進行を、迷わないように同じようなコード進行は、同じ和音で統一。
和音で弾く流れの箇所も、単音でもそれほど物足りなくならないところは、単音に整理。
左手のベース音の進行が覚えやすいので、それを徹底」
などをしたのは、以前に述べたとおり。

これを徹底させた上で、さらに、
「楽譜を見ながら、ゆっくりと十分に余裕のある速さで弾いて、ミスをしているうちはテンポを決して上げないように。
少々大変な練習かもしれないが、これを2週間しっかりとやる」
という作業をしてもらった。
この方は、普段は、不完全な状態でも、少しテンポアップしたくなることが多いのだが、そうした気持ちを抑えて毎日練習するのは、少し大変だっただろう。

だが、この2週間で、格段に弾けるようなった。
生徒さん本人も、
「毎日、それほど長時間ではなくても、楽譜に集中してゆっくりと弾いていたら、かなり余裕がでてきました」
とのことで、どうやら期限には間に合いそうだ。

あとは、本番を想定して、ミスしやすい箇所の練習や、万が一止まりそうになった時の対処の仕方が大事になる。
今回の伴奏譜は右手にやや危ない箇所があるのだが、止まりそうになっても左手の伴奏形だけで何とかつないで弾くという作戦でいくことに決定。
通してうまく弾ける確率も上がってきたので、おそらく本番も大丈夫だろう。
あるピアノ指導者さんの諸事情から、小学4年生の生徒さんを引き受けた。
4歳からこれまでずっと習ってきた指導者から、別にところへ変わるというのは、生徒さんもきっと不安や緊張もあるかもしれないが、自分としても引き受けた以上は、できるだけ早く慣れてもらい、内容のあるレッスンにしていきたい。

初回というのは、生徒さんと話をしながら、これまでの教本などのペースなどを少し確認しながら、弾いた曲をいくつか弾いてもらったりするが・・・
生徒さんのカバンから登場したのは、少し懐かしい教本。
懐かしいと感じるのは、自分も子供の頃の一時期に、この教本の一部の巻を使っていたから。
調や和声の進行、コードネームなども随時学べて、総合的な実力がつくように工夫されているシリーズもの。
最近は、似たような傾向の教本が数多く出ているので、昔ほどこの教本を使う指導者さんは、多くないかもしれないが、なかなか良質な本ではある。

早速弾いてもらったのだが・・・
演奏に拍子感がほとんど感じれないし、打鍵が全て浅いようだ。指と耳のつながりが、しっかり把握できずに、音が重なってしまうことも多い。
ピアノに想いをのせようとする姿勢は感じるのだが、それが鍵盤には伝わっていないようだ。
他にも数曲弾いてもらったが、どれを弾いても同じような印象を受けた。
ただ、数曲弾いていると、初対面のピアノにも慣れてきて、少しピアノが歌えてきたようだ。

取りあえずは、現行の教本類3冊を、そのまま進めてみる事にして、レッスンを開始。
これまでに数回のレッスンでは、当初想像していたよりも、譜読みも早く、少しのアドヴァイスでテクニックも整理できる感じだ。
気になるところはたくさんあるのだが、特に不完全なまま、拍子感もなく速く弾くようなクセがついているので、これを何とか少しずつ改善していく必要がありそうだが、生徒さんからは、
「歌って弾こう」
という意志というか、想いみたいなのがとても感じられるので、それができるような力が着実につくように、レッスンしていきたい。
「手の交差がたくさんある曲は、今回が初めてだ」
と言って、ブルクミュラー25の「つばめ」を弾き始めた小学生の生徒さん。

この生徒さんは、興味の幅が広いので、時代も国も様々なピアノ曲をこれまでにレッスンしてきたし、時々は映画音楽の編曲ものなども混ぜている。
それだけではなく、テクニック系の本も、ブルクミュラー25もやってきて、ペースも最近は安定して進んでいる。

だから、生徒さんの「手が交差する曲は初めて」という言葉に、
自分は「そんなハズは無いだろう・・」
と思って、生徒さんと一緒に、過去の曲などを振り返ってみると・・・
生徒さんが正解。
一瞬、手が重なるような曲はあったが、交差の曲は初めてらしかった。

初めての手の交差の連続「つばめ」を早速弾いてもらうと、譜読みのミスなどは無いが、やはりというか、予想通りに、ちょっと窮屈な手の交差の動きになっているし、体の軸も落ち着かない。

自分は生徒さんに、
「交差で弾く鍵盤と、左手の指だけを見て、特に意識しないで弾くだけだと、そんな感じに窮屈な動きになるわけだけど、それだと、まるで血液の流れが止まったかのような、余分な力が入って動きにくい苦しい左手になるから、
左手の腕や肘は、このように、どの高さや位置が弾きやすいのか、試しながら弾いてみよう」
と、実演を横で入れながら、説明。

生徒さんも、
「本当だ。凄く楽になったし、体も変に傾かなくなった!」
と、あっさりと納得してくれた様子。
動きを覚えているうちに、他にも手が交差があるような、別の曲でも用意しておくのもいいかもしれない。
小学・中学の時に弾いていて、大人になって再開された生徒さんの中には、1年くらいのレッスンでかなり弾けるようになる方もいる。
指の動きや音を聴く耳などの、感覚や勘のようなものが、弾いてうちにもどってくるのだろうか。

それでも、日々仕事をしながら、なんとかピアノを弾く時間を確保しているのだろうから、レッスン曲も少なめになるのだが、その方にとって、少し大きい曲を時間をかけて弾いている期間は、その曲をがんばっているのに、少し停滞感も漂うことも。

しかし、やはり1曲のみのレッスンとよりは、何かを混ぜていく方が良いようだ。
そこで、小さくて比較的簡素な曲もレッスンに入れて、気分転換のつもりで楽しんでもらうようにしている。
かわいらしい感じの子供用の曲集からでもいいのだが、子供の頃に習っていて、ある程度弾ける大人の方には、最近はフランスの近代の小さなピアノ作品などを、弾いてもらっている。
ノエル=ギャロンやモニク・ガビュといった、1900年代のフランスの作曲家の1ページから2ページくらいの曲集から、好きそうな曲を選んでいただく。

どれも、少し時間があれば、すぐにでも弾けそうな簡素な曲だが、ちょっとお洒落な感じで大人のセンスがいきるような曲たちなので、楽しみながら弾けて、中心として弾いている曲が停滞気味の時にも、気分転換にもなると思う。
モニク・ガビュ「ワルツ」や、アンリ・トマジ「メヌエット」などがおすすめで、大人の生徒さんに弾いてもらっている。
「この伴奏譜なんですけど・・・」
と、4ページの楽譜を持ち出してきたのは、普段は1ヶ月に2回ペースで来る大人の生徒さん。
1曲を集中レッスンのようにやると、初級程度には弾けているといった感じだが、ピアノを弾き始めてから日は浅いので、譜読みがまだまだ遅いし、仕上がるまでには時間がかかる。

その生徒さんが先日、歌の伴奏譜を持ってきた。
「社内の、周年祭りみたいなものがあって、内輪の小さな社内イベントなんですけど、歌う人がいて、その人に、
『おまえ、ピアノ習っているなら、これくらい弾けるだろ?』
って、楽譜見せながら言われて・・・。
そこで、思わず
『はい、これくらいなら何とか』
と、言ってしまって。
でも、家でちょっと弾いてみたら、全然弾けなくて困ったのですが、あと約1ヵ月後なんです・・・」
という話だった。

伴奏譜を見ると、日本の歌手の有名曲で、編曲はそれほど難しくないから、中級くらいの方なら、数日から1週間も練習すれば、特に問題無く弾ける。
だが、この生徒さんにとっては、1ヶ月というのはかなり厳しいかもしれない。

そこで、レッスンではまず、譜読みを助けるように、音を確認しながら全体を把握することから。
初級の方にとっては、和音が連続すると、どうしても一瞬止まってしまうことがあるので、前半と後半で微妙に異なる和音なども、迷わないように同じようなコード進行は、同じ和音で統一。
他にも、和音の箇所も、単音でもそれほど物足りなくならないところは、単音に整理。
左手のベース音の進行が覚えやすいので、それを徹底。

これらの作業は、普段のレッスンではあまりやらないが、期限が迫っていて、しかもソロではなく伴奏、つまりは歌の人に迷惑はかけられないという状況なので、レッスン時間内でかなり進歩させなくてはならない。

レッスンも今月だけ週1回ペースにしたので、週末でかなり良くなったが、まだまだ途中で何度も止まってしまうような状態なので、これからがんばっても、おそらく期限にはギリギリのようにも思うが、生徒さんもがんばっている様子なので、なんとか間に合うように、やらなくては。
自分は普段のレッスンで、生徒さんの練習曲集や曲の楽譜に、日付を小さく入れる。
今なら、「2009年2月」や「09・2・5」のように、簡単に入れる。
「2009」などと、年を入れる必要がないように思うかもしれないが、年を書いておかないと、生徒さんが(指導している自分も)、後で振り返った時に、いつの年だったのか意外にわからなくなってしまうので、書いておくと便利。

先日も、小学4年生の生徒さんと、1年前には、練習曲集のどこをやっていたのか、どんな曲を弾いたのか簡単に振り返ってみたが、
生徒さんは、
「去年のちょうど今頃に、この練習曲集の、こんな箇所で何度もつまづいていたのが、なんだかうそみたい・・・。
曲も、1ページが多かったし、今見たらとっても簡単・・・」
という、率直な感想を言っていたので、

自分も生徒さんに、
「そうだよ。1年間で凄く上手くなった証拠だよね。
そして、また半年後や1年後には、今よりももっとうまくなって、かっこいい曲を弾けるためには、やっぱり毎日少しずつでも練習することが、大事だと思うよ」
と言うと、
生徒さんも、
「うん、うん」
と何度も頷いていた。

こんな感じで話をすると、生徒さんも自信を持ってくれる。
この生徒さんは、特に言わなくても、毎週ある程度はしっかりと弾いてくるが、家での練習の質を、もう半歩くらい上げることができると、レッスンをもう一歩充実したものにできそうなので、そのあたりも、今後はさらに重要になりそうだ。
「最終的には、もう少しだけ速めのテンポだと思うのですが、どうでしょうか?」
と、仕上がりに近くなった曲で、生徒さんから質問が。

冒頭には、Andantino con moto とあるから、それほど速くはないが、だからと言って遅いというわけでもないし、演奏者によってかなりテンポには幅がある曲だと言える。

生徒さんに、
「今のテンポで、丁寧に余裕を持って弾けているけれど、速く弾きたい?」
と逆に質問すると、
「速くというよりも、(楽譜を指差して)こういった流れなどを、レッスンでも言われたように、結構意識して弾いてきたし、あと響きの感じとかも、もう少しだけ速くするとでるのかと・・・」
との返答。

生徒さんは、少し自信の無いような言い方だが、言いたいことはだいたいわかる。
自分は、
「そうだね、いいと思うよ。
もう少しだけテンポを上げた方が、一連の流れが出やすいし、この音の動きの響き対しての、この動きが聴こえるまでの時間、というように、響き方で聴かせる効果も一層感じられるから。
ただ、あなたの場合は、テンポアップと思うと、せっかくこれまで丁寧に仕上げてきたことが、崩れてももったいないから、
意識の上では『もう少し流れ良く』くらいに思って弾いて、それでだいたい決まってくるテンポが、この曲を弾く時の『今のあなたのテンポ』だと思うけど」
と言ってみると、生徒さんも、だいたい理解してくれたようだ。
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