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歌曲やオーケストラ曲などをピアノ曲に編曲した作品(トランスクリプション)というのは、自分は普段はあまり弾く方ではないが、久しぶりにリストを弾こうと考えたときに、こうした編曲作品も良いかと思って、少し弾き始めた。

そして、リスト以外にもそうした編曲物で、何か良いピアノ曲は無いかと考えたときに、
「あのオーケストラ曲は、ピアノ版になっているのではないか?」
と思い、いろいろと調べてみると・・・予想どおり、ピアノ版になっていた。

しかも、元はオーケストラ曲として作曲したが、作曲者自身がピアノ版に編曲しているので、作曲者のオリジナルピアノ曲といっていいくらいで、オーケストラ版とはまた少し違った雰囲気もあって、なかなか素敵だ。
この作曲家の曲は、フランス近現代作品以外では、自分の最も身近だった作曲家の一人でもあるので、曲の馴染みということで言えば、感覚的にはとてもいい。

ただし、オーケストラ曲のイメージの方がどうしても強いので、これをピアノ曲として魅力ある演奏を目指すことが重要だろう。
最近弾きたい曲が多くて、絞るのが大変なのだが、夏くらいにはいくつか披露できるように、効率良くやっていこうと思う。
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バッハのインヴェンションを、生徒さん自身で考えながら、弾き進んでいくためには、インヴェンションに入る前の段階も重要なのは当然だが、それを最近特に感じている。

今年になって、ほとんど同時期にインヴェンションを始めた小学生の生徒さんが2人(仮に、Aさん、Bさん、とする)がいる。

Aさんの方は、持ち曲が常に4曲~6曲で、これまでにバロック作品を集めた教本も継続してじっくりやってきて、多声音楽という形態に耳の手も慣れているせいもあり、インヴェンションで、テーマが右手に出現、左手に出現、フレーズを大事に弾いていく、などの基本的な作業がスムーズにできていて、仕上がり近くになるのが早い。

一方のBさんは、持ち曲数はいつも3曲まで(テクニック系の本、教本、曲)だったので、バロック作品は時々取り入れる程度だったが、インヴェンションが急遽必要になり(?)、レッスンに入れる。
普段は譜読みは遅くないのだが、やはりインヴェンションは甘くないというか、かなり苦戦の様子で、演奏がなかなか形にならない。

考えてみると、Aさんの方が、学年は1つ上でピアノ暦も少し長く、ピアノの演奏力、聴音力など、他の部分も含めて総合的にBさんよりも少し上で、これまでに弾いてきた曲や教本、練習曲集なども違い、数も違う。
さらに、自分が生徒さんに要求する質など、レッスン内容もかなり異なっているので、インヴェンションを同時期に始めても、これくらいの違いはあって当然なのかもしれない。

しかし、Bさんも、譜読みスピードやテクニック、音楽の感じて弾くといった、ピアノの演奏力に関しては、なかなか良いものを持っていると思うので、インヴェンションももう少し何とかなるのではという期待も少ししていたのだが・・・・そう簡単ではないようだ。

自分としては、構想の中では、Bさんにはインヴェンションはもう少し先のことで、それまでにバロック系の本を継続使用とまではいかなくても、レッスンに数曲取り入れてからインヴェンションへ、という考えていたので、急遽今年になってインヴェンションに挑戦のBさんの苦戦は、予想の範囲内ともいえるわけだが、少しずつでも良くしていけるように、がんばっていけなければならない。

そして、持ち曲の数を多くするのが難しい生徒さんでも、初級のうちから、多声音楽をレッスンで継続して取り入れるようにしていくことが、やはり重要だと再認識しているところだ。
かなりベテラン指導者Yさんの話の、「お金をいただくコンサート」や「演奏の質」というのは、確かにいろいろと難しいことでもある。

お金ということで言えば、そもそも、音楽の分野というのは、普段のレッスンでも代金の相場というのは、はっきりしない場合も多いし、比較すること自体も難しいものかもしれない。
自分の生徒さんが、引っ越してくる以前に習っていた指導者(大先生?)に、
「先生、ここのところがどんな感じなのか、弾いていただけますか?」
と言ったところ、
その指導者(大先生?)は、
「私の演奏は有料だよ。月謝にはその分は入っていないから、レッスンでは弾かないから」
と言ったそうだ。

この指導者の考えは、自分も基本的は悪くないと思う(自分は、レッスン中に普通に弾くが)。
演奏と一口で言っても、いろんな場や意味があるだろうから、時には無料で弾く機会もあるだろうが、ピアノのレッスンや演奏、その他の音楽活動などをプロの仕事としている人間にとって、人前で演奏することは仕事であり、常にお金をいただくという姿勢は持っていてもいいと思う。

しかしだからこそ、ベテラン指導者Yさんが言っていたように、「僅かだとしてもお金をいただいて聴衆の前で弾くための演奏の質、そうした場のある種の緊迫感みたいなものを、肌で感じる」ということは、やはり重要なことで・・・でも、それは誰が教えるというようなことでもないのかもしれない。

もちろん、自分も人前での演奏で、常にベストに近い状態で弾けているわけではないし、ベテラン指導者Yさんも、
「私など、ピアノ三重奏の本番で止まってしまって、『あっ、ごめん。ここからお願いします』って、普通に練習みたいになったこともあったなぁ・・・」
などと言っていたが、それも生演奏のというものだろうか。
右のメールフォームからレッスンの問い合わせを送ってくださった方へ。

先ほど明記されていたメールアドレスに返信したのですが、
エラーのメールがかえってきて、こちらから送信できないみたいなので、
ここに連絡を書かせてください。

自分は、このブログ経由で生徒さんの募集はしておりませんので、なにとぞご理解ください。

ワンポイントレッスン付き練習会の企画の場合には、参加希望の方をメールフォームより募集しておりますが、その場合には企画の内容を書いております(今年は、夏ごろにやれたらという以外は、まだ未定です)ので、お気軽に参加願えればと思います。
よろしくお願いいたします。
指導者Yさんの話では、YさんがZさんをレッスンしていたのは、Zさんが高校生になった直後くらいまで。
その時期に、Zさんは引越しをして・・と言っても、別に遠くへ引越ししたわけではなかったらしく、直線距離にすると少し遠くなった程度だったらしいが、レッスンに通う曜日や時間の都合もあり、Yさんの方から、
「それなら、もう少しZさん宅近くの指導者を紹介しようか」
ということになり、Zさんは指導者をYさんから、別の方に代わったということだった。

Yさんは、それからZさんがどのような道に進んだのかは知らなかったそうだが、最近になって、どこからか、「ピアノの指導者になったらしい」という程度のことは、聞いて知っていて、そのうちに今回、Zさんからミニコンサートに招待ということだったらしい。

Yさんが言うには、
「あの当時、Zさんのレッスンでは、十代で弾いておいた方が良い曲とか、最低限必要な基礎力などを身につけさせたという記憶も無いんだよね。発表会にはいつも出ていたと思うけど、あまり印象に残っていないし。

大人になって、たとえ少ない機会でも人前で演奏をするようなことになるなら、時にはもっと緊迫感のあるレッスンとか、練習曲を1冊くらいは仕上げてもらうとか、何かを伴奏を体験させるとか、発表会で一段階上の曲を弾かせるとか、そうした体験を私のところにいる時に、少しでもさせておくべきったのかもね・・・

きっと、当時もそれなりに弾いていたと思うし、私から別に指導者に代わってから今までも、Zさんはピアノを弾き続けてきたと思うけど、先日のミニコンサートの演奏は、どこかが悪いということなんかじゃなくて・・・
今回は僅かだったかもしれないが、お金をいただいて聴衆の前で弾くための演奏の質、そうした場のある種の緊迫感みたいなものが、Zさんは、もしかしたら、肌で感じていないのかもしれない」
とのことだった。

このYさんの今回の話については、自分はZさんの演奏を聴いたことが無いので、判断はつかないのだが、Yさんの感じたことを、Zさん本人に肌で感じてもらうことの難しさというのは、とてもわかる気がするので、話を聞いていて、あらためてレッスンの難しさや、人前演奏の難しさというのを、いろいろと考えた時間だった。
先日、ピアノ指導者(Yさんとしておく)と夕食をともにしながら話をした時のことを。

Yさんは、もうかなりのベテランピアノ指導者なので、最近は生徒さんの数も限定しているのだが、これまでの半世紀以上(!)のレッスンで、多くの音楽関係者を育ててきた。

そのYさんの生徒さんの1人で、数年前にピアノ指導者になった人(Zさん)がいて、ミニコンサート出演することになり、
「Y先生もぜひ来てください」
と、招待されたとのことだった。

Zさんは、ピアノのソロで数曲を用意していたのだが、招待されたYさんは、プログラムを見て、内心
(これは、大丈夫なのだろうか・・・・・)
と思ったらしい。
それは、プログラムには、なかなか難しい曲目が2曲も並んでいたからだった。

難しいといっても、テクニック的に高難易度とか、大曲ということではない。
しかも、CDなどの録音で聴くと、多く人がとても良いピアノ曲だと思えるなので、弾きたいと思って挑戦する人は、一般の大人の方でもいるのかもしれない。
だが、生演奏では、聴かせる演奏をするのが難しいと、ピアノ弾きなどの間ではよく言われる曲だった。

そして、Zさんの演奏を聴いた、指導者Yさんの感想は・・・
「ミスが多いなんてこともなく、全体的によく健闘していたとは思うけど・・
やっぱり、残念ながら、あの曲目は、生演奏ではお客さんに届きにくくて、どうしても聴き手の集中力を最後まで保つのが難しいね・・・。

そして、もう1つは、Zさんの演奏は、どうしても張りが無いというか、全体的に引き締まっていないんだね。
私が教えていたZさんは、まだ十代初めから半ばで、その頃も、良い演奏はするけれど、外の人(聴き手)に、もう一歩届いていないような感じだったけれど、それが、もうかなり経った今でも、演奏全体としては、同じような雰囲気を感じたかな・・・・。

少し厳しく言うと、あのミニコンサートは僅か数百円だけれどお金をとっていたのだから、やはりもう少しプロの音楽を聴かせて欲しかったと思うんだよ」
とのことだった。

Yさんは、比較的若い人の生演奏に関しては、(それがかつての生徒さんだったとしても)だいたいいつも寛容なので、自分はこの話を聞いて少し意外な感じもしたが、その後にもう少し詳しくYさんの話を聞いていると、かなり理解できる部分も多かった。
さらに、Yさんは今思うと、Zさんが十代の頃のレッスンで、
「もう少し、何とかしてあげたかった」
とも思ったらしい。
(一度ここまで。たぶん続く)
ある指導者さんから引き受けた、今月から小学5年生になった生徒さんの話の続きものを。

総合的なアメリカの教本をこれまでに数年継続してきたそうで、今もその教本のその巻を終えるまでは使っていくことにしたが、それらの教本で、これまでにいろいろと書かれてきた基本的な音楽の知識が、あまり身についていないことが、レッスンの回数を重ねると、わかってきたことは、以前にも書いたかもしれない。

そして、先日も、
「ええと、4小節目の左手の音、確認してみてください」
と言ってみると、
生徒さんは、少し間をおいてから、
「あのう・・・『4小節』って、意味がわからないのですが・・・」
とのこと。

「小節」での指示などは、自分は幼い生徒さんにも、普段から使っているので、まさかピアノ暦がある程度長い、この生徒さんが、意味がわからないとは思ってもいなかった。
しかし、以前の指導者さんのところのレッスンでは、小節数で何かを指示したり、確認したりなどを全くしていなかったとしたら、知らないということも、あるのだろう。

生徒さんには、簡単に小節について、そして比較的新しい楽譜や、気配りの行き届いた楽譜は、小節数をわかりやすいように、数字で示してあることも説明。
新しいことを知った生徒さんは、少し満足そうな表情に見えたので、今後もレッスン中に言われてわからないことは、何でもすぐに言うように話しておいた。

その後、お迎えに来た生徒さんのお母さんと少し話をしたが、
「上手くなっているかどうかはわからないですが、前のよりも、家でピアノを弾く時間が増えたので、それがうれしいですね」
と言っていたので、自分としてもうれしい。
教本も、選択した曲も、まだまだ仕上げのレヴェルも甘いし、すぐにテンポアップしたいのも相変わらずなのだが、それでも、4曲を持ち曲として進めていけているので、今後も楽しみだ。
自分は、「ドビュッシーからは今年は少し離れてみます」というような宣言を、ある人にしてみた。
特に無理してドビュッシーから離れてみるということではなく、ここ数年は人前での演奏は、いろいろな曲を準備しながらも、結局はドビュッシーがかなりの割合を占めていたので、「今年は少し違う作曲家を」という意味だ。

そこで、久しぶりにリストやラフマニノフの楽譜をめくりながら、数曲を選ぶ予定。
ラフマニノフも久しぶりだが、特にリストはここ最近は、生徒さんのレッスンでは登場しても、自分で弾くことは無かったので、よく聴いて知っている曲でも弾いていると、なんだか新鮮な気分になってくる。

これらの曲を弾きながら、人前で弾けるような状態に持っていこうと、だいたい決めたつもりなのだが、先日のミニ本番が終わった解放感からか、反動からなのか、ドビュッシーで弾きたい曲が、また数曲思い浮かぶようになってきた。
リストとドビュッシーの組みあわせのミニプログラムというのも、曲目によっては結構相性がいいので、そういう方向性でもやってみようかかと、少し方針転換気味だ。

さて、昨年の都内練馬区でのワンポイントレッスンつきピアノ練習会の企画は、自分は結構楽しかったので、また今年もやってみたいと思っている。
年始めには、春にはやれたらと思っていたが、なかなか予定の都合がつきそうにもないので、近々は難しそう。
そこで、一応の案としては、またやれるなら、8月というのを軸に考えている(もう少し先になると、自分も夏以降の予定がだいたい決まりそう)。
まだ現在のところは未定状態だが、構想をいろいろと考えるだけでも楽しい(?)ので、少しずつ具体化できればと思っている。
週末に、ちょっとした本番があった。
80人程度の前で、少し話をして2曲弾くといった感じの、ミニ本番(お客さんの入場は無料)のようなものだったのだが、1月に書いたように、1曲は指定依頼のような感じだったので、そちらがメインの曲。

この曲は、かなり以前にサラッと譜読みはした程度で、しっかりと弾いたことはなかったが、嫌いな曲ではない。
譜読みをした頃は、確かテレビでこの曲が流れていたのを見て、
「今まであまり感心が無かったけど、結構かっこいい感じに聴こえるなぁ」
くらいには思っていて、サラサラと弾いて気分は味わった。
だが、仕上げるくらいまでに弾く気分にはならずに、人前で弾くことも無く、そのまま忘れていた状態だった。

その曲を、久しぶりに弾いて、人前に出せる程度には仕上げたつもりだったが、本番は並み程度の演奏になってしまった。
仕上がりのピークが幾分合わなかったというのもあるが、それよりも今回は、自分が本番の集中力があまり高くない状態だったのは、場のお客さんの空気(お客さんが騒がしいとか、演奏を聴く気が無いという意味ではなく、ちょっと和やか雰囲気な感じ)に、自分の波長と、さらには指定曲が少し合っていなかった(?)からかもしれない。

それでも、「良かったです」という、ありがたい声も少々いただいたので、何とかなったとも言えるが、ちょっと以前の反省が活きていないようにも思える。
これでは、また
「モリスさんは、入場料とっているコンサートだと、演奏が違う」とか「無料演奏会だと、気合が入っていない」などと、周りの関係者から変なことを言われることになりかねない。
自分は、そんなつもりはなく、1曲、2曲でも、プログラムを組んだようなものでも、無料のミニコンサート企画でも、入場料とっている演奏会でも、一応同じように準備しているつもりだが、もう少しがんばらなては。

まあ、今回の指定曲から解放された気分というのも事実であり、終えた一安心。
久しぶりにリストでも弾こうかと、明日から密かに準備をしよう。
この半年くらい、「インヴェンション、シンフォニアを再研究」・・・というほど大げさなものでもないが、いくつかの曲の関して、じっくりと楽譜と向き合う作業を、少しずつ続けている。

自己研鑽のためや、楽しむためには平均律やパルティータも時々弾くのだが、インヴェンションに関しては、自分の勉強のためというよりも、レッスンでの指導のために再チェックをしたい気分になり、この半年くらいは、そのための勉強。
インヴェンション1番というのは、何度向き合ってみても、なかなか簡単ではないから、面白い。

そうして勉強したり、感じたことを、ちょうど今月の新年度からインヴェンションを始める小学生の生徒さんのレッスンに、役立てていきたい。
この生徒さんは、バロックの曲というのは、これまでに、インヴェンションよりも少し簡単な曲集を使ってずっと弾いてきたので、インヴェンションになったからといって、急に苦戦するということは、無いだろうとは思っている。

ただし、今回は原典版を買って弾いてもらうことにしたので、フレーズや装飾音譜の原則など、基本的なことからやっていく必要がある。特に、最初の数曲には時間をかけて、あせらずにやっていきたい。

そして、この生徒さんの場合には、インヴェンションを使いながら、基本的なピアノ演奏の力を底上げしてくという重要な作業もある。
ここでしっかりやると、やらないでは、他の曲を弾くにも違いはかなり大きいし、今が、後のためにも大事な時期の1つだと思うので、そのあたりも濃い内容でやっていきたいところだ。
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