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最近、少し実力のある中学1年生の生徒さんと、2台ピアノの曲をレッスンで弾いている。
この生徒さんは持ち曲が常に4冊ほどのペースで続けられていて、譜読み遅くなく、少々不安定ながらも質の悪くないテクニックも持っている。
そして、弾きたい曲がある時には、
「そろそろ、この曲は私に弾けますか?」
と積極的に曲選びをするのも良いところだ。

生徒さんに、
「結構弾ける方だから、コンクールみたいなものにでも出場してみないかい?」
と聞いてみると、生徒さんは一応、そのつもりで選曲して2ヶ月ほど練習とレッスンで準備。
だが、結局自信が無いとのことで、今回もコンクール系への出場はパスということにした。

そこで、代わりというわけでもないが、生徒さんにとって新たなことに少し挑戦という意味も含めて、2台ピアノ曲をレッスンに入れてみた。
この生徒さんにとって、2台ピアノ曲は初めてなので、1曲が2ページのシンプルなシリーズにしてみる。
レッスンの中心曲やバッハ、テクニック系の本などの分量を減らさずに、2台ピアノ曲も入れることができるのが、持ち曲が普段から4曲、5曲に慣れている生徒さんの強みでもある。

2台ピアノは、曲がシンプルと言っても、連弾に比べるとやはり少し難しい。
2台で弾くということは、同じ音域で弾く場面も多くなるので、自身の弾いている箇所の役割や、呼吸の合わせ方なども、弾きながら少しずつ学んでいく必要があるが、まずは何と言っても2台ピアノ楽しさやスリルみたいなものを味わってくれたらというのが、今回の目的。
現在の3曲目で、生徒さんの初めての2台ピアノにしては、かなり呼吸としては合ってきて演奏の一体感が出せるようになってきたので、あと数曲やってみようと思っている。
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オーケストラの音楽というと、まずは交響曲が思う浮かぶが、もう少し自由で活発で、物語性のある音楽を聴いたい時には、リヒャルト・シュトラウスの交響詩というのは、オーケストラの能力を極めて高い次元で活かしているように思うので、結構好きなジャンル。

もっとも有名なのは映画で使われたことでも有名な、交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」や、交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」だと思うが、自分は子供の頃に生演奏で初めて接したリヒャルト・シュトラウスは、交響詩「ドン・ファン」で、その時の印象は鮮明に残っていて、今でもこれがもっとも気に入っている。

「ドン・ファン」の、スリリングに始める冒頭が、一気に聴き手を惹きつけるところや、複雑なからみあいなどの魅力が、やはりオーケストラならではの音楽。
この曲を、完成度の高い生演奏で聴くと、その世界に入り込んだかのような気分にもなるし、ピアノ音楽とはまた違った音楽の良さを味わうことができる思う。

自分のおすすめは、ちょっと定番かもしれないが、
カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 が演奏するリヒャルト・シュトラウスの交響詩
ピアノの上達のペースもだいたい順調ではあるけれど、レッスンの中味をもっと濃くできればなぁと思う、初級者の生徒さんがいる。
毎週のレッスンでは、理解も出来ているし、教本も曲も着実に進んでいるのだが、まだレッスン内容として、もう一段上のレヴェルにできそうで、そこまではできていない状態が、1年くらい続いている。

ようするに、
「ピアノのレッスンでは、こんなことを指導されて、生徒さんはそれに対して、どれくらい演奏で反応できるものか。
1週間の譜読みというのは、どれくらいやってくるものなのか。
テクニックの本の一課題というのは、どれくらい弾けると丸(まる)で次へ進めるのか。
曲の仕上がりは、どれくらいの演奏なのか・・・」
といったレッスンの基本的なことが、この初級の生徒さんには、感覚としては把握できていないのかもしれない。

そこで、そうした初級の生徒さんには、もう少し年齢が上の小学校高学年や中学生のレッスンを、見学してもらう場合がある。
初級よりも、1段階上のレッスンを見学することによって、
「少し年が上のお姉さん、お兄さんのレッスンは、こんな風にやっているんだ」
と、初級の生徒さんもいい刺激を受ける様子。

しかも、見学される側の生徒さんも、
「今週のレッスンは、小学2年生が見学に来るから、がんばって練習していこう」
と思うらしく、いつもの週よりも、結構弾けていることもあり、いい影響になっているようだ。
ある指導者さんから引き受けた、4月から小学5年生になった生徒さんの話の続きものを。
持ち曲は、最近は常に4曲ペースを維持できているのだが、その4曲の力の入れ具合には明らかに差がある。
例えばバーナムテクニックも使っているのだが、拍子感に乏しく、時には音価もかなり不正確。
タッチのフォームも以前よりは改善されたが、それでもピアノを始めてから数年間は、基本的な弾き方についての指導をほとんど受けていなかったらしいので、ここをしっかりと改善するためにも、基本的なテクニック練習を重視したい。

だが、数ヶ月レッスンしてみて、テクニック系の本を使ってテクニックの基本を整えるというスタイルは、この生徒さんにはあまり合っていないように感じてきた。
合っていないというよりも、以前の指導者さんに習っていた数年間で、質の良い弾き方を身につけるとうレッスンを受けてこなかったので、自分が生徒さんに指示をしても、なかなか頭にも体にも入っていかないようだ。

そこで、バーナムや他の教本などは今後も続けるのだが、あまり細かいことを言わずに、次々と進ませてみることにした。
もちろん、それだけでは何も改善されずに進歩も望めないので、生徒さんが好きな曲のレッスンで、テクニック的な指導もたくさん入れてみる。
例えば、今はジャズっぽい曲もレッスンに入れているが、これが生徒さんはとてもお気に入りらしく、生徒さんの実力を考えると、譜読みも少し大変だろうし、テクニック的にも少し難しいはずなのだが、かなりがんばって練習してくる。

そうなると、自分が生徒さんに、
「ここは、こんな風に手を使ってやるとうまくいくよ」
と実演を交えて指導すると、生徒さんはすぐにそれを習得しようと、レッスン中も何度も弾いてがんばている。
さらに、
「ここの部分は、こういった和音の響きにしてみたらどうかな?」
と弾いてみせると、これも生徒さんはすぐにそうした音を出そうと、夢中になる。

好きな曲の効果というのは凄いもので、約1ヶ月でまずまず仕上がりの演奏に近くなってきて、しかも手のフォームや動きも良くなってきた。
やはり、気に入った曲と直接結びつくような演奏方法というのは、生徒さんの頭にも体にもすぐに入っていくのだろうし、家でも繰り返して練習するから、習得が驚くほど早い。

テクニック系の本や教則本を使って、演奏の基本も知識も総合的に着実に習得した方が、生徒さんにとっては後から楽だとは思うのだが、この生徒さんの場合には、今は好きな曲のレッスンで、より多くの要素を盛り込む方法でやっていくのが良いようだ。
1つのフレーズを大事に、そしてさらに大きな流れも意識して演奏することを、多くの人は普段から心かげていると思うが、ピアノという楽器は、単に音符を弾くだけなら、特に呼吸を意識しなくても弾けてしまうので、仕上がり近い演奏も、どこか平坦な感じになってしまうことも、少なくない。

日頃から、楽譜をしっかりと読み、それを自身の音楽として、鍵盤に伝えるという練習が、直接的には大事になるが、間接的には言ったら良いのだろうか、やはり歌をたくさん聴くことを自分としてはおすすめしたい。

歌というのは、当然だが、呼吸を無視することはできないし、詩があるので、楽器の演奏よりもよりフレーズが明確。
そして、何と言っても音楽では人間の声というのは、最も感情を表しやすく、伝わる力も大きいと思う。

歌を聴く=歌心が備わる、などという単純なものでもないし、すぐにピアノ演奏に結びつくようなものではないだろうが、それでも歌から得られるものは非常に大きい。
本当は、比較的歌いやすくて、簡素なイタリア歌曲を歌ってみることをやってみるといいと思うが、それができない場合でも、歌をたくさん聴くことは、ピアノを弾く音楽の表現にはプラスになるはず。
いや、ピアノを弾くためのということよりも、いい歌を聴くということは、それだけでとても心にいいのではないだろうか。

では、クラシックの歌というと、どんな親しみやすいだろう。
A・スカルラッティやヘンデル、カッチーニ、モンテヴェルディなど、声楽をやっている人にとってはお馴染みのイタリア古典歌曲、他にもトスティやベッリーニの歌曲を聴くのはもちろんおすすめなのだが、もう少し表現がドラマティックで現代人にとって聴きやすいのは、オペラのアリアだろうか。

特に、大衆受けしたオペラととして、今でも人気のあるプッチーニのオペラアリアなどは、有名アリアが多く、耳にする機会も比較的多く、
「トスカ」より「歌に生き、恋に生き」
「ボエーム」より「私の名はミミ」
「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」
など、他にもいろいろあるが、このあたりが聴きやすく良いかと思う。

自分のおすすめは、ソプラノ歌手のキリ・テ・カナワが歌うプッチーニ。
普段、CDなどで聴く音楽というのは、昔はピアノ曲が多かったが、今はピアノ曲よりも歌(歌曲やオペラ系)や、室内楽、弦楽器の独奏などの方が多いことは、以前にも書いたと思う。
歌や弦でいい曲というのは、いろいろとあるのだが、今回はチェロから1曲をおすすめ。

ガスパール・カサド(Gaspar Cassado)作曲 「無伴奏チェロ組曲」
(自分が現在所持して聴いているCDは、日本のチェリスト林峰男がベルギーで録音したという輸入版。
買ってからかなり経つので、今でも売られているのだろうか・・・・)

カサドは、おそらくチェロをやっている人にとっては、スペインの有名なチェリスト、作曲家だと思うが、クラシック音楽好きの人でも知らない人は多いかもしれない。
この「無伴奏チェロ組曲」は、なんともいえないような哀愁のあるメロディーと、躍動的な強いリズム感もある名曲で、自分が中学生の頃からの気に入っている弦の曲の1つ。

いつもは、参考や曲探しのために、ピアノ曲を中心に聴くという方も、時にはこのようなチェロの無伴奏の音楽に浸ってみるのはいかがでしょう。
先日の、音楽知識人さん達との食事会では、最近音楽知識人さんが聴いたコンサートの中から、良かったものや印象に残ったもの、そうでもなかったものなどの感想などが、面白かった。

音楽知識人さんは、生の演奏会はもちろんのこと、テレビやFM、CDなどの録音ものなど、年中かなりの数を聴いている人なので、素晴らしい演奏と出会う確率は比較的高いと思うが、当然ながら残念な演奏に出会うことも多いらしく、そういった話も聴ける。

その中で、音楽知識人さんは、今回は
「『わずかな間の取り方』が、演奏の良し悪しを分けることもあると、あらためて感じた」
と、かなり強調していた。

音楽知識人さんは、いつものように、
「私は楽器演奏は全くしないから、演奏者の視点には立てないけれど」
と、前置きしたうえで、
「先日も、『おいおい、どうしてそこをサラサラサラっと行ってしまうんだよ』と言いたくなる演奏を聴いたわけだけど、
この演奏が、もし1箇所でも、ほんの僅かに絶妙な間を入れたなら、結構な名演奏のレヴェルまで上がったかもしれないなぁ、などと、思ったわけだね。
だけど、この少しの間の取り方の違いが、やはり聴く側の印象としては、大きいというか、全然違うんだよ」
とのこと。

他にも、いろいろな曲の演奏の例などを、具体的にあげて説明してくれて、面白かったが、音楽知識人さんからは、こんな質問も。
「モリスさんは、弾く時に『ここで間を作ろう』と意識的に思ってやるの?
それとも、楽譜を理解して弾いたら、流れに時には間が出来ているもの?」

そう言われると、あまり意識したことは無いが、音楽知識人さんの質問に応えるなら、後者だろう。
自分は、譜読み段階でできるだけ深い譜読みを心がけ、仕上げていく段階では基本的に、自分とピアノとの対話、音楽の流れのままということを、重視しているように思う。

そう応えると、音楽知識人さんは、
「なるほど、やはりね。
ということは、間の取り方も、呼吸感のかけらもないような演奏でも、演奏者本人にとっては、それが自然で、別に気にならないということなんだろうね・・・」
と、うなづいていた。
連休だから、というよりも、土日の週末を利用して、音楽知識人さん宅で軽い夕食会だった。
バロックを中心に、いつも幅広い話を聞かせてくれる音楽知識人さんだが、今回もいろいろと楽しい話を聞けた。

「いつもは、こんなCDは買わないけれど・・・」
と、音楽知識人さんが出してきたのは、クラシックの演奏時間の短めの名曲を集めたようなCDで、いかにも、「クラシックを聴き始める方の最初の一枚として」というようなCDだった。
そして、歌曲やオーケストラ曲は原曲演奏ではなく、フルートとハープのような編成にして演奏しているような内容。

特に、面白そうな感じのCDではなさそうだが、音楽知識人さんは、
「これはね、ふらっと立ち寄った中古品ショップ(あの全国展開しているお店)で、安かったから買ったんだけれど、これがね、意外にも結構いいんだよ」
と言って、かけはじめた。

そして、スピーカーから聴こえてくる演奏は・・・・フルートがなかなか素敵で、全然期待していなかった自分としても、確かにかなり意外な印象。
音楽知識人さんは、
「ふふふ、どう?結構な演奏でしょう?
名曲集CDだから、ほとんどの演奏が旧録音の寄せ集めかもしれないけれど、中には比較的新しい録音も入れていて、さらに曲の配列とか、プログラムとしての統一感もちゃんとあって、しかも演奏の質がかなり高いのが、このCDの意外過ぎるくらいに良いところ。
私も、聴いていて、特にフルートがいいと思って、演奏者みたら、パユなんだよね」
と言う。

管楽器奏者に特に詳しくない自分でも、フルートで世界一とも言われるパユくらいは知っていて、テレビなどでは少しは聴いたことはある。
だが、興味を持っも、フルートを吹いている人でもない限り、普通はフルート演奏のCDはあまり買わないだろうから(と言っても、自分も一枚だけフルート協奏曲集のCDは持っているが)、このように、クラシック名曲集に入っていて気軽に聴けるというのは、結構いいかもしれない。

音楽知識人さんは、
「このCDは中古品だし、最初は1回くらい聴いて、誰かに譲ろうかと思っていたけれど、手元に残そうと思っている。
普段はあまり行かないけれど、ああいうリサイクルショップみたいなところは、現在は新品としてはもう出回っていないCDもあったりして面白いね。
また今度、当たりCDを探しに行ってみようかと思ったよ」
と、意外な収穫品に満足した様子だった。
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