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中学生の生徒さんで、部活(吹奏楽でフルート)もやっていて、塾にも行っているとなると、1日のうちにピアノを弾くことに使える時間というのもそれほど多くは無いだろうし、ほとんど弾けなかったという週も実際に結構ある。

今のレッスンのスタイルとして、この生徒さんは、テクニック系の本1冊と、好きな曲を常に2曲ほど選びながら弾いていくというようにやっていて、「専門性とは関係の無い趣味のピアノだが、ある程度のレヴェルくらいまでは弾けるようになる」という方向性だろうか。

だから、ハノンもツェルニーもやっていないし、ソナチネアルバムも古典派もシューベルトやメンデルスゾーンのなどの初期のロマン派もほとんど弾いていないが、それでもショパン「ワルツ7番」やグラナドス「アンダルーサ」、ドビュッシー「2つのアラベスク」などの中級程度の作品を、それなりに弾けるのは、小学生の時には曲数も多くやっていたらしい(自分のところへは、小学生の終わりくらいから転勤で来た)ことと、普段はあまり弾かなくても、気に入った曲の時には集中して弾いてくるせいだろう。

正直なところ、この生徒さんは、テクニック的には「もう半歩、もう一歩」という感じが、特に最近はしているのも事実。
エチュード的な本や、古典系を継続的に弾いてもらって、その半歩や一歩を縮めてあげたいとも思うのだが、趣味としてできるだけピアノを続けるということが、今のこの生徒さんにとっては優先事項であり、今後この生徒さんが、ピアノで専門的な道に進む可能性は、おそらく無いだろうと思われるので、今のところ新たに何か練習曲集を付け加えることなどの、練習プログラムの大幅な変更もしない予定。

だが、ピアノをやっていて部活で吹奏楽もやっているくらいの音楽好きだから、この先、部活でやっているというフルートで、専門へ進むなどの可能性は、もしかしたらゼロではないのかもしれないし、高校生になって声楽を始めて、それで専門的にと考える人もいる。
そうした時になって、受験のための副科ピアノとなると、やはりピアノの練習内容も、受験とその先のために大幅に違うものになってくるので、その時にはそうした話をじっくりする必要はあるだろう。

ただ、転勤が多い保護者さんのようなので、もし今から転勤した後に、そうした話になった場合に、新しいピアノ指導者のところで、
「受験の副科ピアノですね。
受験は、古典のソナタでしょうが、入学してからのピアノのレッスンについていけるように、今から最低限の準備はしておきましょう。
では、レッスンは、ハノンの続きと、インヴェンションの続き、それからツェルニー30番は何番やっていますか?ソナチネアルバムはどこまで進みましたか?」
などという話になったとしたら・・・・・おそらく、この生徒さんは質問の意味すらわからないかもしれないし、
生徒さんが、
「あのう・・・それ全部、全くやっていないですけど・・・」
ということになるので、そのピアノ指導者には、
「前に習っていたモリス先生って、ハノンもツェルニーも古典も何も無いレッスンしていたなんて、いったいどんなレッスンしていたのか」
と思うかもしれないが・・・・・・

いや、受験とは無関係でも、今後転勤した場合に、転勤先のピアノ教室で、そのような話になる可能性はあるとは思っている。
部活や塾で忙しい中学生の趣味のピアノと言っても、やはり核となる練習曲集などを継続的にやっていないと、指導者側としてはやりにくい面が多いのも事実だろう。

自分も最近は、この生徒さんに、世の中の人が弾いている割合が多い練習曲集には、どんなものがあるのかといった話もしてみたり、
「学校で、ピアノを習っている人がいたら、どんな本使っているか、聞いてみてごらん」
とも言っておいたので、この生徒さんも「ピアノを弾いている人々が通る道の大まかな流れ」のようなものを、少しは把握できてきたようだ。
だからといって、今すぐ何かを加えることはしないが、もし今エチュード系を加えるとしたら、ツェルニー30番でもいいのだが、もう少し余裕を持たせるためにも、もしかしたらラジリテあたりからやってもらって、テクニックの整理をした方がいいのかもしれない。
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明らかにミスが多い楽譜を使って共演ものの譜読みをしている話を書いたが、実際にやるのかまだ決定していない部分や曲も含めて、まずは約60ページを譜読みすることに。

自分が弾く予定のページ数は、当初よりも増えて、50ページ以上をまとめて譜読みするのは、少し久しぶり。
だが、そもそも10ページを越えたら、あとは何ページでもだいたい似たようなものかもしれないし、今回は子どもの頃から知っている有名曲なので、譜読みはそれほど大変でもないが・・・それでも、少ない量ではないので、効率良く譜読みをしていきたい。

ページ数が多くても、とにかく全体を、デュナーミクなどを含めた楽譜上の表記も最初の譜読みから全て感じながら通して弾いて、音楽の全体像を把握する。
あとはいくつかのまとまりごとに譜読みをしていきながら、弾ける状態にしていく。

60ページ全体は一通り目を通してみたが、ソロのピアノ曲ではないので、難しい箇所が連続するようなことはなく、時間をかけて練習する箇所はいくつかに絞れそうな気がした。
逆に、ピアノ曲ではないということは、ピアノの鍵盤では弾きやすくない音の動きは多いので、楽譜の見た目よりも全体的に易しくはないのも事実なので、特に指使いを考える箇所は多そうだ。

そして、1人で練習する段階から、他のパートがどんなことを弾いているのかを、ある程度把握しながらの譜読み作業をしていくのが効率が良いと思うが、
「ここは、次へ行くタイミングがあわせにくいだろうなぁ」
という箇所はいくつもありそうだが・・・・。
共演物でも、合わせることよりも、まずは個々が高いレヴェルで弾けることが大前提なので、できるだけ早くそのレヴェルで弾けるようにしなければ。
他にも、譜読み中のピアノ曲などもあるのだが、当分はこの60ページに練習時間の多くをとられてしまいそうだ。
2005年の9月から、ここに書き始めたので、
「たしか9月の中旬は4周年だったはず・・・」
と、9月になった頃には覚えていたのだが、調べてみると、4周年は過ぎてしまったいた。

何度か書いたが、最初は、「ブログをやってみたいという」という知人への説明のために、“まず自分が何でもいいから始めてみて、一通りのやり方を把握して説明するために始めた”わけだが、ピアノの練習方法などを書きながら、次第にレッスンの様子なども書くようになり、気がついたら4周年。
子どもの頃から、日記などは一度も続いたことがない自分としては、毎日ではないが4年も書き続けているというのは、何か不思議な感じもする。

この4年間、ピアノや音楽のことを考えながら書き続けて、日頃より多くの方々と交流もさせていただいていることで、自分もいろいろな情報や刺激も得られていることや、昨年と今年の練習会企画で、実際にお会いできた方々とのピアノ演奏とたくさんの楽しいお話の交流にも、あらためて感謝したいと思います。

また、これから音楽やピアノについて日々感じていることなど、少しずつ考えて書いていこうと思っています。
そのうち練習会企画も、また計画できればと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
先々週のレッスンで、ある生徒さんが、発表会候補曲のうちの1つを弾いていたが、通しでは弾けているものの、流れるようなこの曲の良さが表れていなく、全体的に固さがあって、あまり進歩が感じられない。

本来は、生徒さん本人が、もっと練習の中でイメージを膨らませて仕上げて欲しいのだが、ピアノを始めて2年と少しのこの小学生の生徒さんだと、しっかりとした譜読み段階から着実な仕上げという過程の練習をしっかりとやっている方だとは思うが、演奏の仕上がりの質に対する感覚というものが、まだまだつかめていないのかもしれない。

ここは、1つ刺激策というわけではないが、「もっといい演奏を!」ということを、わかりやすく示すのが、この生徒さんにとってはいいだろう思い、

「ここの小節からは、次第に盛り上がっていくけれど、固くならずに流れ良く盛り上がっていって、頂点でフォルテだから、こうなる(実演を入れて)感じがいいのでは?
そして、その後に、スッとピアニシモ(実演を入れて)・・・・でしょう?」
自分が少し実演をいれて説明してみた。

すると、生徒さんは、
「うわぁ・・・・凄い・・・こんな感じに・・・」
と感嘆したような声をあげたが、
自分はそこですぐに、
「言っておくけど、今の演奏を凄いなんて思ったらダメだよ。もっと上手に弾いてね」
と言う。

生徒さんは、
「え?」
と言って、少し驚いたような顔をしたが、
自分は、
「発表会で弾こうと思っている曲は、それくらい素敵な演奏を目指すつもりで練習してみることが大事。この曲は、練習すれば、もっともっと素晴らしい演奏になるはずだから」
と説明すると、生徒さんは何度もうなづいていた。

結構素直な生徒さんなので、先週のレッスンで弾いてもらった感じでは演奏はまずまず良くなった。
良くなったというよりも、「もっと表現できるはずだから、それをやろう」という姿勢が、演奏に表れてきたので、まだ荒っぽい箇所や不安的なところもあるのだが、先々週よりもいい。

この生徒さんは、ペースとしては、これまでそれほど速く進んできたわけではないのだが、課題をいつもコツコツとしっかりやってきて、確実に進歩しているので、もう少ししたら、少し大きな曲を弾いてもらって、一歩先の段階に進めたらと思っている。
先日、某所の講堂のような場所でピアノを弾く機会があった。
本来は、その場所で自分がピアノを弾くことが主目的では無かったのだが、知り合いの人々との話の流れで、手持ちのレパートリーなどを弾くことになり、ピアノの椅子に座ると、何だかピアノの鍵盤が妙に高い。

ピアノ自体は、少し古いが、よく見かける国産メーカーのとてもよく見かける大きさのピアノで、珍しくもないのだが、ピアノの3本の脚が、いつでも移動できるためのキャスター付きの脚台(?)のような物にのっている。
そのキャスター付脚台は、グランドピアノ用の普通のインシュレーターなどよりも、かなり高さがあるので、ピアノの鍵盤の高さがかなり高い感じがする(と言っても、数センチくらいなのだろうが)。

そこで、その場のピアノ椅子の高さを、いつもよりも幾分高めにしようと思ったが・・・・椅子は既に一番高い設定に近くて、ほとんど高く出来なかった。
自分は、普段は椅子は極端に高くなければ、あまり気にしないので、高いよりは幾分低めでも大丈夫だが、このようなキャスターの脚台に常にのっているピアノを弾いた記憶は無いので、なんだか不思議な感じがした。
しかも、ペダルが、普段よりも床からかなり遠い(高い位置)なので、慣れるのに少し時間がかかった。

演奏は、ショパンの一番簡素なワルツを弾いてから、最近のレパートリーのリストを弾いた後で、聴いていた方から、
「ドビュッシーって弾いていただけますか?」
と言われたので、いつもの(?)、とだえたセレナード。
特に準備もしていなくて、急遽持ちレパートリーを弾いたことを考えれば、まあ悪くも無かったのかもしれないが・・・・・このキャスター脚台に常にピアノがのっているというのは、移動には確かに便利かもしれないが、演奏者にはあまり優しくは無さそうだ。
20数ページの共演物の譜読みをしている話しを少し前に書いたが、少し予想していなかったことに、神経を使うことになった。

弾いていて、ある箇所が、明らかに臨時記号のシャープのつけ間違いだと思ったので、他の人のパートを見て確認。
それを発見してからは、スラーとスタッカートなどのアーティキュレーションの不統一が曲全体にあったり、シャープの付け忘れや、3度のミスなど、音の明らかな違いを他にも数箇所に発見。
数小節間のオクターブの間違いもあったり、ppピアニシモを書き込む箇所の小節違いも・・・・。

原曲のオーケストラ曲は昔からよく聴いて知っていたから、今回は自分でも発見できたのが、さすがにここまで楽譜にミスが多いのは、久しぶりのような気がする。

念のため、今月になってから、この輸入版楽譜を使って演奏されたという録音を聴いてみたが、やはり自分の発見した箇所のほとんどは、演奏者は修正して演奏していた。
だが、その録音では、ppピアニシモの位置は、輸入版楽譜どおりになっていたので、これは原曲とは1小節違うのだが、このあたりは、自分と共演の方と相談して判断することになりそうだ。

この曲を弾くこと自体は、それほど難しくないのだが、楽譜にミスが多いと神経を使ってしまうし、他にも楽譜の音符の配置や書き方なども含めて、この輸入版楽譜は非常に使いにくいが、これを使って演奏すると決められてしまった(?)のだから、やるしかないだろう・・・。
ベートーベンのピアノソナタは、バックハウスやケンプといった巨匠ピアニストの定番中の定番の演奏家のものは子どもの頃からレコードなどでもよく聴いていて、他にも名ピアニストのアニー・フィッシャー Annie Fischer などの演奏も芯があるのに繊細さも合わせもっていて結構好きなのだが、今年の初めに別のピアニストが弾く全集を買った。

演奏しているピアニストは、ルドルフ・ブフビンダー Rudolf Buchbinder というピアニスト。
かなり前だが、某国営放送でも、ベートーベンのピアノソナタのいくつかをスタジオリサイタルのような形で演奏した様子を放送していたので、もしかしたら知っている方もいるかもしれない。

ブフビンダーの弾くベートーベンは、全体的に温かみのある音を持っていて、変に硬くなったり、派手さを演出するようないことはなく、作品の持っている流れを実にスムーズに表現しているところが、とても聴きやすい。
曲によっては、ペダルを少なめにして、左手パートの流れを聴き手に届けるような感じで聴かせてくれるので、立体的な音楽聴こえて、四重奏のつくりになっていることを、感じやすい演奏かもしれない。

ただ、全集なので32曲のピアノソナタ全部を聴くと、当然のことながら、自分の持っているイメージや、実際に弾いた時の感触とは遠い演奏も入っていて、第10番や第14番「月光」などは、自分のベートーベン像からは少し遠い演奏だった。
逆に、第1番、第7番、第24番「テレーゼ」などは、なかなか素晴らしいと思う。

この全集は、昔の巨匠達の録音よりも、比較的新しいので、「巨匠の名演奏とはわかっていても、古くてノイズの多い録音はあまり好きではない」という方にも、ブフビンダーの全集はおすすめ。
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