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発表会のための曲というのは、発表会の開催日程が4.5ヵ月後くらいに近づいてから考え始めると、結局はすぐに思いつくような曲が並んで、プログラムに新鮮さが無くなってしまう。

もちろん、今年はショパンとシューマンだから、それを意識しての選曲も考えらられるが、それだけというわけにもいかないので、常日頃新しく譜読みをして、「華やかで絶対に発表会向きの曲」、「派手さは無いが、しっとりと聴かせるので発表会でも使えそうな曲」、「練習にはなるが、音をはずす確率も高そうなので、人前にはあまり向いていないが普段のレッスンには使える曲」などと、いろいろと頭の中で考えている。

だが、事前に曲をたくさん考えて、出演の生徒さんがだいたい選曲を終え、プログラム順もほぼ決まりかけていても、練習して数週間で、練習をある程度やっているのに、どうも曲に乗りきれない生徒さんは1人くらいはいるもの。

以前に、中学生の生徒さんで、生徒さん自身が選んだベートーヴェンのソナタなのに、あまり仕上がりが見えてこない感じで、しかもプログラム順で想定される次の生徒さんもベートーヴェンのソナタだった(これを、少し気にしていたのかもしれない)ので、曲を変更してみてはどうかと尋ねてみたことがあった。
「違う作曲家の方が、聴いている側は、曲想に変化があった方が聴きやすいし、あなたは譜読みが結構速いので、2ヶ月以上ある今なら大丈夫だよ」と言ってみたが、生徒さんは、迷っている感じだった。

そこで、ベートーヴェンとは全然違うタイプの曲を提示してみることにした。
「(少し弾いて)こんな感じの曲もあるけど、どう?」
すると、生徒さんは、
「えっ!今の曲は・・全然知らないですけど、かっこいいですね。誰の曲ですか?」
と言うので、スペインのファリャだと教えると、
生徒さんは、
「スペイン!やります、ファリャに変えます!」
とあっさり了承。

実は、この時は、自分はこの生徒さんが、ファリャに変更するのに、少し自信(?)があった。
スペインものというのは、全く知らないととてもカッコイイ曲に聴こえるので、アルベニスもグラナドスもファリャも、中学生以上の生徒さんには、結構受け入れられやすいので、自分の中では定番のレッスンレパートリーになりつつある。
これも、一時期スペインものの譜読みにかなり凝っていた時期があったので、その頃の譜読み貯金のおかげだろうか。
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年度末というのは保護者の仕事の転勤で、生徒さんも一緒に引越しされる方もいる。
引越し先が決まり、ピアノの指導者探しをするわけだが、それについてのレッスンでお母さんが、
「この子が、新しい先生に馴染めるのか、それがもう不安で・・・」
と、心配していた。

この生徒さんは、活発に受け答えをするので、自分としてはこれまでレッスンがとてもスムーズに進行しやすく、上達のペースもまずまずであり、発表会でも堂々と弾いて印象だった。
ところが、お母さんの話では、
「実はこの子は、結構人見知りで・・・人に慣れるのに凄く期間が必要なもので、英語塾は数人のグループで習う方式なのですが、これも最近やっと慣れたところだったのですが・・・」
と言っていたが、自分としてはそんな印象は無かったので、少し意外だった。

レッスンの時は、会話もできて、弾く時は集中して弾く生徒さんで、毎週しっかりと練習もしてくるから、きっとピアノが好きなのだろう。
だから、きっと新天地でも、お母さんが不安に思っているほど、心配無く新しい指導者にも慣れてくれると思う。
ただ、現在進めている教本は、ちょうどその巻の終わりなので、今後も同シリーズの続きの巻が良いのか、他のものをやるのかは、新しい指導者と相談してみることなどについては、少しの説明をお母さんにしておいた。

そして、教室を卒業の生徒さんには、だいたいいつものことだが、楽譜を1冊プレゼント。
これは、名曲集を買ってきたり、楽器店の輸入版フェアーで安く買っておいたものだったり、その時々によって様々だが、今回は生徒さんがまだ初級なので、そろそろ弾けそうなギロックを1冊用意。

自分は、生徒さんとお母さんに、
「もし、こちらに遊びに来た時は、いつでも弾きに来てください。
 それよりも先に、某コンクールなどの全国大会で会いましょう」
と言ってみると、
生徒さんは、
「はい、がんばります!」
という元気な返事。
お母さんも、
「全国・・・そうですね、それくらい弾けるくらいになって、先生を驚かせることができたら、いいですね」
と言っていた。
この記事では、ドビュッシー「こどもの領分」より「雪は踊っている」の演奏を公開していました。
お聴きいただきありがとうございます。
「○○を受けようと思っている」という生徒さんが、1回レッスンでやってきた話題を11月に書いたが、その続編。

前回の1回レッスンでは、今回は古典は曲を変えてベートーヴェンの初期のソナタの1楽章、そしてドビュッシーの最も弾かれている曲を主にレッスン。

ベートーヴェンは、全体的に落ち着かないような演奏であり、デュナーミクの幅の狭さも気にかかる。
前回も感じたことが、スケールやアルペジオといったテクニック的に不安定であることが、こうした古典の曲では明確にわかってしまう。
手の使い方が全体的に硬いということも改善する必要があるように思えたので、今回はベートーヴェンについては譜よみや曲のつくりということよりも、アルペジオ部分の弾き方に時間を使ってみた。

次にドビュッシーだが、演奏してもらうと、ドビュッシー演奏に不慣れであることは、すぐに感じた。
それは、やはりペダル。
これは、しっかり改善する必要があるので、最初から細かく指示をすることにする。

モリス : 「ここは、楽譜に入っているペダルで合っているので、1拍ですぐに踏みかえをどんどんやっていくのは、難しいと感じるかもしれませんが、このとおりに」
生徒さん: 「この(楽譜の)ペダルで、ここは合っているのですね・・・」

モリス : 「ここは、楽譜にペダルが入っていないですが、ペダル無しというわけにもいかないので、軽く細かく踏みかえて入れてください」
生徒さん: 「書いていなくても、ここはペダルは入れるのですね・・・」

モリス : 「この箇所は、先ほど踏みかえていたと思いますが、楽譜のペダルどおりに、ペダルは踏みかえ無しで。ただし、ここフレーズの終わりで、少しペダルを浅くできると尚良いです」
生徒さん: 「(生徒さんは、何度か試してみて)・・なるほど、なんかきれいな響きになってきた感じです」

モリス : 「ここは、この楽譜は1小節ごとに踏みかえていますが、踏みかえ無しでずっと踏んだままで大丈夫ですから」
生徒さん: 「ここは踏んだままですか!」

このようなやりとりを、かなり多くの箇所についてやってみた。
案の定というか、聞いてみたところ、生徒さんはこれまでに、ドビュッシーを弾いたことも聴いたこともほとんどないらしいので、ドビュッシーのピアノ音楽がどういった響きの曲なのかもっと感覚的わかってもらい、ドビュッシーの曲数もある程度弾いて、楽譜も読めるようになることが望ましいが、1回レッスンで来ているので、どこまで要求するのかの判断も難しい。

そして、今後生徒さんがもっと質の高い演奏を目指すのであれば、今弾いているくらいの規模の曲を弾きながらも、もう少し余裕の持てるくらいの曲、数多く弾きながら演奏力を高めるようなレッスンが必要に思われるが・・・これも、普段の別の指導者に習っている方の1回レッスンでは、どこまでアドヴァイスしていいのか判断が迷うので、今回はそこには触れずに、修了とした。
3月になったが、今頃の時期というのは、規模が大きいものから、比較的小さなものまで、いろいろなピアノのコンクールの課題曲や参加の規定などが発表される時期だと言える。

あの全国規模の参加要項も発表されたので、手持ちの楽譜チェックをして、毎年の恒例になっている。
このコンクールは、近現代のジャンルの選曲に、毎年新しく出版される曲集を入れているので、一応それは購入することにしている(この曲集が、毎年有効活用できているかは、結構微妙であるのだが・・・)。

今年は、それ以外でも持っていない楽譜が多いようにようで、特に小学生の1・2年や3・4年の級で、自分の手持ちにない曲が例年よりも多いようだ。
これは、指導者にも生徒さんにも、あまり弾かれてない曲や、現代の生まれたばかりの曲も勉強して欲しいという意図があるのだろうし、事実、自分もほとんど知らなかった曲で弾いてみて楽しめる曲が毎年あるので、楽しみでもある。
(ただ、ひとつ注文をつけさせてもらえるなら、小2や小3といった年齢の子が、もっと意欲的に弾けそうな曲を、選曲に入れて欲しいようには思う)。
高学年や中学・高校生くらいが出場する級となると、そうした傾向も少し薄いせいか、だいたいの楽譜は持っているので、新しく買う楽譜は少ない。

参考楽譜とされる曲集以外でも、手持ちの曲集で全く同じ曲が収録されている場合もあるので、手持ち楽譜のチェックをしっかりとしてから、持っていない曲のなかから、優先順位の高そうなものから数冊購入していくのが、だいたいいつものパターンだが、昨年も持っていない曲だと思って買った後から、別の手持ち曲集に入っていたことに気がついたことがあったので、今日はまず3冊のみ購入した。

他のコンクールの課題曲もチェックしてみるが、某中規模コンクールは、選択曲の中に近現代やあまり知られてない曲などはほとんど無く、昔ながらの定番路線で、その傾向は今年も変わりなく続いていて、ほとんどの曲の楽譜は手持ちにあるようだ。
ただ、このコンクールも、以前に比べると、選択曲の中に、新しい曲を1、2曲入れるようになったのは、あの全国規模のコンクールの影響も、少しはあるのかもしれない。
(こちらも、注文をつけさせてもらうと、異なる部門で難易度が逆に感じられる曲があり、同じ部門の中でも難しい曲と比較的簡単な曲を入れた結果、こうしたことになったのか、それともそれ以外の何か意図があるのかは、ちょっとわからない)

一応、それなりの楽譜をチェックした後は、「あの生徒さんには、これが合うだろうか」「あの生徒さんは、この課題の中からだったら、これを選びそうかな」などと、軽く予想。
自分は、コンクール出場を強力におすすめすることわけではないが、「いいホールで演奏できて、講評ももらえる、発表会とはまた違った演奏の機会」ということは、話をするようにしている。
毎年何らかのコンクールに出場する生徒さん、課題曲によっては出場する生徒さん、今年は実力を蓄えて来年出場という生徒さん、絶対に出ない生徒さん、課題曲を弾いて楽しむだけの生徒さんなど様々。

出場すると決めたら、即座に曲を決める人もいれば、2週くらい迷う人もいるが、迷う人はバロックで迷うことが多いのがいつものパターン。今年はどうだろうか。
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