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先日のレッスンで、大人の生徒さんに、
「今弾いているショパンを、やっぱりネット上の動画などではなくて、たまにはCDでも買ってちゃんと聴こうと思って先日売り場にいったのですが、考えてみたら、どうやって選んだらいいかわからなくて、それで友達が○○というピアニストのショパンがたくさん入っているCDを貸してくれたのですが・・・」
という話をされた時の会話を少し。

モリス : それで、どうでしかたか?○○さんのショパンは?

生徒さん: それが・・・・私の勘違いかもしれませんが、何だか固い感じで・・・いえ、何と言うか、歌い方というのが、本当に固い感じで・・・・でも、有名な人ですし・・。

モリス : そうですね、そのピアニストの演奏が固いというのは当たっていると思いますよ。
そのピアニストの話は、以前にも某所でピアノ仲間の方々とお話する機会があった時に、固い弾き方ということで話題になりましたから。

生徒さん: やはり、そうなのですね。(生徒さんは、自身の耳が間違っていなかったと思ったのか、ホッとした様子)

モリス : はい。自分は、以前に、ホールでの生演奏も聴いたのですが、やはり全体的に固い感じで、レガートや歌よりも、「カキン、コキーン」といった感じのショパンでした。だからと言って、迫力があるわけでもなく。
その時は、ベートーヴェンも弾いていて、そちらの方がまだ少しは合っているようでしたから、ロマン派よりも古典派でプログラムを作ったほうが、まだ良かったのかもしれないですね。

生徒さん: でも、有名ですよね。

モリス : そうですね、時代やタイミングもあるのでは。

生徒さん: ああ、なるほど。それはありそうですね。

モリス : 少し以前は、ああいう感じのピアニストは結構いたと思います。
自分も持っているレコードや、古い教本や曲集とセットのカセットテープなどは、そうしたピアニストの固い演奏のものも、結構あります。
だから、「有名ピアニストだから上手いはず」なんてことは、思う必要は全くないですね。

生徒さん: そうなのですね。他にも、テレビなどに出演しているピアニストの演奏で、「ん?これって上手なのだろうか・・」って思うことも時々あるのですが、有名とか、テレビで取り上げているとかは、演奏の質にはあまり関係なさそうですね。

モリス : はい。だから、日本のメディアにのっているピアニストで、素晴らしい人もいれば、そうでもない人も当然いるわけです。
輸入版のCDなどを買うと、日本ではほとんど知られていないピアニストなのに、時々大当たりの素晴らしい演奏に出会うこともありますし、過去には、知人から「チケット余ったから」といただいて行った、日本のほとんど無名ピアニストの演奏が、非常にレヴェルの高いこともありましたから。

生徒さん: なるほど、なるほど。なんだかわかるような気がします。

というような会話だった。
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先日のレッスンで、小学2年生の生徒さんがスラーの切れ目を、ブツっと切って弾いている。
曲にもよるが、古典などで短いスラーは細切れに弾かないことも多いので、この曲も、ブツブツと切れるのが変であり、1週前のレッスンでは、生徒さんもちゃんと長いフレージングで弾いていたはず。

モリス : ここは、スラーが切れていても、もっと先まで長いフレーズで弾こう。

生徒さん: でも、A子おばちゃんが、スラーが切れているから、ちゃんと切って弾いた方が良いって

モリス : ? A子おばちゃんというのは誰?

生徒さん: ええと、お母さんのお姉さんで、ピアノ弾けるの

さて、こうした時にはどうしたら良いのか。
小学2年生くらいだと、レガートのスラーとフレーズのスラーの違いを、言葉を並べてたくさん説明しても効果的ではないし、周りに少しピアノが弾ける大人がいると、皆同じに見えている様子。
つまり、口で言うよりも、実力行使にでた方が、一発で解決できるので、

モリス : そうか・・・ピアノ弾けるA子おばちゃんに教えてもらったんだ・・・
      ちょっと、今からピアノ弾くから、ちゃんと聴いていてよ。

自分は、そう言って、リストのオクターブが高速で連続する曲の一部分と、モシェレスのエチュードの一部分を、生徒さんの横で思いっきり弾いてみせた。

生徒さん: (驚きで、口がポカーンと空いている)

モリス : どう? A子おばちゃんは、これくらいピアノ弾ける?

生徒さん: (首を横に何度も振って否定)

モリス : そう。じゃあ、ピアノの弾き方は、A子おばちゃんの言うことじゃなくて、モリスの言うこと聞いて下さい

生徒さん: (首を縦に何度うなづく)

しかし、考えてみると、子供相手に全く大人気ないとは思ったが、周りの大人から、変なクセなどをつけられる前に、一度言っておいてよかっただろう。
先日、
「先生の楽譜のところは、ギロックたくさん持っていますね~」
と、小学生の生徒さんに言われた。
ギロックは、だいたい同じ楽譜出版社から出ているので、楽譜の棚にまとまって並んでいて、そのスペースのあたりを見るとギロックは多いように見える。

だが、数えてみると10冊。
それほど「たくさん」というほどでも無く、ショパンやバッハ、ドビュッシーなどの方が冊数は持っているし、冊数ではなく単純にページ数で考えてみると、2種類以上のソナタ集を持っているベートーヴェンやモーツァルトの方が多いということになりそうだ。

しかし、ギロックの冊数をある程度持っているというのは、ピアノ指導者に特有のことかもしれない。
子供の頃からギロックを弾いている人でも、おそらく2,3冊くらいの方が多いのではないだろうか。

他にも、ピアノ指導者だからある程度の冊数を持っているという作曲としては、カバレフスキーやグルリットといったところが当てはまりそう。
これらの作曲家の作品は、弾いていて楽しく、上達に役立つものも多いが、ピアノを長年継続している人でも、習ってきた指導者によっては全く使わないこともあると思うので、あまり馴染みが無い人もいるかもしれない。

自分も、最近はカバレフスキーがレッスンで登場する機会は、あまり多くは無い。
譜読みも苦にならず、結構面白い作品もあるのだが、ギロックなどの方が演奏効果が高い曲が多いので、生徒さんに選んでもらうと、どうしてもカバレフスキーは不人気のようだ。
週末は、録画でためていたオペラを3本鑑賞。
マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」
ベッリーニ「夢遊病の女」
プッチーニ「蝶々夫人」

それぞれ作風は異なるが、どれも有名でストーリーにも難解な部分は少ない(現代の我々には、少し無理な話の展開に思えるのは仕方が無いことだろう)ので見やすく、定番のイタリアオペラ達と言える。
過去にも、実演や放送で何度か見ている作品達だが、オペラは演出が異なると全く違う作品というくらい変わるし、歌い手によっても印象はかなり変わるのが面白い。

ショパンがベッリーニのオペラをよく見に行っていた話は有名。
ベッリーニのオペラ作品によく出てくる、たっぷりとした歌い方と、急速に上昇や下降をするような部分は、ショパンのピアノ作品にも影響を与えたのかもしれない。

さて、テレビでオペラ鑑賞の前には、集中して長時間鑑賞できるように、食事の準備を。
これをいただきながら、数時間の録画鑑賞の週末の夜でした。
今回は、カメラで撮影をしてみたが、これはどんな料理かおわかりでしょうか?



盛り付けのせいか、少しわかりにくいが、「サンマと野菜のマリネ」のような料理。
サンマはコショウで下味をつけて揚げる。
野菜(タマネギ・ムラサキのタマネギ・ピーマン・人参・豆苗・セロリなど)は、適当な大きな切る。
マリネのソースは、エキストラバージンオリーブオイル・白ワインビネガー・岩塩・黒コショウ(あらびきにする)・ハーブ(タイム・オレガノ・ローレルなど)を適当に混ぜる。
漬け込んですぐにも食べられるが、1日くらい経つと馴染んで美味しい。

ちなみに、自分は普段は青魚系は全く食べない(基本的に、焼き魚・煮魚は食べない)が、こうしてマリネのような料理にすると、サンマやサケも食べられるので、魚嫌いの方もおすすめです。
学校の定期テストの週や、春休みなどの塾の集中講座が連日続く時などは、いつもしっかりと練習してくる生徒さんでも、さすがに短時間練習しかできていないこともある。
先日も、持ち曲はいつもだいたい4曲の中学生の生徒さんは、入ってくると、
「今週は、テクニックと新しい曲の譜読みを半分くらいしかできていないです」
と、宣言(?)。

それらを弾いてもらっても、時間が余ってしまうので、自分は生徒さんに、
「じゃあ、ちょっと手伝いをお願いしようかな。
はい、初見連弾。とても簡単だから」
と、買ったばかりの初歩から初級の連弾曲集から、生徒さん一緒に弾いてみた。

本当にシンプルな連弾曲ばかりの曲集なので、楽譜を見ただけで弾かなくてもだいたい曲は把握できるし、弾こうと思えば一人でも弾けてしまうのだが、やはり実際に連弾として2人で弾いてみると、簡単な曲でも楽しいし、新しい発見もある。

こうして、中学生の生徒さんと一緒に3曲、4曲と弾いてみて、
「この曲は、あの初級の生徒一緒に今度レッスンで使ってみよう」とか、
「この曲は、あの生徒さんと、あの生徒さんと一緒に、発表会でも弾いても映える曲かも」
などと、考えるみる。

そして、この中学生の生徒さんにとっても、初見練習にもなり、しかも簡単な曲なのでその場でプリモもセコンドも両方弾いてみる連弾の練習にもなるので、あまり練習できなかった時のレッスン時間の有効活用になっていると思う。
4月の新しい年度になり、
「この生徒さんが来てから約1年だなぁ」
などと、つい先日のレッスンで気がついた。

この小学生の生徒さんは、ピアノの習い始めは他の指導者さんのところだったので、自分のところは来た時には音符も読めるし、一応は初級の曲も弾ける状態ではあった。
最初は、従来から使っていた教本をそのまま進み、あとはテクニック系と随時曲を選択という内容でレッスンを始めた。

演奏力と譜読み力、どれくらい練習してくるのかをいったことも把握するため、とても簡素な曲、それなりに手ごたえのある曲なども混ぜながらのレッスンだったが、数回のレッスンで良い面もあるが、課題も多く見つかった。

音感はある程度ある。
丁寧に弾いて、きれいにまとまる。
言葉の理解力は結構あるので、話が通じやすく、少々難しい話をしても大丈夫。
手の基本的なフォームはまずまず良い。

音は読めるが遅い。
リズムは弾いていて時々完全にわからなくなる。
基本的な指使いは全く身についていない。
手のフォームは良いがしっかりとした音で弾くことができない。

この1年を振り返ってみると、生徒さんの良い面はだいたい伸びたし、課題のうち、音符の読みとリズムについてはかなり改善されて、最近は譜読み違いを指摘することは少なくなった(以前は、オクターブ違いなどもかなり多かった)。

ただし、基本的な指使いは教本では出来ているが、指使いの指示が少ない曲では基本の指使いを完全に無視したようなまだまだ無理のあるような弾き方をしてしまうので、これは少しずつでも改善していく必要性を感じている。

そして、ここ最近の新たな発見としては、この生徒さんは結構、ポリフォニー系の曲が合っているというか、苦にならずに弾ける(と言っても今はまだ簡単な曲ではあるが)ので、そうした曲を少し増やしていくのもいいかもしれないと思っている。
4月ということで、この時期からピアノを始める幼児や小学生もいると思う。
自分も、事前準備というほどでもないが、初歩教本、初級教本を数冊買い足しておくくらいの準備はしてあるし、もっと使いやすくて良い教本はないものかと常に探してもいる。

導入・初歩から初級にかけての教本選びというのは、難しい。
自分は、いまだに決定的とも言えるような教本に出会っていないと思っているのが、それでも内容も良く使いやすい教本シリーズはいくつかあり、中でもG社から出版されている6巻のシリーズものは、4歳、5歳や小学生低学年が、1巻から初めて、無理なく6巻まで比較的ゆるやかに進んでいけるので、使うことも多い。

いや、正確には「使うことも多かった」と言ったほうが正しい。
今でも使ってはいるのだが、内容は良いとしても絵が少々古い印象であることや、本文に説明やヒントのような文字が無いこと(4,5歳のこどもは文字を覚えたので、読むのが結構好き)、収録曲も幾分古風な感じなのが、少し気になり、ここ数年は他の教本を使うことも多くなってきた。

ただし、4,5歳用に良いと思って使ってみた他の教本も、残念ながらG社シリーズよりも明らかに優れているというわけでもなく、数社の教本で似たように感じたことは、途中で急に難しくなる本が多いということだ。
特に、鍵盤の位置関係や楽譜についての丁寧な説明と、かわいいイラストでとても使いやすいと思って使っていた某社のシリーズは、ある時ページをめくると、そこから何の前触れも無く急に難しくなっていて、そこまで順調なペースで進んできた生徒さんも、どうしても何週か止まってしまうことになる。
今では、この某社シリーズを使用する時は、その止まってしまうページは取り敢えずは飛ばして先へ進み、その巻が終える最後に弾いてみるという方法でやっているが、結局はG社シリーズへ移行することも少なくない。

おそらく、某社シリーズは、小学1年生~3年生くらいからピアノを始めた子どもが、比較的短期間で初中級レヴェルに達することができるようにという意図で作成されているのだろうが、そのように上手くいくのだろうか?
初級の子供は何週も同じ曲を弾くと飽きてくるので、多くの曲を弾きながら少しずつレヴェルアップしていくG社シリーズの方が、子供は毎週のように○がもらえて、ゆるやかに曲は難しくなっていき、結果的には上達が速いようにも思える。
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