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昨年の一時期は、集中的に演奏会へ足を運ぶことがあり、回数が多かったが、今年はまだ3回くらいしか生演奏へ行っていないので例年よりも少ないペース。

先日聴いたのは、久しぶりの弦楽四重奏。
モーツァルトが中心の定番とも言えるプログラムだったが、どの曲も音の響きに細心の気遣いをしているような繊細さと、時には躍動的なリズム感が空気から伝わってくる演奏で、とても楽しめた。

そして、純粋に楽しむというだけではなく、やはりピアノ弾きは、ピアノ音楽だけではなく、いろいろな音楽を聴くことが勉強になることを再認識する時間でもあった。
バイオリンに耳が注目しがちだが、ビオラが目立たない旋律もきれいな流れを奏でていて・・・チェロは弱音ながらも客席まで届く響きのある音でリズムを打っている・・・
そんなことを、耳でも目でも確認できる弦楽四重奏の生演奏は、ピアノ演奏につながる要素は多い。

演奏会へ行こうと思って時間的にタイミングが合ったとしたら、弦楽四重奏よりも、ピアノのソロやオーケストラの演奏会へ行くことの方が、普通は多いかもしれない。
それは、音楽のジャンルとしては、弦楽四重奏のような室内楽は、イメージ的に幾分地味な印象がするからかもしれないが、実際に生演奏を聴けば、その良さは実感できると思うので、これからは生徒さんにも積極的におすすめしようと思う。
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少し前のレッスンで、

モリス : まだ先だけど、発表会の曲目のことだけれど、一応いくかの曲の候補を考えてみたけれど

生徒さん: 実は、弾きたい曲があって、○○○なのですが・・

モリス : ・・・○○○かぁ・・・

生徒さん: やっぱり、まだ無理ですか?

モリス : いや、無理ではないけれど・・・

という、やりとりがあった。

自分は、生徒さんが弾きたい曲に関しては、基本的には「ノン」とは言わないのだが、今回はさすがに「よし、やろう!」とは即答できなかった。
発表会で弾く曲となると、少し大きめの曲、実力よりも少し上の曲ということでも当然良いのだが、実力よりも結構上の曲となると、やはり不安はある。

期間をかけて練習している段階で、実力が次第に向上して、その曲を弾けるくらいの演奏力に近くなってくることもあるし、予想よりも良い仕上がりになることはあるが、それには生徒さんにかなりの努力をしてもらうことになる。

仕上がるまでの期間を想定するために、この生徒さんよりは少し実力が上の別の生徒さんに、○○○の曲の仕上げに、どれくらいかかったのか参考程度に確認してみると・・・約2ヶ月と少し
ということは、この生徒さんでは、3ヶ月くらいはかかるかもしれない。ただ、やる時は結構がんばるという姿は、これまでにも何度か見ているので、仕上がる可能性はあるようにも思える。

そこで、次のレッスンの時に、少し条件をつけてみた。
1つは、希望曲が、人前で弾けるくらいの出来に仕上がらなかった時のために、モリス提案の曲(一般に言う保険の曲)を並行して練習すること。
もう1つは、希望曲に傾向が似ている小品を、どんどん仕上げること。これは、この生徒さんが希望する曲のような曲については、これまでほとんど弾いていないため、耳やテクニック、ペダルの使い方なども習得してもらうねらいもある。

この条件だと、練習量も多くなるので大変だと思うが、それでもこの生徒さんはやるというので、OKを出したが、さてまず1ヶ月でどの程度のカタチになるのだろうか。
生徒さんが先日のレッスンで、
「爪が上手く切れなくて・・・」
と言っていたが、以前に紹介したかもしれないが、爪は爪きりで切ろうとすると、両端が上手く切れなかったり、切り過ぎてしまったり、最悪の場合は爪の層(?)みたいなものが、2枚になって痛くなったりするので、基本的には切らない方が安全だと思う。

下に紹介するのは、自分が普段使っている爪用のヤスリ。
yasuri01.jpg
写真ではわかりにくいが、3面になってきて、それぞれの面は異なる荒さになっていて、使い分けできる。

yasuri02.jpg

これを使って、丁寧に爪を削る。
爪きりと違って、角度を変えてあてやすいので、指の形状に合わせてきれいに爪を整えることができるので、ピアノを弾く時に時々ありがちな鍵盤の隙間への爪の引っかかりを防ぐことができる。

似たような爪用のヤスリは、結構いろいろなところで売られているので、爪が気になる方は購入してみてはいかがだろう。
確か1月には、「今年は、昨年よりも多く譜読みをして、たくさん仕上げる」というようなことを書いたと思う。
今年はソロのピアノ曲を、次々と新しい曲を譜読みしながらも、できるだけ仕上げていくことを目標としていて、譜読みをとにかくたんさんというペースは、年初めから現在も続いている。

だが、1月に書いた曲目の中で、いくつかは譜読みはしたものの、それだけになってしまい、正直あまり気乗りしないで終えた曲もある。
その1つが、1月に購入したと書いたアルカンの曲集。

これは、ご存知の方も多いかもしれないが、某巨大ピアノ全国組織(?)のサイトで連載もされている曲集。
アルカンは、自分の専門的分野からは、厳密に言えば少し外れている作曲家だが、広い意味では含まれているとも考えることもできる作曲家であり、弾いてみて手応えを感じるようであれば、レパートリーとしても、レッスンレパートリーとしても活用したいと、以前から思ったいた。

が、2,3曲と弾いてみても、どうも脳があまり反応しない。
その後、5曲、10曲と譜読みしても、心があまり動かずに、しばらく放置しておくことに・・・
そして、また見直して弾いてみては放置、開いてみては放置と何度か繰り返したが、ここ最近は開かなくなった。

全然面白くない曲集ということではなく、むしろ内容的には結構凝縮されていて、弾き込むと味わい深いようには思うが、どうも弾き続けたいという気分までにはいたらなかった。
これまでとは少し違った小品集をいろいろと探していたときに、某巨大ピアノ全国組織の連載を読んだというタイミングで購入した曲集だったので、もしかしたら、自分の中で少しアルカンに期待し過ぎていたのかもしれない。

そのかわり、最近、フランスの別の作曲家の小品集が気になったので、1曲、2曲と弾き始めてみた。
これは、他人が聴けば、特に傑作とか、親しみやすいピアノ曲ということもないかもしれないが、自分には瞬時に脳が反応というよりも、体に抵抗感無く入ってくる曲だとすぐに実感できた。
8月の練習会に向けては、まずはこれを仕上げて行こう。
発表会の選曲を考える時には、初級くらいでもある程度の時間の曲を弾いて欲しいと思う。
せっかく、発表会に出演するために、少し期間をかけてがんばって練習して、生徒さんによっては衣装とまではいかなくても服装を準備する方もいると思うが、それで実際の演奏時間は30秒ということでは、少しもったいない。

だが、初級の方には1分の曲を弾くというのは、結構大変で、普段の曲が1ページの20秒未満などということも多い人だと、1分の曲は未知の世界とも言える。
そこで、30秒ほどの曲を2曲というのが、現実的な路線だろう。

もう少し弾ける方で、例えば「バスティン」の4巻や「ピアノのABC」などに入っているような初中級にかかりそうな人でも、2~3分は弾いて欲しいが、実際にはそれくらいの実力で弾けるような2~3分の適度な曲というのは、それほど多くない。
いくつかのコンクールの課題曲や選択曲(過去のものも含めて)は、選曲の参考にはなるのだが、このレヴェルだとコンクール曲は意外にも時間が短いものが多いので、1曲だけを弾く選曲には適さないことも多い。
だから、エステン「人形の夢と目覚め」などは、やさしいのに適度に時間がある曲なので、シンプルな曲ではあるが、大変貴重だと思う。

それよりさらに弾けて、「ラジリテ」や「インヴェンション」などに入っている生徒さんの場合は、選曲の幅はとても広がるので、生徒さんに提示できる曲も多くなり、実力のある生徒さんは、数曲挑戦してあとで絞るという方法がとれる。

つまり、発表会の選曲は、
・初歩・初級・初中級入口くらいまで → 生徒さんに合わせて考えるので、指導者が選曲に迷う

・初中級・中級以上     → 多くの候補曲から、どれを弾くのか生徒さんが迷う

といった感じかもしれない。
中級以上である程度の実力がある生徒さんは、発表会の曲は1曲を3ヶ月くらいがんばるのではなく、2~3曲譜読みと並行練習をして、1ヶ月くらい前にどれか1曲に決めるというパターンをやる人もいる。

先日も、中学生の生徒さんに、そろそろどんな曲を弾くのか希望(曲そのものではなく、曲の傾向)を聞いてみたとこころ、
生徒さん : 古典かロマン派で、見せ場があるかっこいい曲で、少し速めで、テクニック的にはちょっと難しくても、がんばろうと思うので・・
それで、譜読みはあまり面倒じゃない曲・・だとうれしいですけど・・・。

という返答。
だいたい、日頃のレッスンでの様子や、普段の選曲から考えて、予想の範囲内の返答ではある。
この生徒さんも、以前と比較すると、譜読みのスピードも正確さはかなり向上したのだが、ある一定の難易度をまでは素早く譜読みできても(ショパンのワルツのあまり難しくない曲くらい)、それを超えるような楽譜だと、譜読みスピード、正確性も急激に落ちる傾向にある。
だが、音楽をたくさん聴いていてよく知っている生徒さんであり、テクニック的な水準としても悪くないので、音符が込み入ったような曲でも、譜読みは遅くても弾けるようになればしっかり弾けるという良い面も持っているので、そこを活かした選曲をしてあげたい。

いろいろと考えて、取り敢えずは1曲として、ベートーヴェンのソナタ1番の終楽章を候補に挙げてみた。
モリス : この曲なら、それほど音符も込み入っていないから譜読みにそれほど苦労はしないだろうし、アルペジオを高速に近いスピードで弾くと結構かっこいいから、きっと希望に近いと思うよ。

生徒さん: (楽譜を見て)うん、これなら弾けそうです。

この会話を、お迎えにきた生徒さんのお父さんが聞いていて、

生徒さん父: 譜読みは難しくないけれど、かっこいい曲って・・・先生、こいつ(生徒さんのこと)、まさかそんな無理な注文を先生にだしたのですか?

モリス : ええ・・まぁ・・無理な注文ということもないのですが・・

生徒さん父: 本当にすみません。こいつは、すぐに譜読みで楽したい気持ちになるもので。もう、他の曲は、遠慮なく、譜読みが大変な曲を、どんどん候補に挙げてやってください。

モリス : ああ、では、その方向でも、また曲を考えておきます。

生徒さん: (声には出さないが、お父さんに言われて、明らかにがっかりした様子)

という会話だったので、生徒さんのお父さんの希望(?)どおり、次週にはシューマンやドビュッシーなども候補曲に入れていいのだろうか、自分も少々迷っている。
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