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出場シリーズの、その10を。

この生徒さんが、コンクール曲を弾くような初中級レヴェルではなく、その2歩、3歩くらい手前の初級者であることの最も分かりやすい点は、ミスがあったり、弾きなおしをしたり、一瞬止まったしまったり、ということが通し演奏で何度もあるのに、それがまるであまり無かったかのような錯覚をしているようなところ。

これは、初心者や初級者の小学生低学年の子どもには結構あることで、そのためにも初歩の教本などでは、「指導者や保護者さんが伴奏を一緒に弾いて連弾のように合わせましょう」のような簡単な伴奏譜がついているが、これをレッスンでやることがとても効果的で、「止まらない、弾きなおししない」ことを、当然のこととして身につけさせることが、初歩・初級段階でとても重要なのだが、これがこの生徒さんは、簡単な曲以外ではあまりできない。

おそらく、ミスで弾きなおしを何度もしながら家で練習していても、頭の中のイメージとしてはつながっているのだろう。
部分練習の時は、同じ箇所を何度も練習するが、それができたら、その部分を含めて前後を通してみる。それができたらさらにもう少し範囲を広げて・・・そして、最終的に全体の通し演奏になるわけだが、そうした練習の順序を書いて示し、実際に実演も入れて説明はしているが、家では自ら考えて練習することが、あまり出来ていない様子。

もう、このままでは、練習の質よりも、練習の両が絶対的に足りないのが明白で、それがそのまま演奏にでてしまっているので、レッスン中に何度も部分を、そして何度も通し演奏をさせるような、少々荒療治的な内容に・・・。

いよいよ、もう本番までの時間も、残りが少なくなってきていると自分は思っているが、そんな感じは、生徒さんから感じられない・・・と思っていたら、
「あのう・・次は、明後日の次の日に来てもいいですか?」
と、生徒さん自ら言ってきたので、どうやら少しはあせっている(?)のだろうか。

よし、自ら言ってくるくらいだから、やる気もあるのだろう・・たぶん。

おそらく、まだつづく。
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9月に某所でのコンサートに出演することは、以前から話があったことだが、曲目は当初弾こうと考えていたものから、少しずつ気持ちが変化して・・・そこからさらに変化しながら、いろいろと考えて譜読みをしたりはしているが、結局現在のところ何一つ決まっていない状態。

少しは決まっていることはというと、先日も書いたが、C.P.E バッハを入れてみようと思っていることぐらいで、あとはこの2年くらい少し力を入れている(つもり)のリストを入れたいと思っている。
だが、他の出演の方のとの重複もあるだろうから、様子見などと考えていると、先日主催の方(リーダー?)からお知らせをいただいた曲目では、リストは既に2曲ほど、ショパンも4曲ほどが予定されているらしい。

確か以前に、近現代が多い予想の話も出ていたので、では自分くらいリストのオペラ系編曲ものか、歌曲編曲ものを弾いて、あとはたまにはショパンのマズルカあたりでもなどとも少しは思っていたのだが、リストもショパンも多そうなので、このコンサートに限っては、このあたりのロマン派系は、他の方にお任せしてもいいのかもしれない。

リストのレパートリーは、つくっておいてもまた10月や11月にも使えるだろうから、さて、そうなると、9月の関しての曲目は、自分としては最も得意分野で素直に(?)決めてしまうのもありなのだろう。
やはり、ここはドビュッシー以降くらいのフランスものを、正直に持ってくるのが良いだろうか。
そのままドビュッシーでもいいとは思うが、他にもガブリエル・デュポンというのが、自分の中では最近は有力な選択肢の1つではあるのだが、もう少しシャープな印象ということを考えると・・・

などと考えていると、なかなか決まらないのだが、この考える時間というのが、自分は結構好きでもあったりする。
でも、あまり遅くても主催者さんも困るだろうから、来月の中旬には返事をしなくては。
出場シリーズの その9だが、少し番外編的に。

コンクールには出場するので、とにかくやっていくしかない。
だが、自分はコンクール曲のレッスンをしながらも、心の中では、
「この生徒さんこそ、本来は『基に戻るレッスン』にしたいなぁ」
とつぶやいていた。

もちろん、やるとしても、コンクール出場という現実がある今はできないわけだが、コンクール修了後には、「基に戻る」を本当はやっていきたい。
これまでにも、基本を見直しなながら演奏の質の向上の内容は、常にやってきたつもりだが、このレヴェルの曲(と言っても、初見がそれほど得意というほどでもないモリスが初見で弾けるくらいの曲・・)を弾くためには、楽譜の読みも、テクニックも、音楽の感受性も、そしてそれらが連動して演奏にする力も、全てが足りな過ぎる。

「基に戻る」をやれば、おそらく伸びてくる生徒さんだろう。
ピアノ歴は長いらしいし、集中した時の演奏には、ある種の良さも感じられないわけでもないし、言葉の理解力もある。

しかし、現状は、少し込み入った楽譜になると、すぐに譜読みが面倒を感じているらしく、調号が抜け落ちて弾いてきたり、リズムが不完全だったり、デュナーミクも完全に無視の状態。
基本的に弾く動作ができていないので、ちょっと早い箇所だと指は全然動いていないので、すぐにバタバタとした演奏になってしまうなどの問題点も、「基に戻るレッスン」にすれば、おそらく短期期間でかなり解消されるはずだ。

だが、おそらく・・・この出場生徒さん本人も、そして保護者さんも、「基に戻る」を提案したところで、納得しないだろうとは、生徒さんと保護者さんの感じから予想はつく。
つまり、「基に戻る」を提案するとうことは、この生徒さんと保護者さんの、「うちは直前にがんばると、弾ける子なのです!」という勘違いを、バッサリと切って正すことを意味するが・・・それは、いろいろな意味で必ずしも最良の選択ではないのかもしれない。

コンクールの後は、「基に戻る」とまではいかなくても、「基本を重視」という姿勢を自分も見せながらのレッスンとは思っているが、現時点では、この生徒さんのコンクール本番、コンクール後などは想像もつかないので、この生徒さんのコンクール後に「基本を重視路線」のレッスンが始まったとしたら、それはそれでまた書いていきたい。
出場シリーズの、その8。

次のレッスンは明後日という、短期間の目標を設定したせいか、そのレッスンでは練習の成果は感じられた。
一応、どちらの曲も、何とか通して弾ける程度にはなっている。

だが、この状態では、本当に何とか通しているだけで、演奏には遠い状態。
ここからつくっていかねばという状況には変わりない。

1曲目については、まず、メロディーと伴奏のバランスを、耳で判断させることを徹底。
意識をしていないと、すぐに左手の和音が、ベシャンベシャンと弾いてしまうことになるので、8小節間を何度も弾いてもらい、耳とタッチの連動を感じてもらう。
この作業には、このレッスンではかなり時間をかけた。
これまでにも、この生徒さんには、普段の練習で注意深く音のバランスを聴くように言ってきたが、その時には幾分良くなったとしても、次のレッスンではどうしても元のベシャンベシャン和音と、ヘナヘナなメロディーのコンビに戻ってしまっていることが多かったので、今回はかなり徹底。

もう1つ、拍子感にどうしても乏しい演奏なので、これもきちんとした拍で弾けるように何度も訓練。
もう、普通のレッスンというよりも、練習にこちらが付き合っているような感じになってしまっているが、この状況では、それも仕方がない。

2曲目は、テクニック的に不安定な箇所の練習が中心。
生徒さんは、仕上がり想定テンポの8割くらいで通して弾いたが、かなり不安定になっている箇所が3つ、4つとある。
一旦、テンポは落として、確実性を重視。
指の動きを細かくチェックしながら、ゆっくり弾いたときにリズムが崩れていると、速く弾いても結局は崩れていることを何度も言っておく。
家での練習方法のパターンを、楽譜の空きスペースに何個か書いて、
「このように、いろいろなリズム、スタッカートなどでも弾いてみて、確実性を上げていこう」
と強調してみたが、実際にどれくらいやるだろうか。

こうして時間はあっという間に過ぎた補習ピアノだったが、やりながら、自分は心の中では、
「この生徒さんこそ、本来は『基に戻るレッスン』にしたいなぁ」
とつぶやいていた。
つまり、それくらい、その場しのぎのようなレッスン内容になっていて、正直良いことだとは思えない。
だが、やるしかないという、少し矛盾している現状ではあるが、それでも目標に向かってやることの意義が、少しでもあることを願って・・・

これが、先週のレッスン(ほぼ、現在時間になってきた)。
おそらく、つづく。
久しぶりに、基に戻るレッスンの生徒さんのことを。

シンプル教本の1冊目は無事に修了して、現在は2冊目も中盤に差し掛かったところ。
今のところ、しっかりと自ら譜読み、読み取ったことを鍵盤を弾いて演奏にするという手順は、生徒さん自身の力でほぼできている。
そして、以前よりも、ピアノを弾くことに対して自らやっているという感じになったのが、最も大きな収穫だと思う。
譜読みの手伝いを誰かがすることもなく、教本も曲集もきちんと譜読みをしてくる。
その当然のことが、これまで出来ていなかったわけだが、やはり基本の基に戻ってやってみて正解だった。

最近、レッスンのメニューをさらに変えて、もう1冊使っていた教本も修了と同時に違う曲集に変えてみた。
こちらは、シンプル教本よりは幾分実践的と言ったらいいだろうか。
曲の難易度としては初級の域を出てはいないが、よりピアノ曲らしいものが多く含まれているでの、シンプル教本で伸びてきた譜読みと演奏力の力を、この曲集でも十分に活かして発揮できるのかが、これからの重要なポイント。

このまま順調に伸びてくれると、夏休みに入る頃にはシンプル教本の2冊目も終盤になり、新しい曲集の曲もかなりの数を弾けるはず。
もちろん、数だけが重要ではないが、数をたくさん弾いて譜読み力をさらにアップ、そして演奏力の底上げ。
その先は、基に戻るレッスン以前にやっていた初中級くらいのレヴェルの曲を、以前の半分の期間で。以前の2倍の演奏の質で、仕上げられるようになってくれたら・・・という期待を持ってはいるが、せっかく基からやっているので、もし途中で時間がかかりそうになっても、そこはじっくりとやっていきたい。
出場シリーズ(?)の、その7。

コンクールの出場する生徒さんは、選曲をして譜読みを開始してからコンクールの本番まで毎日がんばって練習して欲しいが、実際にはそうはいかない。
例えば、この時期の某全国コンクールは、課題曲を選んでから少しすると春休みになるので、その期間は生徒さんも少しのんびりしたり、旅行へ行ったりすることもあり、譜読みが一応終えた段階で、ちょっと気が抜けたような練習になってしまう週が1週、そして仕上げが想像できるような状態になってくる頃に、またちょっと油断するような週が1週、などとあったりもする。

当然ながら、そうした状態を自分としてもよく観察して、時には、
「来週までに、今指摘した2箇所をしっかりやっておかないと、ちょっと完成は見えてこないかもね」
などと言ってみて、少々生徒さんに危機感を持たせたり(というほど大げさなことではないが)、良かった時には、
「よし!今週は練習の成果が、見えているくらいにわかるね」
と、素直に言ってみることも。
つまり、生徒さんのモチベーションをあげるのも指導者の役割の一つなので、生徒さんによって、微妙にかける言葉を選びながら、上手に誘導したい。

だが、この出場シリーズの生徒さんの場合は、どうなのだろう。
自ら出場したいと言ってきた(本当は保護者さんがだが)のに、明らかに足りていない練習量と、それでも何となると思っているようなあまりの危機感の無さは、さすがに不思議の思えてきた・・。

これは、こちらの危機感を、生徒さんにも感じてもらうしかないのだろう。
「今の状態は、さすがにピンチかな~。では、次のレッスンは、明後日にするから、時間を〇〇時と〇〇時なら、どちらがいい?」
補習の嵐のようなことは避けたかったが、週に2回とは言わずに、何度でも来てもらうことに決め、生徒さんと保護者さんに伝えると、どうやら今の状態がピンチだと気がついた様子。
ついでに、
「では、明後日までに、今日のポイントの3箇所を、それぞれの曲でしっかりやってくること。
そして、全体は少し遅めでもいいから、止まらないで通せるように」
と付け加えた。

この出場生徒さんは、同学年の子どもよりも、幾分、いや、かなり子どもっぽい感じだとは、以前から感じているが、それが時間の感覚の無さや、直前でどうにかなるという思い込みとも、少々関係しているのかもしれない。
まさか、この状態の演奏でも、直前に気合を入れればパワーアップして全てが解決するようなアニメみたいに、万事上手くいくなんて勘違いはしていないとは思うが・・。
「補習ピアノは明後日」という、かなり短期間の目の前の目標を設定すれば、少しは違いが出てくるだろうと、期待はしたいところ。
それでも、何度言ってみても、生徒さんが、コンクールは、まだ遠い先の未来とでも思っているようなところが抜けないなら、これは崖の淵の一歩手前くらいの危うさなのかもしれない。

これが、5月も中旬に入った頃(次第に現在時に書くのが追いついてきた)。
おそらく続く。。。
出場シリーズ(?)の、その6。

4月下旬のレッスンで、このままで全く間に合わないので、曲の細分化で練習が必要な箇所を明確にして、さらに、普段はやらないが、その箇所を1つ1つを譜読みのサポートをしながら、その場で集中練習というスタイルをして、何とか譜読み的にはできつつある状態。

だが、翌週になっても、
「本当に家で練習しているのかい?」
と、聞きたくなるような状態を演奏で、進歩はあまり感じられない。
既に何とかまとまりつつある、もう1曲の方の練習はしているのは感じられるが、もう1曲であるこちらが、とにかく形なりにも通し演奏ができる状態ではないと、仕上げの段階のレッスンができない。

生徒さんによっては、「こんな状態で、発表会までに仕上がるのか?」と思うような演奏をしていても、短期間の集中練習で、1週、2週で見違えるほどにググっと仕上がってくる人もいる。
でもそれは、その集中練習をした週にかんばったこと以外に、これまでにも着実に積み上げてきた音楽性やテクニックなどがあるからで、しかも演奏曲が実力と同程度、または1段階程度上という条件に限られていると思う。

しかし、この出場生徒さんの場合には、既に書いたように、初級段階であまり良くないレッスンを受けていたせいか、積み上げてきた確かなものが、とても少ない。
それでも以前よりは良いとは思っているが、コンクール曲が実力よりも2段階くらい上であるために、本番前の2週間程度のがんばりでは、どうにもできないのが現実。
それでも、生徒さんは、昨年の発表会での「直前練習で上手く弾けた!」が頭にあるせいか、まだこのペースでも大丈夫だと思っているように見受けられる・・・

これが、5月の上旬。
このままだと、本当に週に2回でも3回でもレッスンということになりそうだが、自分としては、そのような補習の連続のようなことはできれば避けたいが・・・
おそらく続く。
いろいろと譜読みをしながら、変奏曲がここ2年ほどの自分の発表会では弾かれてないように思った。

レッスンでは、モーツァルトの、あの有名な変奏曲や、カバレフスキーのいくつかの変奏曲、それとバロックの小品集に入っているような変奏曲は取り上げることはある。
変奏曲は、簡単なものでもそれなりに長い曲を弾くことになり、しかも変奏が進むとほとんどの場合16分音符が連続したり、迫力が出てくるので、それなりにテクニック練習が必要でもあり、普段の練習としては結構良い教材にある。

だが、発表会で弾いた生徒さんは、前回もいなかった。
変奏曲は、ほとんどの場合、少し長めの曲になるので、中級くらいまでの生徒さんにとっては発表会向きだと思ってはいるが、人前で弾くとなると難しいことが多い。
弾くのが難しいということもあるが、かなりしっかり仕上げないと聴きばえがしないこともあると思う。
つまり、演奏者はがんばっているのに、それほど華やかには聴こえなかったりもするので、自分としてもおすすめしやすい生徒さん、そうではない生徒さんがいる。

自分も思い出してみても、小学生の頃に変奏曲らしい変奏曲というのは、弾いた記憶はほとんどない。
弾いたのは、教本などに入っているような、小さなバロック変奏曲や、ロシア民謡の3変奏くらいの教材的な変奏曲くらいで、「変奏曲とは、こうしてメロディーを少しずつ変化させていく曲です」という説明のために弾いた曲くらいだろう。

手持ちの楽譜をいくつか見ると、クーラウの変奏曲、カバレフスキーの変奏曲には、初中級でも弾けるのでそれほど難しくなく、演奏効果もあるものもあるが、このあたりの曲はレッスンではよく登場するので、発表会となると別の曲にしたいが、3分~5分くらいで、中級までの生徒さんが弾けて、それなりに演奏効果もあるとなると、ベートーヴェンやモーツァルトの変奏曲の中ではと、いろいろ探したが・・・

ベートーヴェンの「パイジェッロのオペラ「水車屋の娘」の二重唱による6つの変奏曲」などなら、がんばれば中級ちょっと手前の生徒さんでも弾けるのではないだろうか。
この変奏曲は、イタリア古典歌曲集でもお馴染みの「Nel cor piu non mi sento~」の、あのメロディー(歌ったことがある方も多いでしょう)を、ベートーヴェンがピアノ用の変奏曲にしたもの。

第4変奏まではゆったりめに流れが良い感じに弾くのでそれほど難しくなく、第5変奏は少しは指を動かす必要があるが、これも素直な感じであり特別な難しさはない。
第6変奏は、できれば手は1オクターブは届いている生徒さんの方が良いが、特に困難なところもないはず。
こういった曲をきれいに弾いて欲しいものだが、この4,5曲の候補曲の中に入れておいても、選ばれないような気もするが、どうだろう・・。
出場シリーズの生徒さんの対策や、そろそろ発表会の曲目の選択肢を考え始めなくては・・などといろいろと思案していると、自身の練習は譜読みは進むがそれ以上にはなかなかエンジンがかからずの状態。

そんな状態ではあるが、夏以降は、いくつか出演もあるので、新レパートリーは、そろそろ曲目をいくつか絞って練習していってもいいのかもしれない。
特に、自分にとっては、以前にお話をいただいた、秋にあるというコンサートは、少しイメージできていない(?)状態なので、選曲などで、コンサートの趣旨と微妙にずれていたりすることが、もしかしたらあるかも・・・
でも、「何でもいいです!」と言っていたので、ピアノ曲なら何でもいいのだろうが。

そうは言っても、曲目が重複することのないように、冬にお話があった時は、一応「現時点で考えている曲目の候補曲リスト(後から絞ります)」を、簡単に書いておいてきた。
だが、それから数ヶ月経っているので、やはり候補に残っている曲、全然残っていない曲、新たに候補となりつつある曲など、自分の中では候補曲達も大きく変化。
直前にならないと、エンジンがかからない自分らしいと言えばそうなのだが、おそらくもうそろそろ「決めてくれ」と催促の通知(?)は来るのだろうか?

3曲くらい決めておけば、おそらくいいだろう。2曲にしてくれと言われたら、どれか1曲を外せばいい。
1曲は、5月になってから、自分の中ではほぼ決まり、一応C.P.E Bach の鍵盤作品から1曲(正確には1曲の中の1楽章)にする予定。
おそらく、誰かと重複はしないと思うが、冬に書きおいてきた「現時点リスト」には書いていなかったので、重複可能性はゼロではないだろうし、カール・フィリップのファンは意外にも結構多いようにも思うので、後で主催者さん(リーダー?、親分?)にでも確認してみよう。
出場できる?シリーズの第5回目。

今の状態で、「本当にコンクールに出場するつもりなのか?」というくらいの4月中旬だったが、申し込みはしてしまったので、自分としても、譜読みも少しはサポートしながら、演奏の指導もきめ細かく、生徒さんのやる気も育てながら、やっていくしかないと、覚悟は決めた。

・・・覚悟は決めたが、こうした状態の生徒さんを、コンクールに出場させたことは無いので、これまでコンクールに出場させてきた生徒さんと同じようなレッスンをしていてはいけないのは、十分承知しているつもりだ。

対策で大事なのは、生徒さんが「弾ける」と思えることだろう。
コンクール曲は、1曲4ページで、2曲の合計で8ページ。
普段弾いている曲が、概ね2、3ページであり、持ち曲も2曲、多くて3曲がやっとの生徒さんにとっては、8ページのコンクール曲だけのレッスンに絞っても、ページ数が長いだけで、練習の効率が悪くなり、未知数の領域だと言える(他のコンクール出場生徒さんは、当然だが教本やエチュード系、またはコンクールとは無関係の曲集などが休止状態になることは無く、持ち曲数は少なくても4曲)。

2曲ともに、3部形式の仲間なので、既に大まかに部分にわけてあり、形式としてはスッキリと見やすいのだが、生徒さんにとっては、これだけではまだまだ楽譜を見やすいとは思っていないだろう。
特に、譜読みの進みが遅い方の曲は、何がどうなっているのか、おそらく森の中に独りで迷い込んだように感じているのかもしれない。

そこで、この曲に関しては、4小節や8小節などのフレーズ単位で、まとまりを細分化。
わかりやすいように、練習番号をつけて、譜読みが進んでいない箇所、難しそうな動きの箇所などを、把握させせながらの部分練習的なレッスンをしてみる。
つまり、譜読みをしながら、さらに苦手箇所の集中練習のようなイメージ。

本来は、譜読みは家でやってくるのが当然であり、自分がゼロから指導している生徒さんは、何歳から始めたとしてもそのような習慣になっている生徒さんが大半なのだが、この生徒さんの場合は、初心者の頃から、譜読みの手伝いを指導者がしていたようで、今でもその習慣が完全には抜けきらない。
しかし、もう時間との戦いなので、譜読みが出来ていないからと言って、そのままにしておくわけにもいかないので、細分化・集中練習レッスンをやっていく。

その効果は・・・予想以上にあった。
生徒さんも、細分化した個別部分ならレッスン時間内に一応それなりに弾けてきた部分が多くなり、弾けたことによって、実は曲がそれほど難しくないことを少し感じは始めた様子。

あとは、その感じたことを、家での練習につなげて、次回までにどれだけの進歩を見せてくるのか・・・これが4月下旬になろうかという時期。
楽しみでもあり、少々不安でもある。

おそらく続く。
出場できる?シリーズは、少々話が重たいので、所持楽譜の中から、おすすめだったり、実用的だったり、少し珍しい物などを紹介のシリーズ。

第3弾は、ピアノ練習の定番でもあり、人によっては永遠の課題(?)である、バッハ「インヴェンションとシンフォニア」楽譜の写真を。


自分は他にも持っているが、一応使用頻度の高い3冊を今回は紹介。
写真の右から、カゼッラ校訂版、ベーレンライター原典版、中井正子校訂版。

カゼッラ校訂版は、名ピアニストでもあったカゼッラがインヴェンションとシンフォニアの実際の演奏に役立つように、運指やデュナーミク、フレージングのスラーやアーティキュレーションを細かく書き入れている楽譜で、内容はカゼッラの時代なので、少々古い。
装飾音符に関しては、全てのトリルやモルデントなどが実音符にされていて、しかもその実音符にしてくれているのが現在の研究から考えるとほとんど間違っているので、バッハの装飾音符の弾き方を学ぶことは、このカゼッラ校訂版では出来ない。
ただ、デュナーミクについては、1つの例としては参考になるし、指使いは時々「これは使える」と思えることもある。
また、時々、アーティキュレーションなども、ありえないような不思議さがあるが、これはこれで面白い。

ベーレンライター原典版は、日本語版のライセンス版も出版されているので、使っている方も多いと思うが、自分が持っているのは、ベーレンライターにしては少々珍しく、指使いが書いてある輸入版。
原典版は国内、海外を含めるとかなりの数があるが、ベーレンライターは研究が進んでいて最も信頼性の高い原典版であり、しかも指使いがある版で、さらに装飾音符も入れ方もバッハの原則通りになっているのが、指使いを見れば理解できて納得。
レッスンで、生徒さんの手に合わせた指使いなどを考えたり、入れる装飾音符、今回は入れなくてもいいだろう装飾音符などの判断も、まずはこの版を見て、それから他の版を見比べるので、基本となる1冊。

中井校訂版は、インヴェンション、シンフォニアがそれぞれ別々の冊になっていて、今回の写真はシンフォニア。
1曲1曲について、小鍛冶氏の解説が充実していて、学習の意図を理解しやすいように説明されている。
そして、実際の演奏をしやすいように、デュナーミクやスラー、指使いなどを中井氏が入れている楽譜で、スラーなどのつけ方は、カゼッラ校訂版などとはかなり違っていて、こちらの方が馴染みやすいような印象。
ただし、時々「あれっ?なぜここは・・・」と思うようなスラー、スタッカートなども無いわけではない。
指使いは、結構優秀で、この通りで結構弾けるが、奏者によっては違う楽譜を参考すると良さそう。

では、生徒さんには、どの楽譜を買ってもらうかというと・・・実はウィーン原典版が多いだろうか。最近は全音の市田版の生徒さんも。
ある程度良質な原典版で、しかもできるだけ低価格ということも考えると、そうなるわけだが、レッスンでもいろいろと見比べることができて面白い。

ちなみに、自分は小学生頃から、某社の「インヴェンションとシンフォニア」で学習されられてきた。
原典版風味の楽譜であり、一応、装飾音符の入れ方、実際のフレージングの考え方などの解説も書いてあったが、今の感覚では正直言ってあまり良くない内容。
だが、いろいろと書き込みもあるので、今でも時々は見る機会がある・・・。
出場できる?シリーズの、その4を。

以前の発表会でも選曲の経緯、不十分な仕上がり、そして発表会の演奏はやはりそのまま不完全だったのに、修了後の「(直前の2週間くらいは)がんばったで、上手く弾けた!」という認識でもあり、そのあたりのことも、今回のコンクールに出場できるという認識にもつながっているのだろうか。

このあたりの、生徒さん側と自分との認識の差というのは、もう少し埋めていく努力を自分はしていく必要があるのだろうが、「とにかく2週で曲を形に」の約束もほとんど守られずに、保護者さんの意気込みだけが先行して、出場申し込みに必要な金額まで用意して来てしまった以上、出場はできるような状態ではないと説明したところで、おそらく保護者さんも生徒さんも納得しないだろう。

自分は、とにかく出場の申し込みはすることにして、
「わかりました。申し込みは明日にでもすぐにしておきます」
と応えたが、次のことを約束してもらうことにした。

・「普段の曲よりは難しいので譜読みが進まない」などと言っている状況ではないので、とにかく譜読みを完全にすること。
・1日に1時間弾くといったように、時間で決めて練習しているつもりでも、譜読みをだらだらとしていると2曲を数回通し練習するだけですぐに時間は過ぎるので、部分練習を多くする。(今の状況では、譜読み時間は練習時間ではない!)
・次回のレッスンまでに、この成果が見られない場合は、レッスンを週に3回でも4回でも入れさせてもらうが、当然ながら別料金である。


以上のことを言って、さらに、
「コンクールに出場しようとがんばるのは、コンクールに近づいた本番前の2週間ではなく、今です。
今やらないと、全く仕上がらないと思ってください」
と伝えた。
さすがに、生徒さんも保護者さんも、このペースの練習では危うい状態ということは感じてくれたようだが・・・どれだけ伝わっただろう・・・。

3月下旬時点での、「とにかく2週で曲を形に」の約束が守られなかったので、これらの新しい約束事も不透明な状態で、4月中旬を迎えることになった・・・・

おそらくつづく。
出場できる?シリーズ(?)の続きを。

2週間様子見をすると伝えていたが、譜読みを自らやっていない現状では、コンクールに出場ということにはならないだろうと思い、レッスン終了後にそれを保護者さんに伝えようと思っていたが、
保護者さんから、
「先生、毎日しっかり練習させますので、出場の申し込みお願いします!」
と、申し込みに必要な金額が入った封筒を渡されてしまった・・・。

何だか、先手をうたれてしまったような感じだ。
2週で判断させてもらうと伝えたが、「出場できる? その1」で述べたように、この生徒さんの場合には、正直言って、出場可能な譜読み力も、演奏力も持っていない。
それを、直接的に言うのではなく、遠まわしに伝えるために、

一応コンクール曲をやらせる

生徒さんは、数週間弾いても形にならないのでコンクール曲は難しいと実感する 

生徒さんから「やはりコンクールは無理ですね」と言ってくる

ということを、自分の中では想像していたが、そんな計画は全く吹っ飛んでしまったかのようだ。
もちろん、生徒さんが予想以上にコンクールの課題曲をがんばって、「これなら出場できそうな感じになってきた」というパターンでも良かったわけだが、今はそのどちらもパターンでもない・・・。

なぜ、今の状態でも出場できるという認識なのだろうと思うが、振り返って考えてみると、この生徒さんと保護者さんの場合、実は以前にも少し似たようなパターンがあった。

それは、発表会の曲を決める時のこと。
自分は生徒さんに、弾きたい曲のイメージや、希望の作曲家などの簡単に書いてもらい、いくつかの候補曲を用意して、その中から選んでもらっている。

この生徒さんは、自分のところへ来て初めての発表会(転勤で他県からいらした)。
一応、曲目の希望を書いてもらったが、書いてもらう前から、自分としては、この生徒さんは、手は大きいのだが、まだ初中級に達しているかどうかというレヴェルであり、初級時代に身につけてしまった変なクセも抜けきらない状態なので、選曲はかなり限られるように思っていた。
曲の希望はおそらく特に無いだろうから、アメリカ系か邦人作品で演奏効果の高い曲を・・などと考えいると、用紙にはショパンやモーツァルトの曲の名前が・・・

まさか、生徒さん本人が弾けると思っているわけないだろうと聞いてみると、
「お父さんが、弾けるかどうか、先生に聞いてみたらって言うから・・・がんばるなら、新しいドレス買ってくれるって言うし・・・」
のような返答。
お迎えに来たお父さんに聞くと、
「これまでの(転勤前の)発表会では、ちょっと地味な曲が続いたので、そろそろ有名曲などに挑戦させたいのですが・・・」
との話だった。
しかし、希望欄に書いてある曲は、どの曲も、どう考えても無理なので、相談の結果、某有名曲に。
この曲でも、無謀に近いようにも思ったが、お父さんの希望をふまえての、ギリギリの妥協点。

結局発表会は、直前の2週間くらいは少しはがんばって練習したような気もするが、一応仕上がったという状態には少し及ばず、何とか曲の形にはなっているような演奏。
本番も当然ながら、その状態での演奏となった。
やはり曲に実力も及ばず、練習量も足りなかったので、自分も手元のプログラムにチェックを入れたくらい・・。

ところが、発表会後のレッスンで感想を聞くと、この生徒さんもお父さんも、
「(直前の2週間くらいは)がんばったので、発表会でも上手く弾けて良かったです!」
という認識だったのだ。
この時は、かなり驚いたが、今考えてみると、この時の
「ちょっと難しい曲でも、直前にがんばったから上手く弾けた!」
という認識が、今回のコンクール出場ということにつながっているのかもしれない・・・・おそらく続く。
出場できる?の続きを。

コンクール出場という意気込みはある(本当はあるのは、保護者さんの方であり、生徒さん本人はそうでもなさそう・・・)が、譜読みが進まない状態なので、
「コンクールへの出場の判断は、あと2週のレッスンできめさせてもらう」
と告げた。

その翌週の4月最初のレッスン。
1曲は練習してきた気配が少し程度には感じれたが、2曲目は譜読みは全くと言っていいほど進んでいない。
こうした状態なので、今すぐにでも、
「コンクールは、今年は曲を弾いてみるだけにして、出場は来年にしよう」
と言いたいが、生徒さんには2週で判断と言ったので、最終判断はやはり次週ということに。

そして、その2週目の4月上旬のレッスン。
1曲目は、やっと形になった程度には弾けているので、練習してきたのだろう。
まだ、拍子感が乏しい箇所や、レッスンで改善するようにやった指使いも怪しい箇所もあるが、この曲に関しては仕上がりは少しは想像できる。
2曲目は・・全然といっていいほど進んでいない。
譜読みが面倒で、こちらの曲を弾く意欲が低下しているのだろうが、本当はこちらの曲の方が譜読みは楽(自分は初見で弾ける程度の曲)なので、やれば難しくないことはわかるはず(既に生徒さんには、何度も説明した)だが、要するにただ練習していないだけ。

この状態だと、コンクール出場はほぼ無理だろうと思う。
生徒さんの出場したいという意欲はそれほど強くなく、しかも譜読みも進まないのであれば、自分としてもできることは少ない。
おそらく生徒さんも、心の中では「コンクールは無理だろうなぁ」と思っているであろうことは、態度からも想像できる・・・。

レッスン終了時間の近くに、保護者さんがお迎えに来た時に、現実的には出場は無謀に近いということを、伝えようと思っていた時に、ちょうどお迎えに入ってきた。

レッスンの残りを少しやり、終わったところで、さあ、コンクールの話をしようと思った時、
保護者さんから、
「先生、毎日しっかり練習させますので、出場の申し込みお願いします!」
と、申し込みに必要な金額が入った封筒を渡されてしまった・・・おそらく続く。
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