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秋に出演予定のコンサートのチラシが手元の届いた。

主催グループさんからお声をかけていただき、一応、曲は何でも良いとのことだったので、今回は、思い切り好みを反映させてもらった。

チラシは・・・これは、なかなかおしゃれでセンスありといった感じで、とても素敵パンフレット(諸事情により、この場での掲載は無しです・・・)。自分は、このデザインは結構好み。

主な曲目も書かれていて・・・主催グループメンバーさんの曲は、ベートーヴェンのあのソナタとか、ショパンのあのエチュードですか、いいですね。ラフマニノフもありですか、これもいい曲。
自分は、これらの曲を初めて弾いた時は、それはもう苦労というか、ただ弾いているだけだったような記憶が・・・グループの皆さんは、きっと熱心に練習されているようなので、演奏を聴くのが楽しみ。

さて、このコンサートの会場は、自分は初めて。
一応、この会場のサイトを見てみよう。

なるほど、クラシック系のコンサートやピアノの発表会などは、結構頻繁に開催されているところらしい。
ということは、会場には定評がある、つまりは良いところなのだろう。
ピアノも載っていたので、確認。
自分も、年に1~数回は弾く機会がある機種だった。

まあ、同じメーカーの同一機種でも、設置会場や個体差、経過年数や使用頻度、調律師さんの手の入れ方(良くも悪くも・・・)などによっても全然違うので、これは当日弾いてみないと、何ともわからないが、おそらく大丈夫だろう。
過去には、まるでおもちゃなのでは?といった状態の音(ペンペン、ピャンピャンとした音ばかり)のピアノや、4分の1音くらい調律がズレているようなピアノで本番を乗りきったこともあるから、よほど悪い状態でなければ、動じないつもりだ(ピアノの状態を気にしないという意味ではないが)。

さあ、チラシが届いたので、練習にそろそろ気合を入れなくては。


ついでに、プロフィール画像を久しぶりに変更。
秋のこのコンサートで弾く予定の曲のうちの1曲の、終わりから5小節前の和音を弾いた時の手の様子。
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出場シリーズの生徒さんの発表会も、いよいよ譜読み開始で初回のレッスン。

実力的には無謀に近い曲だけに、できるだけ短い期間で譜読みを終えて、練習する期間を長くしたい。
と言っても、出場シリーズで、コンクールに出場するまでの過程を書いたように、譜読み自体がかなり遅くて不正確なので(それでも以前よりは少しは良くなったが)、ある程度は譜読みもサポートしていくことにはなるだろう。

一応は4週で、譜読み自体を終わらせる(と言っても、楽譜から音楽を感じるとか、そんあ高度な意味ではなく、単に音とリズムは読めている状態という意味で)、それからが勝負・・・のはずだが、調号のフラットやシャープが1個の曲でも、譜読みミス連発の出場生徒さんにとっては、このソナタの譜読みは、大苦戦することは予想の範囲内。

当然ながら、フラットのつく法則を事前に確認して、譜読みを確実にしてくるように指示はしておいたが、どこまでできてくるだろうか・・。

それではレッスン開始。
ゆっくり弾き始めるが、2小節目から既に間違っているで訂正。
その後は、

モリス : そのシ、フラット(♭)だよ

出場生徒さん : あっ・・

次の小節へ進み、

モリス : ラは全部♭

生徒さん : あっ

次の小節へ

モリス : ミも全部♭

生徒さん : あっ・・・

といった感じの繰り返し。
まあ、予想はしていたので、この曲の調とスケール、基本の和音進行を確認して、
「序盤はこの調性内に、基本的に収まっているので、違う音を弾いたら気がつくように、よく耳を使うこと」
を強調してみる。

その後も「♭」を言い続ける自分。
7歳くらいまでに自分のところでピアノを始めている生徒さんであれば、小学生高学年になった時には、このようなことにはならないのだが・・・などと今頃思っても仕方がないが、このレッスン時間内だけで、いったい「♭」と何度言ったことか・・・
壊れたスピーカーのように、何度でも「♭、♭!」と繰り返し言っていて、次第に何か、切ないような不思議な心境になってくる・・。

この生徒さんの場合、調の概念が備わっていないだけではなく、その調性の音かそうではないかを判断する耳も備わっていないので、家でミスして弾いていても、ほとんど気がつかないのだろう。
これは、理論的なことを頭で考えていないということよりも、ピアノ歴が長いらしいわりには、仕上げた曲の数が圧倒的に少な過ぎて、調号の多い曲をほとんどやっていないことや、目と耳との連動ができいないことも要因の一つ。
これは、コンクール曲2曲を一応乗り切った今でも、ほとんど改善はされていない状況。
やはり、もっと身の丈に合った曲を、しっかり読んで、しっかり仕上げていくことの方がずっと良いのだが・・

1週目で、「やっぱり無理なのでは?」と言いたいところが、4週は我慢するつもりなので、とにかくもっと気をつけてやってくるように伝えてこの日のレッスンは終了。

「難しい曲のほうが、がんばれる」
と言うのが本当だということを、少なくてもあと3週は信じてみるが・・・・・おそらくつづく。
出場シリーズの生徒さんの連弾は、困った時のココさん頼りということで決定。

そこで、既にココさんと組む予定だった生徒さんには、他の方との連弾ペアをお願いしたが、こちらも素直に了承してくださってので、ここまでは順調。

あとは、ココさんと連弾を組む予定ではないが、
「ココちゃんとやりたい~」
と言っている生徒さんに、今回はココさんは連弾は1組のみ(いざという時のために、1組だけにしておいて、直前に何かあったら、ココさんに2組目をやってもらう)なので、他の方とのペアになると告げなくては。

ココちゃんとの連弾を希望する生徒さん(この生徒さんは、普段から曲目などにいろいろと希望が多いので、仮にキボさんとする。ココさんより1学年下)のレッスン日。
発表会の曲の譜読みは順調な様子。
キボさんは、普通に考えると、まずまず上手だとは思うが、練習ペースにムラがあり、やってこない時には全然進まないが、ノッている時の譜読みは速い傾向にある。
そして、レッスン終わり近くの時間に、今回の連弾について説明する。

モリス : 今回の連弾だけど。

キボさん : 私、前に1回組んだココちゃんと連弾やりたいです。ココちゃん上手だし、カワイイし・・。

モリス : (ココさんが上手なのは良いが、連弾にカワイイのは無関係だと思うが・・)
ええと、ココさんは、一応同じ学年の人とペアが決定だから。
キボさんも、同じ学年か、年下の子でもいいかな?

キボさん : え~そうなの~。

キボ母さん : キボ、わがまま言わない。ココちゃんの方がキボよりずっと上手で、組んでも迷惑だから、同じ学年か年下でもいいでしょう。

キボさん : ・・うん、じゃあ、いいです(少々納得していない様子)。

モリス : では、候補の一番手は、同学年の〇〇さんとの連弾だけど、いいかな?

キボさん : はい、いいですけど・・・先生、その〇〇さんって、カワイイの?

モリス : えっ?!いや、それは、何とも・・どう言ったらいいのか・・・まあ、カワイイかなぁ・・

キボ母さん : 何に言っているの!連弾のペアの相手に、カワイイなんて関係ないでしょう!変な質問して、先生困らせるんじゃない!

キボさん : はい・・でも・・カワイイ連弾の方がいいし・・・。

モリス : ええと、それで、曲は一応これだけど(楽譜を見せる)。

キボさん : 私、もうちょっと難しくても大丈夫ですけど・・・

モリス : (はあ・・いろいろとお気に召さないのか、不機嫌な態度だなぁ・・よし、ここは・・・)
まあ、連弾は少しの練習で、余裕で合わせられるくらいのほうがいいから、それよりもキボさんは、ソロをがんばったらいいよ。

キボさん : はい・・でも、もう少し大きな連弾曲でも余裕で弾けますけど・・・

モリス : うん、わかっているけど、でも、〇〇さんとのペアだから、これくらいの連弾曲で、良しとして欲しいかな。
そのかわり、よく聞いてね。
〇〇さんは、ピアノ歴は浅いけど、毎週必ずしっかり練習してくるから、「これこれをやってきてね」と言っておいたら、やってこないことは無いから(これは本当)。
だから、連弾でも、「この日に初合わせだからね」と言っておけば、それまでには絶対にちゃんと仕上げてくるから(これも本当)、キボさんも、そのつもりでいてね。

キボさん : (ここで態度が柔らかく急変)いや、先生・・私、この連弾曲が嫌って言っているわけじゃなくて、全然OKです・・。連弾簡単な曲で、ソロをがんばるので・・。

モリス : そう、良かった。じゃあ、これで決まりだね。

という展開で、キボさんも、一応は了承してくれた。
キボさんと連弾のペアに決まった〇〇さんとの初合わせはまだまだ先の話だが・・・キボさんも、まさか、初合わせの時に、カワイイとか、可愛くないとか、そんな話はしないよね・・・。
出場シリーズの生徒さんのお父さんから出た、連弾の件。

一応、既にいくかの連弾ペアを構想していて、数人の生徒さんには、予定ペアと予定曲を告げてしまった後なのだが、ペアを組み替えるのは決定的であるし、曲も替えるか・・
この出場シリーズの生徒さんと同学年か1つ違いで、出場シリーズ生徒さんの危うい演奏と組んでも臨機応変に合わせてくれそうで、そしてペアを組むことを嫌がらずにやってくれそうな生徒さんは・・・

やはり、困った時は、あの生徒さんに連弾のペアを頼むかぁ・・・困った時に、どんな連弾のペアでも快く承諾してくれる(?)生徒さん(快くやってくれるので、仮にココさんする。出場シリーズ生徒さんと小学校高学年で、同学年)。

数日後、ココさんのレッスンの終わり際に、生徒さんに連弾の話をする。

モリス : 連弾だけれど、先週、〇〇さんとのペアで、ロシア民謡をテーマの連弾にほぼ決定といったけれど、ココさんと同学年の人が連弾やりたいらしくて、その人とのペアで、曲も変更してもいいかな?

ココさん : はい、いいです。だいたい誰でも。

モリス : ありがとう、毎回助かるよ。曲は、初中級連弾曲という感じの、この曲に一応決定でお願いします。本当は、ココさんには、もっと本格的な連弾曲をやらせてあげたいけれど・・・

ココさん : いえ、大丈夫です。連弾は簡単でも楽しいので。


ということで、ココさんは、当初予定から変更のペアの組み換えと、曲目変更にも、すぐに応じてくれた。

ココさんは、小学1年生からピアノをはじめて、自分がゼロから教えている生徒さん。
発表会では、ソロと連弾を毎回やっていて、前回の発表会では、急遽連弾を1組多くやってもらったので、ソロ曲が2曲、連弾が2曲となったが、曲数は増えても大丈夫だった。

ココさんは、演奏力としては、同年代の子に比べて特にテクニック的に優れているとか、音楽的にとてもセンスがあるとか、譜読みがとても速いということでもないが、日頃から持ち曲が4曲を維持できているのは強み。
つまり、練習してこない週は無いし、“ここを重点的にやるように” “ここまで進めておいてね”ということに対して、それなりの結果を出してくる生徒さんである。
だから、ココさんもコンクールに出場することがあるが、コンクールの2曲をやっている時でも、テクニック本やエチュードなども並行してやることができていて、コンクール曲だけになってしまうことは無い。

しかも、連弾については発表会で毎回欠かさずにやっているだけではなく、これまでにレッスンでも大人の生徒さんとの連弾も経験するなど、結構連弾慣れしていて、さらに誰とのペアでも快く引き受けてくれるので、自分としては助かっている。

ただ、前回の発表会で2つの連弾をやってもらったが、どちらもココさんよりも遥かに実力の低い生徒さんとのペアになってしまい、ココさんには、正直ちょっと申し訳ない組み合わせだったとも思っている。
いや、前回だけでなく、前々回もそうだったような・・・。
それだけに、今回は、ココさんの連弾は、ココさんと同等レヴェルか、それ以上の人との組み合わせを予定していたが、出場シリーズ生徒さんとペアを組めるのは、同学年くらいで連弾慣れしていて、誰とのペアでも嫌がらずにやってくれる人という制約がある中では、実質、ココさんくらいしか見当たらない・・・。

連弾で困った時の、ココさん頼りということで・・・今回も、結局そういうことになってしまった。
1つ気がかりなのは、他の生徒さんで、
「今回は、ココちゃんと組みたいなぁ」
という人がいるので、そちらはお断りをすることが、確定したこと。
まあ、大丈夫だとは思うが・・・。
準備の時期 その9を。

出場シリーズの生徒さん(と、お父さん)が希望する曲に対抗して、有名作曲家の、しかも演奏効果の高い曲を推薦して、なんとかしようとしたものの、結局は押しきられてしまった。
しかし、毎日の練習と、譜読みの期限という条件をつけたのだし(コンクールの時は守られなかったが)、やると決めたものは、自分も全力でレッスンしていくことにしたので、この件については、一応は終了。

だが、お父さんから、もう1つの話があった。

お父さん : あの~、連弾のことですが・・・

モリス : 連弾、ですか?ええと、先々週、連弾は今回はパスという、お父さんのお話だったような・・・

お父さん : はい、そう言ったのですが、こいつ(生徒さんのこと)と家で相談してみて、せっかくだから連弾にも挑戦してみようということで、やっぱり連弾を誰かとお願いしたいのですが・・

モリス : ああ、そうですか(早く言ってくれないと・・・もう、近い年齢の生徒さんは、もう構想としては、ほとんどペア作ってしまった・・・)
連弾ペアは2組3組くらいは、もうつくってしまったので、今から組むなら、小学生低学年の子か、あとは大人のお姉さんか、大人のお兄さんか・・・

生徒さん : 低学年って、小さい子かぁ・・

お父さん : 低学年ですか・・・同じ学年くらいの子は・・

モリス : (いや、低学年でも、この生徒さんよりは・・)
大人の方はどうかな?結構いいと思うけど・・

生徒さん : ・・・ちょっと・・・

お父さん : 同じ学年くらいの子は、もう曲もペアも決定でしょうか・・?

モリス : (自分の中の構想としてはほぼ決定していて、数人の生徒さんには、予定ペアと予定曲を言ってしまったが・・・)
いえ、決定では無いですが、構想としてはほぼペアはできている段階ですが・・。

お父さん : ペアが固まりつつある段階ですみませんが、こいつはあまり連弾慣れしていないので、できればやりやすいように、同じか1個違いくらいの学年の子で何とか・・・

モリス : (まあ、それはそうかもしれない。小さい子を組ませても、小さい子に合わせてあげるなんてことは、できそうにないからなぁ・・)
わかりました。では、ペアの構想をもう一度考えて、次回にお伝えします。
それから、連弾曲については、希望はとらずに、こちらで用意したものをそのまま弾いてもらいますので。

お父さん : はい、お願いします。

という展開になり、これでこの日のレッスンは終了。

出場シリーズの生徒さんの曲は決定して、それはもう良しとするが、当初はやらないと言っていた連弾もやることになり、自分の中でほぼ決まっていた小学生高学年の子の連弾ペア2組を一旦白紙して、組み直しをすることに。
これによって、当初予定していた、今回の小学生連弾としてはメインのはずの、ロシア民謡を主題に使った連弾曲は・・・ペアを単純に組み替えて、出場シリーズの生徒さんに弾かすことは、おそらくできないだろう。

出場シリーズの生徒さんのソロの曲を難しくないものしていれば、出来る可能性はあるが、希望のソナタに決定してしまったので、ロシア民謡風の連弾曲を仕上げる余裕はおそらく無いはず。

ペアを組み替えるのは決定的であるし、曲も替えるか・・この出場シリーズの生徒さんと同学年か1つ違いで、出場シリーズ生徒さんの危うい演奏と組んでも臨機応変に合わせてくれそうで、そしてペアを組むことを嫌がらずにやってくれそうな生徒さんは・・・

やはり、困った時は、あの生徒さんに連弾のペアを頼むかぁ・・・
準備の時期 その8を。

前回までは・・・
あの出場シリーズの生徒さんとお父さんが、発表会の曲の調査票に、現時点の実力では非常に厳しいベートーヴェンのソナタを書いてきた。
今年は、無理な曲についてはキッパリと無理だと宣伝すると誓っていた自分モリスだったが、この出場シリーズの生徒さん、そして特にこのお父さんには、どうにも言いにく雰囲気なので、楽譜を見てもらい難しいことは伝えて、モリス推薦の曲も交えて、次回検討することに。

そして、前回のレッスン終了間際に、「さあ、これからお迎えにくるお父さんに、話をしよう!」と変な気合(?)が入っていた自分だったが、結局、この日に限ってお迎えはおじいちゃんだったので、お父さんに直接曲目の話をすることができずにに、対決(?)は持ち越しとなった。
だが、提案する曲目のリストと、CD3枚を生徒さんにも渡し、家で全部の曲を聴いて確認してみるように言っておいた。
という展開だった。

こうして延期になった曲決めだったが、今回はお父さんが普段どおりにお迎えにきたので、多少あれこれを言われても、モリス推薦曲で何とか粘ってみようと気合を入れる。

モリス : どうでしたか?一応全部聴いていただけましたか?

お父さん : はい、CDを聴いてみたところ、先生の推薦曲で、良いのがありまして・・・ええと、これですね、このソナタが、結構華やかなので、良いように思いました。

モリス : (えっ?意外というか、こんなに素直にモリス推薦曲を気に入ってもらえるとは、なんだか肩透かしのような・・)
そうですか、この曲いいですよね。凄く有名というほどではないですが、ピアノ曲らしさというか、演奏効果もあって、発表会にも適していると思います。
そして、今の実力で少々がんばるくらいで、とても適していると思いますが。

お父さん : そうですか、ではいいですね。

モリス : (よし、勝った?しかも、こんなにスムーズに)
では、今回は、このソナタに決めていいですか?

と、ここまでの流れは、自分が想像していたよりも、はるかに素直に進んだので、もうこの時点ですっかり安心していた・・・

が・・・

生徒さん : う~ん・・・でも、やっぱり、先にお父さんと決めたソナタの方が・・・

モリス : えっ!?あれっ?お家でお父さん話し合いは・・?

お父さん : いや、CD何度か聴いて話をしたのですが、こいつ(生徒さんのこと)は、やっぱり先に希望として出したソナタの方が良いと・・私は、今回は先生の案でと思っているのですが・・まあ、弾くのは、こいつなので・・・

モリス : (そうか、ここにきて、お父さんよりも、生徒さんの希望になってしまったか・・でも粘ってやる・・)
どうする?お父さんと希望したソナタは、やはり難しいけれど、ちゃんと毎日譜読みできるかい?
1ヶ月経っても、「その音違う、その音も違う」なんて状態になったら、全然仕上がらないよ?

生徒さん : うん、ちゃんとやる。

モリス : (コンクールの時も、そう言ったけれど、結局は・・・)
譜読みを毎日進めるだけじゃなくて、この曲だと、テクニック的にも厳しいから、指をもっとよく動かすようなメニューも追加していくことになるけど?

生徒さん : 難しい方が、がんばれると思うし・・・。

モリス : (なんで、ここにきて、そんなプラス思考になるのだろう・・・)
まあ、そういった考え方が無いわけではないが・・

お父さん : そうか・・まあ本人がそう言うなら、先生、すみませんが、先に言っていたソナタの方で何とか・・

モリス : ・・そうですか・・・では、今日から毎日本当に練習するのであればという条件で。
そして、譜読みが4週で終わらなければ、絶対に間に合わないので、他の曲にあっさりと本当に替えさせていただくのも条件で。それなら、いいでしょう。

生徒さん : うん、がんばる。

お父さん : はい、練習させますので、よろしくお願いします。

という展開になり、結局は、初心であったはずに、「無謀曲はキッパリと断る」の誓も、吹っ飛んでしまった・・・
いや、この出場シリーズの生徒さんとお父さん相手にしては、自分もよく粘ったと思いたいが・・・まあ、もう決めたのだから、譜読みが進まない事態にならない限りは、このソナタでやることにしよう。

これで、この日の出場シリーズの生徒さんのレッスンは終了。
と思ったら、

お父さん : あの先生、あと連弾なのですが・・

つづく。
準備の時期 その7を。

生徒さんの発表会用のソロ曲は、少しずつ決まってきて、既に練習に入っている人もいるが、連弾についてはまだ考えが進まない。
1組はペアと曲目の両方が決まっているが、あと数組は、一応ペアの予定と候補の曲目もあり構想はできているが、その他の数組については、まだまだ未定。

連弾についても、ペアの作り方、曲目ともに、今年は少し改革する必要性を感じている。
本格的な連弾曲を演奏すると、多少ミスが目立っても、危うい演奏になっても好評で、事実、昨年のブラームスはとても評判が良かった。

だが、昨年は初心者や初級者にも、連弾を希望する人にはやらせてみたが、これがちょっと残念なことに・・・。
例えば、2名ともに初心者、または初心者に近い場合は、当然ながらとても簡単な1分くらいの連弾曲しかできないし、しかも演奏力が初心者なので、誰の印象にも残らない演奏に(発表会後のアンケートで、1票も入らない・・)。
こうした連弾が、昨年は3組くらいあったので、今年は、初級者の連弾でも、少しそれなりにかっこ良く聴こえる選曲を心がけることにして、誰の印象にも残らないような、「連弾を経験させるためだけの連弾」を極力少なくしたいと思っている。

そして、昨年は久しぶりに6手連弾(3人)をやった。
これは、ある初級者の生徒さんに、
「先生、私も連弾できますか?」
のように聞かれてしまい、やはり誰かとペアをつくろうと考えたのだが、曲目を探してもどうしても上手くつくれなかったので、この生徒さんよりも実力がある生徒さん2名に頼んで、3人の連弾をつくった。
曲は、某有名定番曲を、自分が6手用に編曲。
初級者生徒さんでも余裕で弾けるようにして、これでOKだろうと思ったが・・・演奏の後半、初級者生徒さんだけがメロディーを受け持っている箇所で、どうやら見失ったらしく、この6手連弾はメロディーが無くなって、ほとんど崩壊した・・・(崩壊したのが誰の耳にも目にもわかったせいか、ある意味印象には残ったらしい・・)。

といったこともあり、やはり初級者でも連弾に参加するのであれば、ちゃんとそれなりの連弾曲を弾くということを条件にしてみようと思っている。

逆に、毎年連弾には不参加の生徒さんもいて、どうやら知らない人をペアを組んで弾くこと自体に抵抗感があるらしい。
人見知りをする子どもはそんなものだろうが、こちらは実力はあるので、何とか参加してもらおうと画策中。

あと、連弾は基本は、生徒さんと生徒さんのペア、または生徒さんとそのご家族のペアだと思っているので、今年は、自分が連弾のセコンドで生徒さんと組んで参加するのは、1組くらいにしようと思っている。
準備の時期、その6。

あの出場シリーズの生徒さん(のお父さん)には、発表会の曲に、希望のベートーヴェンのソナタがあり、お父さんが持ち出してきた作戦(という意図は無いと思うが)は、コンクールの過去の課題曲で同じ級ならば、弾けるのでは?ということ。

この作戦に押し切られそうな雰囲気が一瞬漂ったが、自分は、同じ級の課題曲でも難易度には差があることを伝え、今年弾いたコンクール曲よりも、ベートーヴェンは難しいことを一応は理解してもらい、他の候補も数曲を考えておくので、次回検討しましょうという流れだった。

話の流れで、お父さんは、誰でも知っているような有名作曲家の曲というのが、大きな条件らしいことはわかった。
しかも、コンクール課題曲で同級くらいなら、行けるのでは・・・と思っているらしい。
つまり、このお父さんの提案を、自分も逆手にとるような、うまく利用するような形で他の曲を提案することができれば、お父さんも生徒さんも納得の上で、モリス提案曲を弾くと言うのではないだろうか?

そう思って、楽譜をいろいろとめくりながら、チェックしていく。
お父さんの希望のベートーヴェンのソナタよりも簡単で、しかし演奏効果的には同等くらいで上手に聴こえて(難しそうに聴こえる?)、譜読み的には自力で一応読めるくらいで、そして有名作曲家で、さらに過去のコンクールで同じ級だったら尚良いが・・・

まず、誰でも知っている有名作曲家ということで、ベートーヴェンを中心に考えて、そこのショパンを足すことにして、上記の条件をできるだけ含んでいる曲を少しずつセレクト・・。
良し!この数曲ならどれも結構上手に聴こえるし、譜読み的にも面倒ではなく、テクニック的にも困難さも少ない。

お父さんの提案をうまく含んだ選曲になった(おそらく)と思うが、自信半分、不安半分で、出場シリーズの生徒さんのレッスンを迎えた・・・。
レッスンを進めて、さあ!このモリス提案曲の話をしよう!と思ったが、お父さんがいつもの時間に来ない・・。

モリス : お父さんそろそろ来るかな?

生徒さん: あっ、今日、お父さん仕事が長いからって、お迎えはおじいちゃんだった・・・

モリス : そうか・・・(結構気合入れていたのに・・おじいちゃんでは無理かなぁ・・)

で、結局、おじいちゃんが迎えに来たが、やはりピアノの話は無理だったので、生徒さん本人に説明を。

モリス : これに、発表会曲の、他の提案曲を書いたから、これらも含めて家で考えてみて、来週検討しよう。はい、CDも一緒に3枚貸すので、これでちゃんと全部の曲をチェックしてください。

と、一応まずは家で聴いてみるように言っておいたが、変に気合が入っていた自分(別に、お父さんと対決するわけではないが・・)としては、ちょっと拍子抜けのようなレッスン終了間際だった。

いや、勝負は次回のレッスンだろう。
家でちゃんと聴いてくるとは思うが、いったい何と言ってくるだろうか・・・。
あの某コンクールを聴いた感想は、遅くなったが少し書いてみる。

審査員は5名。
ピアノは、国産大手のフルコンサート・・・響きが全体的に少し硬く、高音に伸びを欠いていて、低音がややもたつくような感じもするが、まあこんなものだろう。

B級(小4以下)

たくさん出場していたが、正直言って「上手い!」と思われる人は少なく、例年のこの会場のレヴェルからすると、やや低調のように思えた。
その中で、最も印象に残った人は、小2の男子でC.P.E バッハ・湯山昭。
特に湯山昭の曲は、曲の性格上どうしてもゴチャゴチャっとした演奏になりがちだが、響きを明確にして弾けているのは、この子くらいだった。


C級(小6以下)

この級もかなりの人数が出場していたが、選曲は、1曲目:テレマンのフーガ 2曲目:中田喜直の風の即興曲 がとても多い。
コンクールはどの曲を選んでも、有利不利など、審査には直接的に影響は無いが、同じ曲が続くと人間はどうしても比較してしまうので、質の良い悪いが明確になってしまいがち。

テレマンのフーガは、テーマをフレーズ感が無い演奏をしてしまうと、どうしても硬く聴こえてしまう。さらに、よく整理した演奏をする必要があるだろうが、これが不十分な人が多い。
風の即興曲は、流れ、ペダルを使った響きのバランス、そしてイメージの広がりといったところがポイントだが、ややきちっとした演奏が多く、ペダルに使い方も甘い演奏も多かった。

秋元絵理子の真夜中のハロウィンパーティーも選んでいる人も結構いた。
この曲は、ある程度のスピード感と、幅広いデュナーミクで、表現力豊かに弾きたいが、スピードと迫力はあるが弱音を活かせていない演奏が多かったのが残念。

この会場では、シャブリエの音楽帳の一頁を選曲している人は少なく、弾いた数人も、音楽を表現できずに何とか形にしたくらいの演奏にとどまってしまっていた。
この曲を出す音、控える音のバランスと、歌い方の表現力で豊かに響かせることは少々難しいので、避けた人が多かったのだろうか。

バルトークのミクロコスモス第139番を選曲している人はまずまずいた。
テクニック的に困難さが少ない曲なので、パリっと軽快にしっかりと弾けている人が多かったが、この曲を魅力的に弾くことは、意外に難しいのかもしれない。
楽しさまで表現できていた人は少なく、2名ほどだった思う。

自分が一番関心したのは小5の男子で、バッハのフランス組曲第4番サラバンドと、真夜中のハロウェンパーティ。
バッハはインヴェンションからも選べるが、このバッハを選んでいる人は、おそらく自信がある(本人より指導者が?)のだろう。
この人も質の良いバッハで、強調し過ぎずに、しかし通る音で伸び伸びとした表現が印象的で、他の出場者よりも一歩先を行っているように聴こえる。
真夜中~も、テクニック的に余裕があるようで、かなりのスピード感だが、表現力が今一歩で、特に細部を工夫しているようなところが、どうも作為的に感じに聴こえるのが惜しい・・・と言っても、充分に弾けているが。

ほぼ全員聴いたC級に関して、自分が勝手にプログラムに採点した結果と、審査員の結果はだいたい一致していた。
いつも思うことだが、やはり、コンクールでは、上手だったのに通らない、ひどい演奏だったのに通ったということは、ほとんど無い。

だが、自分が審査員なら高得点をつけてあげたいようにも思うが、実際には今日は審査員からは、それほど高得点は得られないだろうという人は数名した。
それは、演奏中に、何かいい部分があったり、いいバランス感覚を持っていたり、きれいにな流れがあったりと、光る部分がある演奏の出場者。
しかし、全体の仕上がりとしてはちょっとまだ甘かったり、テクニック的に少し不安があると、どうしてもそれがマイナスの要素となってしまうので、実際には高得点は得られないのは、コンクールとして仕方がないだろうから、そうした光ものを持っている人には、あともう一歩上の演奏にできるように、期待したいところだ。
準備の時期 その5。
出場シリーズの生徒さんのお父さんが、発表会曲に、ベートーヴェンのソナタでは?と言い出した続き。

モリス : (コンクールの課題曲に?そういう考え方かぁ・・いや、これはちょっとマズイ展開だ。この曲は、数年前に、しかも確か級は・・)
ええと、ちょっと待ってください。今年は選ばれていないので、過去の要項では・・・(あ、やはり、同じ級だ・・・)
200X年に、今年出場した同じ〇〇級で、課題曲になっていますね。

生徒さん父 : ほぅ~そうですか、では行けるかもしれませんね。

生徒さん : 同じ級の課題曲なんだ~。

モリス : (そうくると思った。プラス思考なのは良いことだが、ここはちょっと危機感も必要だろうから・・)
確かにそうですが、同じ級の課題曲だから、同レヴェルで充分に弾けるというものでもなく、課題曲には実際には難易度の差が結構あるので、今年弾いた2曲よりも、やはり少し難しいと思ってください。

生徒さん父 : あっ、課題曲内でも、差があるのですか、なるほど。
まあ、やっぱりそうですか・・・でも、いい選曲だと思ったのですが・・。

モリス : (この程度では、引き下がらないとは思っていたが、そうか・・では)
では、次のレッスンまでに、このソナタ以外の曲を、少なくても3曲考えておきますので、それらも入れて、考えてみるということでどうでしょうか?

生徒さん父 : そうですか、では、先生に考えていただく曲も合わせて、次回検討させていただきますので、よろしくお願いします。

生徒さん : はい、それでお願いします。

ということで、何とか、お父さんの希望の、ベートーヴェンのソナタに即決させることだけでは阻止して、この時のレッスンを終えた。

自分は、キッパリと断るという誓いは、もはや崩れたも同然なのは承知しているが、生徒さんの実力の相応の別の曲にさせるということに関しては、まだ踏みとどまっているとも言える。
だが、次のレッスンで、お父さん希望のベートーヴェンよりも、難易度的に少し簡単な曲を3,4曲並べただけでは、説得できる要素としては弱いので、きっとあまり意味は無いだろう。
条件としては、

・お父さん希望のベートーヴェンソナタよりは難易度としては下(モリス案)
・だが、聴き栄えは同程度かそれ以上(モリス案 お父さん案)
・誰でも名前を知っている作曲家(お父さん案)
・できれば速い部分、テクニック的な部分は少ない方が良い(モリス案)
・できれば生徒さん自身が譜読みができる範囲の曲である方が良い(モリス案)

といったところだろう。
もちろん、これらの全ての条件にピッタリと当てはまる曲は、そう簡単に2つも3つも思い浮かばない(すぐに思いつく曲は、昨年誰かが弾いていたりする)ので、楽譜を開きながら、音源も少しは聴きならが、じっくりと考えることになるが、会話を総合すると、どうやら、お父さんとしては、“誰でも名前を知っているような作曲家”というところが、外せない条件のような雰囲気だった。

逆に言うと、それがあれば、「この曲もいいですね」という感じで、他の選択肢を視界に入れさせることも可能となるのではないだろうか。
例えば、ベートーヴェンの他のソナタの1楽章または終楽章。
例えば、モーツァルトのソナタの1楽章または終楽章。
例えば・・・

そう考えると、何だか上手く行きそうな気がしてきた・・・(少しだけ)・・つづく(おそらく)。
準備の時期の、その4を。

自分は、少し無理そうな曲を希望する生徒さんに対しては、普段は結構あっさりと「無理に近い」「無謀ではないけど、かなり挑戦」「おすすめはしない」「半年後なら弾けそう」などと、言うこともある。
だが、この出場シリーズの生徒さんと、お父さんには、ちょっとそれが言いにくいような空気が、いつも漂っている・・・。
と、その前に。

実は、出場シリーズの生徒さんのお父さんとは、コンクールの2週間後のレッスンで、コンクールについての感想を少し聞いたり、話す機会があった。
それは、お父さんも、コンクール直後は、本番はよくやったと思ったが、同じ曲を弾く他の出場者の演奏を何人も聴いて、
「出場者全体の演奏の質と比較すると、今回は、やはりレヴェルには至らなかったと思います。
特に、もっとテクニック的に余裕を持って弾けるくらいにならないとダメですし、楽譜もっと速く読めるようにして、準備を早くしなくてはいけないと、あらためて感じました」
というようなことを、言っていた。
自分としては、これまでの経緯からすると、ちょっと驚き(?)というか、意外な感じもしたのだが、コンクール出場が、生徒さんのお父さんにとって、単なる大きな勘違いに終わったのではなく、生徒さんの現状の実力をお父さんもある程度は理解してくれたようだった・・・

と思って安心していたのだが・・・
(調査票会話のつづきを)

モリス : !?☆!◇?・・ベートーヴェンの、このソナタを希望ということで?

生徒さん父 :はい。レヴェル的にはちょっとわからないのですが、いけそうな気もするのですが、どうでしょうか?

モリス : (ああ、これは無理だと言わなくては・・今年は無謀曲はキッパリ断ると心に誓ったはず・・さあ、弾けないと言おう!)
ええとですね、その曲は・・・まずは、楽譜を見てみましょうか(既に、この時点で、全然キッパリ断っていない・・)。
こんな感じになっていますね。

生徒さん父 : ほぉ~、これは、簡単に弾けるわけではなさそうですね。

生徒さん : う~ん、ちょっと難しそう。

モリス : そうですね、簡単ではないです。譜読みもある程度大変ですし、それなりのスピードで弾かないと演奏効果が無いので、テクニック的な練習もがんばる必要はありますよね。

生徒さん : じゃあ・・少し大変そうかも・・。

生徒さん父 : そうですね、あまり無理しても、大変ですよね・・・ちなみに、このソナタは、あのコンクールの課題曲になったことは、ここ数年ありますか?
なっていたら、やはり今年出場したコンクールの級よりも、1つ上の級でしょうか?

モリス : (コンクールの課題曲に?そういう考え方かぁ・・いや、これはちょっとマズイ展開だ。この曲は、数年前に、しかも確か級は・・)
ええと、ちょっと待ってください。今年は選ばれていないので、過去の要項では・・・
発表会の演奏曲を決める際には、生徒さんにはいくつかの曲を提示しているが、その前に、一定以上の年齢の生徒さんやピアノ歴が少し長い生徒さんには、希望曲調査票を渡している。

調査票と言っても堅苦しいものではなく、今まで弾いてきた曲で気に入っている曲名を書いてもらっったり、弾きたい曲のタイプの選択肢にチェックを入れる程度の簡単なもので、フリースペースには文章で曲の傾向を書いてもらったり、またはスバリ希望する曲を書いてもらったり・・・

この調査票を数年やっているが、面白い傾向としては、実力がある程度ある生徒さんは、意外にも細かく書いてこないということだ。
「今まで弾いた曲でこれが好きだった」や、「こんな曲を弾きたいというタイプ」を大まかには書いてくるが、作曲者指定などはあまりない。
そこで、自分もいくつか質問したりして、数曲提示してみると、これまたあっさりと選んで決める傾向にあるが、これは、自分もレッスンをしていて、
「この生徒さんは結構弾けるし、今までのやってきた曲への取り組みや仕上がり状況から考えて、この曲は気にいるだろう」
という予測をして曲を選び、それがまずまず当たっているだろうか(だといいが・・・)。

ここで、今回の本題(?)。
あの、出場シリーズの生徒さんが登場。
モリス : 調査票書いた?
生徒さん: あっ、ええと、迎えの時にお父さんが持ってくると思います・・

この時点で、既にちょっと怪しげな予感が・・
そして、レッスンも終了時間に近づき、生徒さんのお父さん登場。

生徒さん父 : 先生、これ曲の調査票です。
モリス : はい、ではちょっと見せてください・・ええと・・・!?☆!◇?
生徒さん父 : 家でもいろいろと、子どもと話もしていたのですが、ネットでいろいろなピアノ演奏映像や、発表会映像を見ていたら、この曲が良さそうかなと思いまして。
モリス : それで、ベートーヴェンの、このソナタを希望ということで?
生徒さん父 :はい。レヴェル的にはちょっとわからないのですが、いけそうな気もするのですが、どうでしょうか?
モリス : (ああ、これは無理だと言わなくては・・今年は無謀曲はキッパリ断ると心に誓ったはず・・さあ、弾けないと言おう!)

・・・つづく
発表会の曲目を考えている時期で、生徒さんに合わせていろいろと考えていると書いたが、もう一歩詳しく。

演奏力が高くない生徒さんにも、それなりの“ピアノ曲”を弾かせるというのが、今回の選曲の1つの目標であることは既に述べたが、これは結構難しい。
例えば、小学生でも5年生、6年生になってくると、それなりに有名作曲家のそれなりの規模の曲を弾く生徒さんもいるわけだが、そうした生徒さんばかりではなく、やはり小さめの曲を2曲くらいの組み合わせで弾く生徒さんもいる。

そこで、少し気をつけたいのは、例えば小5で短くてシンプルな曲を弾いていると、下の学年の生徒さんから、
「あの人、5年生なのに、とても簡単な曲だったよね・・・」
とか、あるいは同学年くらいの人から、
「あの人、同じ学年なのに、何だかとてもシンプルな曲なんだね・・」
のように見られてしまうのではないかということ。

これはついては、これまでの発表会だと、高学年で簡単な曲を弾く生徒さん自身は、あまり気にしていない様子にも見えたが、内心はもしかしたら、
「私の同じくらいの年の人は、皆それなりに大きな曲や難しい曲を弾いているのに、私は小2や小3の人と同じくらいのレヴェルの曲かぁ・・・」
などと、思っているのかもしれない。

そこで、対策としては、演奏力が高くない生徒さんにも、
・譜読みはそれほど面倒ではなく自力で読める
・少し難しい箇所はあっても、ちゃんと練習すれば弾ける
・演奏効果が高く上手に聴こえる曲
をできるだけ探して、選曲の候補に入れるようにしている。
そして今回、以上の条件に、
・レッスンで、これまでに他の生徒さんが誰も弾いていない曲
という条件をプラスしようと思っていて、これが自分にとって今回の課題。

実は昨年、小学生高学年のある生徒さんの演奏は、それなりにがんばって良かったのだが、他の生徒さんに1人だけ以前にその曲を弾いたことがある生徒さんがいて、発表会後のレッスンで、
「私が3年生で弾いた時よりも、かなり遅くてびっくりしちゃった」
のような発言あり・・・自分としては、ちょっといろいろと考えるきっかけにもなった・・・。

そこで、今回は、レッスンでこれまでに、他の生徒さんが全く弾いていない曲を、例えば、基に戻るレッスンの生徒さんには選んでみようと、いろいろと曲探しの毎日。
これまでの候補としては、邦人作品が最有力で、湯山昭、平吉毅州、三善晃、中田喜直、吉松隆などからまず1曲。
これらの作曲家の曲は、レッスンでかなりの数を使っているが、曲数は多いので、レッスンで使っていない曲もまだまだたくさんある。
ここに、さらに邦人作品を合わせるか、または聴きばえのする古典かロマンで行くかは検討中。
他の生徒さんに、
「あの人、高学年なのに、簡単そうな曲だったね・・」
とは、絶対に思わせない!言わせない!
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