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この1年を簡単にまとめる、自分の練習や演奏活動、その他のことを少し。

自分の練習に関しては、バッハなどはほとんど常に続けつつも、今年のレパートリーの拡充ということでは、ヴィエルヌを昨年に引き続き曲数をとしては多めに弾きながら、リストも引き続き多かっただろうか。

実際、8月からつい最近まで、コンサート、演奏会のようなステージ上のものから、ごく小さな集まりのものまで入れると、ほぼ毎月のように何らかの形で人前での演奏があったが、やはりヴィエルヌ、リストというのは、演奏回数も多かったように思う。

しかし、今年の始めから春くらいまでは、ヴィエルヌと同じくフランスの近代の他の作曲家の曲を、もう少し弾いていこうと思っていて、デュポンやピエルネといったところも取り入れていこうと思っていが、結局は多く弾くには至らなかったので、来年もリストは弾いていくつもりだが、このあたりの作曲家も積極的に弾いていけたらと思っている。

それから、今年は、8月に開催を予定していた、「ピアノ練習会夏」を、結局はスケジュールが合わずに、開催できなかったことが、自分としても残念に思っている。
日々のレッスンの仕事、生徒さんのコンクール出場、発表会の準備、演奏活動、その他、スケジュールを埋めていった結果として、8月が少し窮屈な感じになってしまったのが要因だったが、もう少し上手に調整するべきだった。

自分としては、ワンポイントレッスン付きのピアノ練習会は、普段のレッスンや演奏活動などとはまた違って、「自分が心から交流を楽しめて、参加の方にも楽しんでいただく貴重な企画」だと思っているので、来年は絶対に開催しようと思っている。
もし参加希望の方がここを読まれていたら、気長にお待ちいただきたいと思っています。

今年も、ブログを通じて交流をさせていただいた方々、そして、特に何が書いてあるわけでもない文章に付き合って下さった方々、ありがとうございます。
来年も、自分は、自分のペースで、またがんばっていくつもりですので、よろしくお願いいたします。

さて、今年のレッスンの仕事も、あと少し・・・。
良い締めくくりとなるように、ちょっとがんばりますか・・。
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今年のことを、まとめて少しのレッスン編を。

<最も感じた課題>
年間を通して、小学生でピアノ歴2~3年の、初級から初中級のレヴェルの生徒さんの実力の底上げの必要性を、とても感じた1年だった。

気がつけば、譜読みが遅いままの生徒さん、演奏力が1年前からあまり進歩していないような生徒さん、教本の進み方が極端に遅くなってきた生徒さん・・・
そうした生徒さんを、どのようにして初中級の曲を余裕を持って弾けるようにして、さらに中級レヴェルまで持っていくのか。
教本を変えてみたり、レッスンでの言い方を変えてみたり・・・。

そうした中で、基に戻るレッスンをやった生徒さんについては、自分も、そして生徒さん自身も、かなりの手応えを感じたと思うので、これをもう少し年齢が下の、小学3年生くらいの生徒さんにも適用しながら、なんとか来年の発表会の曲を選ぶような時期までには、実力の底上げをしていきたい。


<指導レパートリーの拡充について>
日頃から、たくさんの楽譜を読み続けて、指導レパートリーを増やそうとは思っているが、今年のテーマとしては、邦人作品の指導レパの充実と、北欧物を多めに取り入れる、などが自分の中にはあった。

邦人作品に関しては、以前から意識してたくさん使っているつもりではあったが、自分は弾いてもレッスンでは登場しないこともあったので、今年はレッスンにもたくさん取り入れるように、意識してみた。

その結果、新実徳英、鵜崎庚一、安倍美穂、壺井一歩、寺嶋陸也、などの作曲家の作品を、レッスンでも多く使うようになり、ある程度の目標は達成されたと思っている。
もちろん、従来から生徒さんにも人気のある、三善晃や田中カレンなどの曲は、今年もたくさん登場した。

北欧ものについては、シベリウスやグリーグなどの定番曲も重要視しながら、他にもカスキ、メリカントなどの作品も、レッスンで意識的に登場させるようにした。
発表会でも弾く生徒さんもいたので、これもおおむね目標としては達成できたと思う。


<連弾について>
連弾のペア作成、そして曲目については、主に発表会を意識してやっていたが、これに結構悩ませられることが多かった。
これについては、既に発表会関連の記事でたくさん書いたが、実は発表会が終わってから、何人かの生徒さんに、
「発表会とは無関係に、普段から生徒さん同士で連弾やろうよ」
と声をかけて、数ヶ月1度のペースで、ミニ連弾会のように、やって行こうと思い、その第1弾を、つい先日、ある生徒さんのレッスン時間帯の終盤に、他の生徒さん2人に来てもらい、開催した。

発表会の時ほどのしっかりとして連弾曲というよりも、気軽に弾けて楽しい連弾曲で、連弾2ペアで開催。
普段から、生徒さん同士のちょっとした交流にもなり、顔を知って、その人の雰囲気を知って、次第にやりやすくなると思うで、来年の発表会のためにも(全員の生徒さんに声をかえるのは少々大変なので、今のところ、普段から連弾をやることに声をかえているのは、8名程度だが)これを少し続けてみたい。
先日、音楽知識人さんとの会話でも、セコさんがプリさんに対抗意識を持っているのなら、演奏力そのもので対抗するのではなく、雰囲気の全く異なる曲を弾いて、その違いで対抗する方が良いだろうとの話だった。

そして、提案を受けた曲の一例が、ショパンの難しくないノクターンか、シューマンなど、というものだったが、自分もこれまで、セコさんにレッスンでショパンはワルツを中心に数曲やってきたが、シューマンはやっていないので、随時やっていこうと思った。

だが、シューマンの前に、もう少し、日頃のレッスンの曲のレヴェルを、本当は一旦下げたい。
というのも、発表会が終わってから、2ヶ月が経過した今でも、やっている曲は、セコさんにの実力に対してかなり上であるフランス近代のあの有名曲(答えは、既に以前の記事のコメントに書いたが・・・)。

よく練習していて、最後まで通せるようになってきたことは、素直に評価したいが、テンポの揺れがある中でもテンポ感を出して、響きをよく感じながらペダルとタッチを繊細にコントロールして、盛り上がるところのテクニックを万全にして・・・
やることはたくさんあるが、やはりそのレヴェルまではちょっと苦しい感じ見えるここ2週ほどのレッスン。

やはり、もう少し小さな曲で、鍵盤コントロールとペダル、そして歌って弾くことを身につけてもらうほうが良いように思う。
そして、最近は、セコさんの希望で近現代曲に偏っているので、一度ロマン派を重点的にやりたいが・・・。

1つあげるとすると、メンデルスゾーンを。
無言歌集は、たしかセコさんは1曲しかやっていないので、もう少しやると、実力が伸びそうな気がする。
op19-6(ヴェニスのゴンドラの歌)や、op38-2(失われた夢)などを、少しじっくりレッスンしてみて、耳とタッチ感との連動性を高めて、もっと歌えるようにできれば、きっと発表会での聴き手の印象ももっと良くなるはず。

そして、op.30-1(瞑想)とかをじっくり聴かせたり、op67-2(失われた幻影)とかを雰囲気のある演奏をすることができれば、それは本当にピアノがうまいということになると思うのだが・・・(セコさんの今の実力だと、op67-2の方は難しいとは思うが)。
セコさんは、普段のレッスンでも発表会でも、もう少し派手に聴こえる曲か、有名曲を選びたいだろうなぁ・・・。
この記事では、先日の演奏会でのライブ録音から、トゥリーナの曲を演奏を公開していました。

お聴きいただきありがとうございます。
先日の出演の演奏会が終わってから、生徒さんや保護者さんからよくあった質問が、
「先生は、あのようなステージでの演奏で、お客さんもたくさんいるのに、緊張しないのですか?」
というもの。

ステージで演奏されたことがある方ならおわかりだと思うが、ステージでの演奏というのは、会場の照明にもよるが、客席にどれくらいの人がいるのかはわかりにくく、またお客さんも顔もほとんど見えないので、おそらく視覚の意識が、目の前のピアノというものに集中しやすいのではないか、と思う。

もう1つよくいただいた質問が、暗譜についてで、
「全曲暗譜で弾いていて、凄かった!」
のようなもの。

これも、発表会や演奏会などに何度も出演されている人ならおわかりだろうが、暗譜で弾くことは、別に凄いことでも何でもないし、自分も演奏会で弾く曲目を、必ず暗譜で弾くというこだわりを持っているわけでもなく、楽譜を見ることもあるが、今回は、手の動きの距離も大きい曲を入れていたので、気分的に暗譜の方がかえって安心だろうと思い、3曲とも暗譜ということにした。

暗譜のコツは・・・特に無い。弾いていると、いつのまにか覚えるので。
いや、少しだけ解説すると、自分は、譜読みから練習の段階では、暗譜は全く意識しないで、楽譜を見て弾いている。
そのうち、音、手の動きなどで覚えてしまうが、頭の中では、おそらく同じような箇所、似ているけれど異なる箇所などをパターン化して覚えていったりなど、いろいろな作業が行われているのだろうが、暗譜のための練習のようなことは基本的にはしない。

ちなみに、自分は、教室の発表会でも、生徒さんには、必ず暗譜で弾くようにとは、あまり言わない。
「できれば暗譜した方がいいよ、暗譜するくらいに弾き込んだ方が自信になるよ」
という程度であり、暗譜しているのか不安になりながら本番に弾くのだったり、堂々と楽譜を見たほうが良い。

事実、今年の発表会でも、暗譜で弾いていた生徒さんは少数派。
さらに、ピアノソロなのに、譜めくり付きの生徒さんも・・・でも、自分は、生徒さんが譜めくりがいた方が演奏しやすいというのであれば、そして演奏が良ければ、それでも良いと思っている。
今年の発表会が終わって2ヶ月近くが経ち、かなり気は早いが、譜読みにたくさん時間をかけられる今の時期に、レッスンの新レパートリーの譜読みと同時に、次回の発表会の入れたい曲などを、少しではあるが、考えている。

発表会の選曲は、ただ単に新しい曲を譜読みをするだけではなく、生徒さんの実力の伸び幅を予想(期待も含めて・・)しながら、過去数年で気になった点なども含めながら・・・。

そして、世の中の、ピアノ発表会と言われるものでは、どんな曲が演奏されているのかも、少しは調べてみようと、先月、そして今月と、他教室さんの発表会を2つ見学へ行き、プログラムを入手、演奏も少し聴いてきた。

2つの発表会のプログラムを入手して見学して気がついたことは、幼児や小学生低学年が弾くような小さな曲では、意外にも教本の曲をそのままたくさん使っていて、バスティンがグローバーの曲が、2人、3人と並んでいること。
これはある意味仕方がないことなのだろう。

小学生も3年生以上になってくると、曲目もバラエティーに富んでくるが、1つの発表会はギロックがかなり多い印象。
自分も、演奏力はそれほど無い生徒さんでも、多少は華やかに聴こえるようにと思い、ギロックを選曲することはあるが、かなり以前から、ギロックがたくさん重複するようなギロック祭りにならないようには、気をつけている(ちなみに、今年はギロックは1曲だった)。

小学5年生以上になってくると、本格的な曲も増えてくるが、1つの発表会では、ショパンとベートーヴェンが多く、きっと人気があるのだろう。

さて、こうして他の教室さんの発表会のプログラムを見て、演奏を聴いて、参考になることや、気がついたことも多かった。
例えば、見学へ行った2つの発表会では、シューベルトの即興曲は、どちらのプログラムにも入っていて、演奏も聴いていると、定番のシューベルトの即興曲も、あらためて人前演奏向きの曲だと感じた。

自分は、これまで、シューベルトの即興曲のうち、4曲くらいをレッスンでは使うことは時々あるが、どれも定番であり、同じようなことの繰り返しが多いので、発表会の曲としては、弾く方も聴く方も、飽きてしまうのではという気がしていて、発表会の選曲では、候補に入れることは少なかった。

だが、今回、小学生や中学生、大人の方がシューベルトを弾くのを聴いていて、ほとんどの方が、まだまだ不安定な演奏ではあったが、流れのある演奏の方が多く、聴いていて悪く無いと感じたので、自分も次回はシューベルトを久しぶりに発表会に入れたいと思ったが、定番曲の魅力を再発見といったところだろか。

ただ、自分のところには、例えばシューベルトの即興曲op.90-2 op.90-3 op.90-4 op-142-2などを、発表会で弾くことがちょうど良い実力の生徒さん・・・つまり、現段階で、古典ソナチネなどを普段から弾いたり、ショパンの簡単なワルツ、メンデルスゾーンの無言歌からシンプルな曲なども弾いていて、そろそろ中級レヴェルの少し本格的なロマン派の曲を・・・という生徒さんが、あまり多くないという現実がある。
来年への実力の伸びということを、少し期待値を大きく考えたとしても・・・それほど多くは無いだろう。

やはり、今の3~5年生くらいの生徒さんの演奏力を、もっと上げていく必要はありそうだ・・・。
自分が出演の演奏会について、だいたいの生徒さん、保護者さんから感想などをいただいたが、ある生徒さんのお母さんとの会話を。
この生徒さんは、以前に習っていた指導者が、遠くへ引っ越してしまうために、自分が引き受けた生徒さんで、自分が出演する演奏会などに来ていただくのは、初めてだった。


お母さん : 演奏会、とても楽しかったです。もう、この子と夫と3人で、終わってからも「凄かった!」を連発しました。

モリス : どうも、ありがとうございます。いい曲ありましたか?

お母さん : どれも素敵でしたが、最後の曲が迫力があって、良かったです。
それに、夫とも言っていたのですが、クラシック音楽専用のホールでの演奏会で、演奏会のポスターが会場にも貼ってあって、チケットもあって、そこで先生がバリッと弾かれていて・・・なんか、「こんなに凄いなんて」と思ってしまいまして。

モリス : えっ?・・ああ、どうも・・・。でも、以前の先生も、演奏会、コンサートなどは?

お母さん : いえ、そんな話は一度も無かったです・・。

モリス : では、歌とか合唱の伴奏とか、そうした活動をされていたのでは?

お母さん : いや・・・そういったことも無かったと思います。ですから、今回の演奏会を聴いて、夫と子どもと、ステージ演奏をできるような現役で演奏をされている先生に習えるなんて、とても幸運だと思いました。

モリス : あっ、いえ、別に、そんなに凄いことでもないですが・・・でも、生徒さんや保護者さんが、生演奏に触れる機会をつくるのも、自分の演奏の目的ですので、聴いていただけて良かったです。


といった内容の会話だったが、このお母さんの頭の中のイメージとしては、
「ピアノ指導者=以前は弾けたかもしれないが、今は指導だけやっていて演奏はしていない人」
ということだったらしいので、今回の演奏会は、ある意味衝撃だったようだ。

演奏活動を全くされていなくても、教えることが上手という指導者さんも、世の中にはたくさんいると思う。
ただ、自分がこれまでに習ってきた先生で、「このレッスンは中身濃いなぁ」とか「参考になった」という実感のある先生は、皆さん、何かしらの演奏活動を、回数の多い少ないはあるとしてもやっていて、そのためにご自身もしっかり勉強、練習されている先生だった。

レッスンでも、口で言うだけでは伝わらないこともあるから、やはり実際に隣で弾いてみせることは重要で、自分もまだまだではあるが、演奏そのもので伝えるレッスンをしていきたいと思っているし、可能な限りは演奏活動をしていきたいと思っているので、生徒さんや保護者さんからのこうした感想を、また次へのモチベーションとして、がんばってみようと思う。
先日の演奏会への出演がおわり、今年の公開演奏ものは、だいたい終了。

今回は、実質の準備期間が短めだったせいもあり、準備期間中に演奏曲に飽きてしまうようなことは、いつもと比べると無かったが、それでも時々全然違う曲を譜読みして遊んでしまうような浮気癖は、途中で何度か・・・。

そして、もう演奏会も終わったので、それらの譜読みしたものの中から、今後のレパートリーのために、または練習に効果的なものを選びながら、今後の練習としていきたいが、他にも今年は譜読みはしたものの、結局は外に出さなかった曲も多いので、練習に重点を置く曲数曲を、どれにするのか迷うところ・・・。

当面、リストは続けてみようと思う。
2年と少しくらい前だろうか。
「リスト弾いたら?」のような話をされることがあり、それからこっそりと(?)やってきたが、大先生にも、
「合っていると思います~」
との言葉をいただき、それからも調子にのって、数は弾いてきた。

今年も、リストは数曲仕上げて、その中から公開演奏もしたのだが、当初最も力を入れたいと思っていた、「シューベルト歌曲のリスト編曲もの」は、結局は外には出さなかったので、これらを、ちょっとしっかり仕上げてみようと思う。
あとは、リストの普通のオリジナルのピアノ曲も、引き続き少しずつ進めたい。

それからドビュッシー。
今年は、公開演奏の場が夏以降続いたのに、自分としては珍しくもドビュッシーは一度も登場しなかったが、これはデュポンやヴィエルヌといった同国で同時代の作曲家を弾いていたせいもあったのかもしれない。
ただ、最近はレッスンでは、ドビュッシーを弾く生徒さんが数人して、自分としてもまた弾いてみたくなったので、そのうち手をつけていこうと思っている。

あとは、いつものように、生徒さんのレッスンのための譜読みも、ペースをあげて先行してどんどんやっていく必要があるが、今少し気になっているのは、ショパンかベートーヴェンの中上級くらいの曲で、自分がこれまでに弾いていない曲を、手が比較的空いている今のうちに、譜読み程度には弾いておこうと思っている。
やはりショパンが先だろうか・・・例えば、バラードやスケルツォで残っている曲などを・・・

こんなところが、今後の練習計画(計画というほどのものでもないが)です。
演奏会が終わり、自分は普通に日々生徒さんのレッスンの毎日を過ごしているわけだが、自分からも少し質問のようになげかけてみることもある。
例えば、小学4年生の生徒さんとの会話。

小4生徒さん : 先生の演奏、とても良かったです。

モリス : ありがとう。どれか、いい曲あった?

小4生徒さん : 特に、最後の曲は、凄いと思った!

モリス : そうかぁ。では、将来、あの曲弾けるように、これからもがんばろう!

小4生徒さん : ええっ・・・きっと、がんばって練習して、大きくなっても無理だと思う・・。

モリス : そんなことはないよ。コツコツと毎日練習することが大事だからね。

まだまだ弾くにはほど遠いレヴェルの曲について、具体的な話をするよりも、毎日の練習が、きっと将来実を結ぶことを願い、このような、よくあるような普通の会話になってしまうわけだが、だいたいこういったところだろう。


では、中学生のプリさんの場合は・・・。

プリさん : 演奏会、良かったです。

モリス : ありがとう。どう?弾きたい曲あった?

プリさん : 1曲目が良かった。あとは、最後の曲も。

モリス : そうか。プリさんが、弾くなら、最後に弾いた曲の方が、きっといいと思うよ、こんな楽譜だけど(と見せる)、意外と隙間が多いから、譜読みにはそれほど苦戦しないと思うけど。

プリさん : これなら、読めそう・・(次のページをめくって)・・このあたりが・・・。

モリス : このあたりは、両手オクターヴの連続で、しかも跳躍もするから、確かに少し大変かもしれないけど、今のプリさんでも、弾けないことはないよ。
こういうテクニックの曲はあまりやっていないし、どの程度の仕上がりになるのかは、やってみないとわからないけど、やってみる?

プリさん : 両手オクターヴの連続・・やってみたいけど・・ううん・・いずれ・・

モリス : いずれ・・って、いつ?今やっている曲が終わったらやる?それとも、来年?

プリさん : えっ?!・・いや・・・いつか・・・

という話の展開に。
まあ、プリさんは、基本的に自信がないタイプなので、「やります!」とは言わないと思っていたし、今弾いても、完全に近い演奏にはならないかもしれないが、でも、やらせてみれば、結構弾けるのではないかとも思っている。
実際の順序としては、オクターヴが少し続く曲をレッスンに混ぜていき、その出来を見ながら、いずれはこの曲を弾くことを、もう一度誘ってみるといったところだろうか。
その時期は・・・自分は、そう遠くはないと思っている。
前回は、リハーサルから終演までの流れを書いたが、演奏会の時に最も気になるピアノの状態について、少し書いてみる。
この会場、そしてこのピアノは、何度か弾いていることは既に書いたが、調律によって、そして調律師さんによって、ピアノの状態には違いも出てくる。

今回は、特に何かを指定するわけでもなく、まずは調律師さんがニュートラルだと思うようにやってもらい、それを弾いてみて、少しずつ調整をしてもらうと思ってはいたが・・・
実は、自分は、こうした演奏会、コンサートの時の調律については、それほど注文を出すことはない。
欲を言えば、もう少しこうして欲しいということは、当然のようにあるわけだが、怖いのは、要求をした結果は、かえって良くないことになってしまうこと。

まさかと思う方もいるかもしれないが、過去の、とあるコンサートで2台ピアノの時に、自分ではない方が、調律師さんにあれこれを注文をつけていると、結果として、なんだか鳴りが良くないような状態になってしまったことも・・・。

そんなわけで、自分も今回は、細かい要求を言い出すとあったのだが、だいたい良しだと思ったので(客席で聴いている確認の人もそう思ったので)、あとは、開演直前の最終調律をしてもらい、終演まで立ち会ってもらうことだけで、良しとした。
(ちなみに、秋に出演したコンサートでも、当日は調律が入ると聴いていたので、自分は終演まで立ち会ってくれるものだと勝手に勘違いをしていて、リハーサル時に、一応、調整の要求ができるものだとばかり思っていたが、実際には、調律後にはすぐに帰ってしまった(?)ようで、違っていた。
これは、主催者さんに事前に確認しておくべきだった・・・)

さて、演奏会後というのは、結構すぐに反応がある。

終了後にすぐに、数人の知り合いからメールをいただいたことは既に書いたが、翌日にも連絡をくださる方がいたりと、反応がすぐにあることはうれしいものだ。

また、当日は、花束をいくつもいただいたり、中には詰め合わせのプレゼントまでつけてくれる方もいたりと、多くの方に気を使っていただいて、ありがたく思っている。
自分は、演奏会などに出演するたびに来てくださる生徒さん、保護者さんには、お花やプレゼントは大変ありがくうれしいが、チケットを購入してくださるだけで十分ですので、無理はしないでくださいと伝えているが、それでもわざわざ用意して気を使ってくださる方も多い。

そして、もう今週、すでに何人もの生徒さんにレッスンで会っているが、
「最後の曲、凄かった!」
と言ってくださる生徒さん、保護者さんがほとんどなので、豪華で演奏効果の高いロマン派の曲の魅力をわかっていただけた様子。
また、音楽専用ホールでの、お客さんが数百人規模の本格的な演奏会の、ピアノのフルコンの演奏を聴くのが初めての生徒さんもいて、
「凄い迫力だった」
と言ってもらえたので、ホールでの生演奏の良さは、初めての生徒さんにも伝わったようで、自分も一安心した。
演奏会の当日は、リハーサルの開始時刻よりも少し早めに会場入りして、調律の様子も拝見。
調律師さんは、リハーサルにも本番にも立ち会ってもらうので、気になる点があれば、そのたびに相談することができるわけだが、今回は調律の作業中から、少し見ていることにした。

ピアノは、よく目にするあのドイツ製のフルコンで、以前にも何度もこの会場では弾いているのだが、毎回微妙に違うのは当然であり、調律後の状態も少々気になるもの。

調律後に、サラっと弾いてみる。
・・・感触としては、悪くはない。
だたし、タッチの感じが少し揃っていないようにも思うので、凄く良いというわけでもないかもしれない。
欲を言えば、もう少し音の方向性を遠くまで、きれいに伸びてくれればと思うが・・・でも、全体的にはよく鳴っているとは思う。

演奏する椅子を選ぶ。
自分は、だいたい国産の演奏会用のスツールを決めているので、今回もそれに。
暗譜なので、ピアノ譜面台は使わないから、係の人にとってもらう。

通して弾いてみる。
このピアノは、タッチとしては幾分軽めなので、どの曲を弾いても、気持ち早めのテンポになっているような気がするが、許容範囲だろう。
最後のロマン派の曲を弾いていると、ピアノがよく鳴っているので、そのままどこまでも鳴らしてしまいたいような衝動が・・・でも、あまりにやり過ぎると、おかしくはないだろうか?

そう思い、客席でどのように聴こえているのか、立ち会ってもらった人に聞いてみると、
「いや、それくらいやっていても、いいと思う。これはこういう曲だと思うから、モリスさんの思うように弾いてOKだと思いますよ」
と言ってくれたので、自分もそれでいくことにした。

その後は、他の出演の方のリハーサルを少し聴き、あとは控え室などでゆっくりと休憩。
違う控え室にもピアノが置いてあり、そこで練習もできるのだが、自分は基本的には、ステージリハーサル以外はあまり弾かない。

演奏会の開場時間の少し前に、最後に数分間のみ弾かせてもらって、リハーサル終了。
あとは、開演時刻まで、ほんのわずかに食べ物を口にして、待機。
開場時刻になって、お客さんも少しずつ入ってくるのが、舞台袖のモニター画面で確認できる・・・おっ、今回は、結構来てくれているようだ。

いよいよ開演。
3組目の2番目なので、1組目の演奏はステージ袖で待機しながら聴くことにするが、結構すぐに出番がまわってくるような感じだ。
本番の直前は、いつものように(?)、携帯型のミント系の粒状のお菓子を数粒噛んで、準備完了。
そして、出演。

まずは、1曲目に弾く曲の簡単な解説をしてから演奏。
途中で一瞬、「あの音抜かした」と思った箇所があったが(おそらく、誰も気が付かなかったとは思うが・・)、自分がこの曲でやりたい素早さの中のクレッシェンドと、静かな歌の対比、さらに響きの作り方というのは出せたと思うので、良しとする。

2曲目についてのお話をしてから演奏。
この曲は中級者でも弾ける曲で、演奏自体は余裕があるはず・・・なのだが、実は暗譜としては一番心配でもあった。
やはり、シンプルということは、それだけ覚えにくいからだろうが、本番は集中できたので、よくコントロールできたと思う。
ただし、後半はもっと自由度の高い演奏にできたのが、少々歌い方が硬かったかもしれない。

3曲目についてのお話をしてから演奏。
この曲は、豪華な部分に至るまでの前半が重要。
ここであせったり、拍子感から逸脱するような演奏をすると、聴いている側を演奏に惹き込むことができないので、じっくりと弾きたいが、概ね良かったのではないかと思う。
後半は、この曲の演奏効果を最大限に発揮することが重要。
やはりというか、本番はピアノの鳴りが良いせいもあり、少々やり過ぎ感があったかもしれないが、それくらいの勢いは出せたので、これもだいたい良しだろう。

終わってみると、あっという間だったし、もちろん完璧ではない部分もあったが、手応えはあったので、まずまずだろう(その3につづく・・・)。
自分が出演の演奏会が終了した。

今回の出演は、かなり以前から決まっていたのだが、秋にゲスト出演させていただいたコンサートからは曲目を全て変更し、さらにその間に自分の教室の発表会もある中での準備も並行させていく作業だったので、実質の準備期間は、かなり短いことになってしまった。

その短い準備期間に、どれくらいできるか。
3曲準備することにしたが、当初想定していたような、全てを新曲というのは、やはり危ないので、1曲は従来レパートリーを出してくることに。
そして、他の1曲は新曲だが、少し早めに準備をして、発表会の講師演奏として曲目を重複させることにした。
あとの1曲は、新曲にして、これで従来レパから1曲、新曲を2曲の構成(近現代が2曲に、ロマン派を1曲)。

当日のリハーサルの様子などは、また後日書くとして、本番の演奏は・・・まあ、まずまずだったと思う(こういった書き方をすると、少し変かもしれないが、チケットの代金に値するくらいの演奏は、おそらく出来ただろうと思う・・・)。
特に、ロマン派で、豪華な演奏効果の曲を入れたのだが、お客さんの反応も良かったように感じたし、演奏会終了後にすぐに、音楽知識人さんから携帯へメールが入っていたが、これを読んで、だいたい良い出来だったのだと、少し安心した(音楽知識人さんは、良くない場合は、そのように言う人なので)。

他にも、終演後すぐに携帯にメール連絡をくれた知人もいたが、反応は良好。
聴きに来てくれた方は、おそらく知らない曲ばかりだったと思うが、ロマン派の演奏効果の高い曲で、ピアノをしっかり鳴らしていたのを、楽しんでくれたようだので、ちょっと一安心(その2につづく・・・)。
先日、知人の音楽知識人さんに久しぶりにあった。
音楽知識人さんについては以前から何度も書いているが、クラシック音楽だけではなく、ジャズなども含めて全般にたくさん聴いていて、とても詳しい。

クラシック系の音楽では、特にバロックのバッハやテレマンや、それ以前のルネサンスの分野にも強く、さらにオペラにも詳しいなどなかなか凄い。
そして、ピアノの生演奏を聴いても、その人の実力などもしっかりわかる耳の持ち主。

久しぶりに会ったと言っても、実は音楽知識人さんには、このところ毎回のように自分の発表会のちょっとしたお手伝いをしていただいているので、発表会の時に会っているのだが、発表会当日は話を充分にすることも出来なかったので、久しぶりに会ったような気がする。

自分が出演の演奏会の招待チケットを渡すついでに、発表会の感想なども聞くことができた。
特に頼んでいたわけでもないが、プログラムの余白に、演奏した生徒さんの印象を、演奏だけではなく、選曲や衣装などについても、細かくチェックしていてくれたようで、このあたりは、流石に音楽知識人さんといったところ。

アサさん、基に戻る生徒さん、プリさんなどの演奏を、やはり良い感じだとチェックしていてくれて、さらに大人のお兄さんの演奏もなかなか素晴らしいとの評価だったので、自分も少し安心した。

自分も、プログラムを一緒に見ながら、このブログに綴ってきたような裏話的なことを、少し話をしたが、特に、セコさんが、プリさんに対抗意識を持っている話をすると、

音楽知識人さん : いや~、今回聴いた感じでは、実力の違いというか、持っているものの違いが歴然だから、セコさんは、プリさんに対抗なんて意識を持ってもねぇ・・・演奏力そのもので対抗するのではなく、やっぱり雰囲気のある曲を弾いて、違いで対抗するしか、方法はないのでは・・・

モリス : そうなので、一応、今回もそれを含めてのソロの選曲だったわけですけどね・・・

音楽知識人さん : う~ん、もっともっと、しっとり系に偏っても良かったのかもね。今回の感じだと、見せ場(聴かせどころの意)がくる直前に崩れてしまっていたから、あのような曲よりも、全体をしっとりとした雰囲気で聴かせる方が良かったのかもしれない。

モリス : ですよね・・・。

というわけで、ここ数年、毎回発表会には来てもらっているので、音楽知識人さんは、さすがに結構見抜いている。
そして、

音楽知識人さん : あのセコさんには、ショパンの・・・難しくないノクターンとか・・・いや、シューマンのゆったり系の曲か・・・そんなところが良いのかなぁ・・まあ、これは私の勝手な意見ですが・・。

とのこと。
なるほど、シューマンのゆったり系かぁ・・それは、セコさんの、今回の発表会の選曲候補に入れていなかった気がするので、大変ためになる意見として、素直に受け止めようと思う。
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