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音楽知識人さんとの雑談のつづきを。

音楽知識人さん : ああ、やっぱりお父さんかぁ・・・

モリス : そうですね。しかも、これからの時期は、規模の大小はいろいろとありますが、いろいろなコンクールなどの情報も少しずつ出てくるので、もしかしたら、また・・・。

音楽知識人さん : それどれかに出場したいと?

モリス : ええ、言い出す可能性は、小さくないと思っています。昨年のコンクール出場後は、お父さんも、コンクールに出場する実力には達していないのが、よくわかったようなことは一応言っていましたが、それからあまり期間をおかないで、発表会曲にはベートーヴェンと言い出してので、本当はあまりわかっていないのが実情かと。

音楽知識人さん : そうだろうね。まあ、子どもに実力があると思いたい心境は、わからないでもないが・・・だけど、発表会のベートーヴェンを聴いた感じでは、あきらかに無謀曲だろうし、それに練習量が全然足りていないから、余裕も全くなく、音楽性も、あの程度の曲を弾くくらいに育っていないから、平坦なロボット弾きになっていると思ったね・・。

モリス : そうですね。練習は普段からかなり少ないですね。おそらく、自分のところの生徒さんで、最も少ないと思います。ピアノ歴は長くても、弾いてきた時間数が足りなすぎるので、弾いた感覚として曲を捉えるようなタイプにもなっていないし、テクニック的に優れているわけでもないので、実力より上の曲を期間に限定があるコンクールで仕上げるのは、もうかなり苦しいですね・・・もっと練習が必要だと、最近はこれでも結構言っているのですが、どうにもなかなか・・・これでも、上達できるように、やっているつもりではあるのですが・・。

音楽知識人さん : いや、モリスさんはキッパリと言う時は言うだろうけど、ガツーンと怒鳴りつけるようなタイプじゃないだろうし、毎日の練習は、保護者の協力というか家庭での指導は必須だろうね。そして、やっぱり、出場生徒さんは、「ピアノが好きなのか」ということになりそうだね?

モリス : はい、やはりそこだと思います。お父さんは、「うちの子はピアノが好きで」みたいに言うのですが・・・おそらく、「ピアノは好きだけど、譜読みは面倒だから練習は好きじゃない」といったところでしょうか。

音楽知識人さん : ああ、わかる気がするけど、やはり練習しないと演奏にあらわれていると思う。しかも、きっと出場生徒さんもお父さんも、発表会では、他の生徒さんとの実力差に気がついていないのでは?

モリス : はい、そうだと思います。難しい曲を弾いている生徒さんのことは上手だといっていましたが、同年代の中では、「うちが一番上手だった」と思っているのかもしれません。だから、「直前にかんばると出来るタイプ」というイメージが抜け切らないのでしょう。

音楽知識人さん : なるほどね。では、もしコンクールは出ないとしても、発表会にはモーツァルトとか、ショパンとか言ってくる可能性はあるだろうね・・・。

モリス : ははは・・・。
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音楽知識人さんとの最近の雑談のつづきを。

音楽知識人さん : あの出場生徒さんは?

モリス : それがですね・・・あの発表会のベートーヴェンのソナタの後は、普段のレッスンでは、一応身の丈にあった選曲にして、じっくりとやっていく方針でやっているつもりなのですが・・・

音楽知識人さん : うん、それで、あまり進んでいないと。

モリス : ええ、簡単に言ってしまうと、そのとおりです。まあ、出場生徒さんのお父さん曰く、「目標が無いとなかなかやらないタイプ」などということですが・・・そういった問題でもないかと・・・。

音楽知識人さん : 発表会のベートーヴェンの演奏も、一言でいうと表情の無いロボット弾きのような感じかな。

モリス : ええ、まあ、自分の指導力が至らなかったというのもありますが・・指導をやっても、フォルテとピアノの2種類の差をつけることも難しく状況でした。

音楽知識人さん : 他の生徒さんは、表現力ある人も多かったから、あの出場生徒さんの感じだと、いくら言っても、強と弱の2種類すらないというのは、もうこれは曲のレヴェルが高すぎだろうし、きっと簡単な曲でも音楽にするのは難しいのでは?

モリス : 本当にそんな感じです。発表会後は、教本の進み方がとても鈍くて・・要するに練習していないですね。

音楽知識人さん : お父さんが一生懸命だとしても、出場生徒さんは、ピアノは好きなのだろうか?

モリス : もう、まさに、そこだと思います。確かに、コンクール前とか発表会前とかは、練習はある程度するのですが、基礎が出来ていない今の状態を改善するのは、簡単な曲をしっかり仕上げることをやっていかないことには、この先の伸びは・・

音楽知識人さん : そうだよね、そんな状態では、伸びて行かないのは明白。だから、直前だけがんばっても、「演奏」とはならずに、それが発表会のロボット弾きに表れていたね。

モリス : ・・・やっぱり、そうですよね。このままでは、まずいとは思っているのですが・・・

音楽知識人さん : モリスさんは、結構ハッキリ言うタイプだと思うけど?

モリス : それが、どうにも、あのお父さんには、ちょっと・・・。

音楽知識人さん : ああ、やっぱりお父さんかぁ・・・

モリス : ・・そうですね。しかも、これからの時期は・・

(おそらく、つづく)
音楽知識人さんとの最近の雑談の続きを。

音楽知識人さん : それで、今、セコさんは何の曲をレッスンでやっているの?

モリス : それがですね・・・あの発表会よりも難しい曲で、ドビュッシーの〇〇○で・・・

音楽知識人さん : う~ん・・・それは教える方も大変だね。

モリス : もう少し身の丈に合った曲というか、一旦少し余裕を持って弾ける曲にしようとは思っているのですけどね。

音楽知識人さん : ええと、ドビュッシーでは、これがいいかな。

と、言いながら、音楽知識人さんは、ミケランジェリが弾く前奏曲集第1巻を再生。
「帆」も「音と香りは夕暮れの大気に漂う」も、奥行きと言ったらいいのか、空間を感じさせる演奏。

音楽知識人さん : ドビュッシーが好きで弾いていると言っても、セコさんの実力だと、ドビュッシーの中期・後期などのこうした作品はまだまだ無理に近いから、前期の作品に限られるかもね。

モリス : ですよね。まあ、セコさんは、いつも実力ギリギリの曲を弾きたがるのですけどね。あとは、何かの影響なのか、ラフマニノフでもし弾ける曲があればとか言ってきたり・・・。

音楽知識人さん : ははは、それはまた大変だぁ。

モリス : まあ、今すぐにラフマニノフは無理に近いですが、他にも全く弾いていない、またはほとんど弾いていないシューマン、メンデルスゾーンなどの小品で、様子を見てみようかと。

音楽知識人さん : そうだね。あと、発表会で良かったのは、この生徒さんだね(プログラムを見ながら)。

モリス : はい、この生徒さんは、実は、昨年の冬の終わりくらいから、基礎に戻ってしっかりやってみようということでレッスンしてきて、その成果が、発表会にはしっかりと演奏になったという感じです。
楽譜を読むことも演奏力自体も、高い質では無かったのですが、保護者さんの方針というか、影響というかで、小さい頃からクラシックの生演奏はたくさん聴いているので、そうしたことで養われた感覚も、出てきたかと。

音楽知識人さん : ああ、そうかもしれない、そんな感じだった。邦人の作品で選曲が良かったせいもあるけれど、この生徒さんは、そんな基礎からやり直したなんて感じさせないほどに、表現力があったと思う。

モリス : そう言ってもらえると、やったかいがありました。この生徒さんは、もう一歩二歩レヴェルアップしてもらって、中級レヴェルの曲を弾けるようになって欲しいと思っています。

音楽知識人さん : なれそうだね。メンデルスゾーンやブラームスの簡単な曲とかなら、がんばれば弾けるかもね。そういえば、あの出場生徒さんは、今は?

モリス : それがですね・・・

(おそらく、つづく)
音楽知識人さんと、ささやかな新年会をやった。

音楽知識人さんのCDコレクションから、おすすめなどを聴きながらの少し遅い時間帯の夕食。
まず聴く音楽はヴィヴァルディ。
自分は、ヴィヴァルディで知っている音楽はかなり限られている範囲だと思うが、音楽知識人さんにとっては強い分野で、ちょっとした解説も入る。

次にサティ。
サティなら、自分も時々弾いて遊ぶし、レッスンでもジムノペディのような有名曲は登場するが・・・今回は、サティの全集を録音したCDでも、そうした有名曲が入っていない方の巻で、久しぶりに聴く曲も多かったが、なかなか楽しめた。

さらにシューベルトの即興曲集。
これはもうレッスンでも定番・・・なのだが、自分のところの発表会では、意外にも(?)ここ数年、あまり登場する機会が無かった。
さて、音楽知識人さんの入れたシューベルト即興曲だが、演奏しているピアニストは、シフで、かなり若い時の日本での録音。
自分のイメージするシューベルトとは、ちょっと違って、少し新鮮に響いた。

これらの曲は、話の会話の流れに合わせて、いろいろと出してきてくれたもの。
以前にも少し、自分のところの発表会の話題の話はしたのだが、今回のほうが落ち着いて時間をかけて話せたので、生徒さんに合いそうな曲などを、音楽知識人さんの目線で、参考に選んでみてくれたというところ。

音楽知識人さん曰く、
「例えば、プリさんなら、古典からロマン派を中心に、ある程度上級の難しい曲でもそれなりに弾けるだろうから、定番というか、正統的というか、そうした曲の中から、たくさん選べる曲はあると思うが、そのプリさんの妙な対抗意識(?)を持っているセコさんの場合は、雰囲気の作り方でなら、少しは対抗できるかもしれない。
その点、この間の発表会の選曲は良かったとは思うが、本番の緊張感を考えると、もう少し違った曲でも良いかと」
ということで、その一例として、2曲弾くなら、サティのあまり有名ではない曲(つまり、ジムノペディやグノシエンヌなどではない曲)と、シューベルト即興曲という組み合わせということらしい。

そして、
「ただし、シューベルトは、8曲のどれを選んでも難しいだろうから、今より少しは実力を上げることが必須だろうね。
上げたとしても、きっとセコさんが十分に弾けるのは、8つのうち3つくらいかな」
という考えらしい。

・・・さすがは音楽知識人さんといったところだ。
昨年の秋の発表会の後、アサさんは譜読みの力、そして演奏力もあげていくために、2声の現代教本を導入。
短期的には、まずは自身が弾いている音を、しっかりと耳で聴くこと、そして譜読み違いをしないことが目的だが、左右の手がそれぞれメロディーを弾く本なので、これを継続していくことで中長期の目標としては、この先にインヴェンションがあるということになる(もちろん、他のバロック的なものも必要になるが)。

この現代フランスの2声教本をやってみると、予想どおりに、左の音間違いが、1曲につき1個か2個くらいはある。
まずは、それにアサさん自身が気がつくことが大事なので、左手のメロディーも耳でしっかり聴けることが必要。

試しに、弾きながら、左手のメロディーを音名でうたってもらうことにするが、これが結構難しいようだ。
ちなみに、右手メロディーを音名でうたいながら弾くのは、比較的簡単にできたので、右は練習しながら耳に入ってきているのだろう。
だが、左メロディーの音は、弾けていても、耳でとらえきれていないので、左の音を声でうたいながら弾くとなると、難しいようだ。

家でそれを練習してきてもらうと、次週にはだいたいできるようになっていた。
これが出来た後に、左右のメロディーの音のバランスを変えて弾く練習。

例えば、左はフォルテ、右はピアノ。
例えば、左はメゾ・フォルテ、右はピアノ
例えば、左手はピアニシモ、右はメゾ・ピアノ。

たくさんパターンはつくれるが、慣れてきたら、微妙な音の大きさ加減にしてみるのもいい練習。
現在、この教本は4曲目を終わろうとしている段階で、まだまだ確定的なことは言えないが、聴くことに関しては少しずつだが効果が上がっていると思う。
仕事なので、楽譜は増える一方なのは当然だが、ただ増やしていけばいいというものでもなく、ある程度の方針のようなものがある。

例えば、自分としては、バッハ、ショパン、ドビュッシー、などに関しては、これまで使用してきた楽譜や既に持っている曲の楽譜の関しても、研究が古かったり、実用的に向かないものもあり、気が向いた時に買いたしているが、その買い足す版は、ある程度決まっている。

ベートーヴェンは、今のところ買い足しの予定はあまりない(ソナタ全巻などは、複数種類を既に持っているため)。
ラヴェルは、昔から使っているデュランのみというわけにもいかないので、買い足すこともあるが、どの版を主軸とするのか、2種類を少し迷いながらの買い足し。
モーツァルトは、以前から使っている楽譜は、実はあまり良いものではないとわかっているが、実用的にあまり困っていないのので、買い足しの優先順位は、今のところ自分の中では高くない。

そして、楽譜を揃えることに、版の方針がほとんどなく、気がついたらバラバラになってしまっているのが、シューマン。
下の写真は所持楽譜の一例。



左から、全音の標準版(アラベスク)、ウィーン原典版(子どもの情景)、ヘンレ版(ウィーンの謝肉祭の道化)、ブライトコプフのクララ・ケンプ版(幻想小曲集など)、音楽の友社の原典版スコダ校訂(子どものためのアルバム)。

全音はそれほど研究が行き届いてるようにも感じていないので、シューマンに関してはこれからは買うことは少なそうだ。ただ、最近の全音はラフマニノフやリストなど、充実した楽譜も出しているので、シューマンの将来は一新されることも考えられる。

ウィーン原典版は、シューマンに関しても良い楽譜だと思うので、これからも選択肢の1つ。ただ、ソナタなどは現時点では出版していないようだ(自分は、ソナタ2番はヘンレで弾いた)。

ヘンレ版は、楽譜の内容の質としてはよくわからない(?)が、自分としては珍しく、シューマンの楽譜選択で迷った時の、第1か第2の候補となることが多い。

ブライトコプフ社のクララ・ケンプ版は、演奏の参考にはなりやすいと思うが、原典版ではないので、これのみを揃えていくということにはならないと思う。

音楽の友社は、現在は白い表紙のシリーズとしては、シューマンはこれ1冊しか出していないようだ。今後新標準版シリーズとしてシューマンを出版していく予定は、あるのだろうか。

ということで、シューマンの楽譜に関しては、今のところバラバラな状態で、出版社がバラバラなので、曲は重複していたり、または抜けているものもあったり・・・他にも、例えばハイドンなどが、この状態かもしれない。

結局、生徒さんがシューマンを弾く場合には、全音でも良しということにしている・・。
自分は、昨年の発表会の準備の時期シリーズで、何人かの生徒さんに、便宜上のニックネームをつけて書いてきた。

その中の一人が、アサさん。
ピアノをやりたいと言っていたが、保護者さんは、続かないだろうし、すぐに言わなくなると思ってそのままにしておいたが、2年生になってもずっとピアノと言っているので、習わせてみようと思い、他の生徒さんの紹介で、自分のところへ来た。

昨年の発表会の曲を決めた時点では、まだピアノ歴は1年半(それで、ピアノ歴はまだ浅いということで、単純にアサさんというニックネームに・・・)。
「やるからには、ちゃんとやる」
という保護者さんの方針もあり、またアサさん本人の努力もあり、かなりのスピードで上達。
ピアノ歴半年と少しで出た初めての発表会でも、2曲を落ち着いて弾けた。

さらに、ピアノ歴1年と少しで、某コンクールに出場。
課題曲は、その時点でのアサさんにとっては、正直無理に近いかと思われたが、積み重ねた練習のおかげで、本番も堂々と乗り切った。

そして、昨年のピアノ歴1年半と少しでの2回目の発表会では、ロマンティックな小品と、迫力のある近現代曲の組み合わせが良かったのか、他の生徒さん、保護者さんからもとても評判の良い演奏となった。

と、こう書くと、アサさんのこれまでは、とても順調のように思えるが、当然ながら、そうでもない部分も。
もうすぐでピアノ歴がまる2年となり、そろそろピアノ歴が浅いではなくなってくるわけだが、自分としては、アサさんの、コンクールや発表会へ向けて少々大きめの曲への取り組みについては、よくやったと思っている。
その反面、コンクールや発表会の曲の練習に時間をとられ過ぎで、肝心の教本などの進行は、当初思っていたほど進んでいないのが現状。

それが、譜読みスピードが今ひとつ上がらないこと、そして少し不正確な要因になっていると思う。
特に、音符からリズムを読むことが、徹底できていないので、このあたりは、大きな課題。
さらに、音のバランスについては、もっと音をよく聴くことも必要であり、リズムと共に二大課題(?)だろう。

そこで、発表会後には、大きめの曲は少し控えて、譜読みと聴くことに意識をもたせることを、レッスンの中心の中身とすることに。
その1つが、現代フランスの作曲家で教育家の、2声の教本の使用。
これを使って、左右の音の両方をしっかり聴くこと、そして読み間違いをしないことを、昨年の11月よりスタート。
その効果のほどは・・・つづく。
年賀状の話を少し。

何人かの生徒さんは、今年のピアノの目標のようなことを、年賀状に書いてくれていた。
3人いたのは、
「今年中に、〇〇を全部終わらせます!」
のようなもの。

〇〇は、教本だったり、バッハだったり。
こうした具体的な目標があるとことは良いと思うので、ぜひそれが実現できるように、がんばって欲しいし、自分としても、実現を最大限にサポートしたい。

他にあったのは、
「テクニック強化がんばります!」
「譜読みをもっと早くします!」
のようなもの。
これは、少し抽象的な目標ではあるが、やはり日頃から足りない部分を感じているからこそ書ける目標だと思うので、こちらも自分としても、より向上できるようなレッスンにしていきたいと思う。

そして、新年のレッスンが普通に始まって約10日間。
年末年始という、忙しいような、逆にだらだらとしてしまいような時期でもあると思うが、多くの生徒さんが、いつもペースからあまり崩れずに、練習をしていたようだ。

2年生~4年生くらいの、初級~初中級層の実力の底上げを昨年から痛感しているが、年末年始期間があっても、これくらいのやってきてくれれば、期待できそうなので、基に戻るレッスンではないが、これらの初級~初中級層のための対策を、様子を見ながら少しずつ実行していこうと思う。
初心者、初級者の生徒さんには、この教本と、この本、といった、自分の中にだいたい決まっているパターンの組みわせがある。
この2つの本は、初歩と初級の生徒さんの場合は、特に要望がない限りはだいたい使ってもらっていて、あとは進行状況を見ながら、1曲追加、もう少し進んでいける生徒さんであれば、さらに1冊を追加というようにしている。

つまり、核となる2つの本は、タイプも目的も異なるが、初歩・初級の生徒さんにとっても、とても弾きやすくて、しかも1曲、1課題は短め、それを数多く弾くことによって、譜読みの力、基本的な演奏力もいつのまにか向上しているようにしていこうという作戦。
これに様子を見ながら追加する曲は、少し長めだったり、臨時記号が多かったり、少しだけ譜読みが面倒だったりなどで、2つの核となる本とは違う傾向の曲にするので、1週ではすぐには弾けないこともあるが、それでも核となる2つの本は、必ず毎週、○がついて合格→次へ進むということになるので、停滞感のないようにしているつもりだ。

実は、以前は、核となる教本の1冊は、別のシリーズを使っていた。
これは、某組織(?)などでも宣伝をしていて、会報によくチラシも入ってきたり、ネット上でも一部でとても評判いいらしく、自分の知り合いの指導者でも、このシリーズがとても良いと、廻りに盛んに薦めている人もいる。

そこで、自分も、初歩・初級の生徒さんに、このシリーズを数人試したことがあった。
使う前に、3冊くらい買ってみて、全て弾いて、書かれている説明なども読み、いろいろと納得。
「これなら、初級の生徒さんも、総合的に理解できて演奏力もつき、レヴェルアップしていけそうだ」
と、素直に思った。

そして、初歩の生徒さんには最初から、初級の生徒さんには、教本が1冊終えるタイミングで、このシリーズへ。
出だしは皆さん、好調のように思えた・・・。

が、そううまくはいかなかった。
簡単に言ってしまうと、この教本の曲に馴染めないようで、不安そうに弾いてくる生徒さんが多い。
何度か隣で弾いて、感覚を掴んでもらおうと思っても、すぐには入っていきにくいようだ。
それから、教本が見た目にスッキリした紙面になっていないので、説明が書いてあっても、目がどこを読んでいいのか、うろうろして集中しにくいという、視覚的な配慮に欠けているということ。
特に、小学生低学年には、これはちょっとつらい。
調号も、増えても難しいわけではないといっても、やはり初級者には難しいと感じる人もいる。

こんなに総合的な実力がつきそうなのに・・・とも思ったが、考えてみれば、これは、指導者の視点として理想的に見えても、実際にピアノを習う初歩や初級者の生徒さん側からすると、そうではないのだろう。

それでも、2年くらいは、いろいろな生徒さんに、核となる教本として、または人によってはサブの教本として、使ってみたが、自分としては、中学生や高校生の初歩・初級者・または大人の生徒さんには使えるが、小学生には今のところ、核となる教本としては、使わないことにするという結論に達した。

「それは、モリスさん、あなたが、この教本の使い方を十分に理解していないからだよ。世の中では、大絶賛されているよ」
というお叱りの声を、どこかから受けるかもしれないが、その指摘はたぶん正解で、そのとおりだろう。

しかし、もっと1曲が短く、簡単で、たくさん弾けて、生徒さんが急にレヴェルアップしたと感じることもない、現在使用のシンプルな教本でも、レッスン中に説明を少し書き込みながら、応用課題を与えてながらやっていくと、譜読み力も、演奏力もアップするし、移調だってちゃんと出来ている。
だから、自分は、今はこのシンプル教本で、良いと思っていて、この5巻を終えてたら、6巻は使わずにブルク25などへ(この考えには、昨年の秋のコンサート打ち上げで、同じような考えの指導者さんがいたので、これはうれしい)。(ただし、生徒さんの年齢が低い場合には、6巻を使うこともある)。

ということで、このシンプル教本は、今年もたくさん楽器店で購入することになりそうだ。
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。
2012年もはじまり、心機一転・・というほどでもなく、今年は例年よりはスローなスタート。

今年の目標のようなものは、「この1年」に書いたとおりであり、自己練習も演奏活動も、日々のレッスンも、課題は山積。

しかし、これら全てを一気に解決するのではなく、1つ1つをクリアしていく。
いや、簡単にクリアできない課題も多く、特に今年は初中級の生徒さんのレッスンをさらに充実させることを、短期としても、中長期としても大きな目的になりそうだ。

具体策は、既にいくつか始まっているが、そのうちの1つが、日本では2011年に発売されたばかり(おそらく、原語のフランス版はかなり以前からあったようだが)の教本を、ある生徒さんに使用開始。
まだ、2ヶ月と少ししか経過していないが、2声を聴き分けながら指をコントロールする練習の成果は、少しずつだがあらわれていると思っている。

それから、中級生徒さんのために、良いレパートリーを見つけてあげることも大事。
このあたりは、既に昨年末にも書いているが、メンデルスゾーン、シューベルト、シューマン、ショパンなどから、少しずつやらせてみたい。

中級よりも上の中上級レヴェルの曲を弾ける生徒さんには・・・今、自分は、また悪いこと(?)を考えているかもしれない。
こんな曲弾かせるのは、どう考えてもまだ早いと思うが、やらせてみたら、結構弾けるのではないだろうかと。
その候補の1番手の曲が、有名作曲家の4曲あるシリーズ(?)のうちの、1番か2番。

実は、自分は、この1番を弾いてことがないので、数週くらいやってみようと思って、年末から譜読み開始・・・・聴こえるほどには難しくないという、一部のうわさもあったのだが、実際に弾いてみると、1週間くらいでは、全然形になっていない・・。
まあ、一応は、自分が1日20分~30分ペースで、4,5週くらいやってみて、演奏らしくなれば、生徒さんには3ヶ月半くらいで弾かせることができるのではないかというのが、現状での基準だろう。

と、こんな感じで、2012年もいろいろと考えつつ、また書いていくつもりですので、よろしくお願いします。
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