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少し間が空いてしまったが、出場シリーズ数回分をまとめて。

出場生徒さんに、過去のコンクールや発表会などの本番と、本番までの練習に関して、良いところがあるとするならば、
1つは直前にはやはり練習はある程度して演奏というカタチ程度には仕上げること(と言っても、不十分なレヴェルだが)、
そしてもう1つは本番はミスをしても最後まで集中力を切らさずに弾き終えること(これは、とても良いとは思う)の2つだろう。

6月の上旬。
ようやく直前練習のエンジンがかかってきたのか、近現代曲に勢いがでてきた。
和音のバランスを聴き分けて弾くことができていないので、少々雑然と聴こえてしまっているところは改善したいが、これは何度も指導しても結構難しい。
それから、どうしても止まって1度は弾き直しする箇所があるので、これを何度も練習。

もう1曲は、通せるが危うい演奏になっている。
どう言ったらいいのか・・・自転車に乗り慣れていない人が、細い道を走っているかのような危うさが・・・。
この危うさのままで、最後までいけるのならまだいいか(いや、本当は良くないが)、時々止まってしまうと、途中から再開できないことも・・。


6月の中旬。
近現代曲は、勢いはあるが、リズム感が少々躍動的ではないので、どうしても時々妙な停滞感があるが、これを改善するよりも、他の箇所で止まらにないことを指導するほうが、現実的に良いように思う。
普通であれば、気になる箇所の優先順位の高いところを改善していくが、出場生徒さんの場合には普段からの練習量の少なさから演奏力そのものが高くないので、現実的に改善できない箇所をがんばらせるよりは、改善できるだろう箇所に練習の時間を使いたい。

もう1曲は、どうもフラフラ運転状態に治らない・・・もうこれは、このまま行こうか・・・とも思ったが、これでは本番に大崩しそうな感じがするので、やはりもの凄く遅く弾くレッスンを徹底してみた。
すると、この日の終盤には、想定の8割のテンポくらいなら、フラフラ運転状態にはならずに通せるように。
もうこれ以上のテンポアップはいらないだろうから、この状態を確実にするように指導して、この日のレッスンをは修了。


コンクール前最終レッスン。
何の準備運動も無しに、本番と同じくいきなり2曲の通し演奏・・・うん、これではかなり危ない。
ここまで、直前の2週間のがんばりは見えたが、やはり普段からの練習が足りなかったので、こうした演奏の仕上がりだが、これは今の出場生徒さんの素直な実力とも言える。
だが、直前の直前でも、やはり何とか少しでも良くしたいので、1曲につき2つくらいのポイントを練習。
そして、最後にもう1度、2曲の通し。

よし、よくやっただろう。
課題曲に実力が届いていなくても、普段の練習があまりに少なくても、出場は生徒さん本人よりもお父さんの希望だとしても、それでも直前にはがんばって、それなりの演奏には近づいた。
あとは本番に、最大の武器である(?)集中力を発揮してくれれば、自分としては今回はそれで良いと思っている。

さて、本番は・・・
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発表会の曲を決めていく時に、「編曲物」というのは、どうなのだろうと、少し考えてしまう。
例えば、ヴェルディやベッリーニのオペラ、シューベルトの歌曲などをリストがピアノ用の編曲したものは、もうリストのピアノ作品としてすっかり定着しているので、ピアノのオリジナル曲と言えるような曲だろう。

では、有名なオペラやバレエ音楽、交響曲などを、現代の日本人の作曲家、編曲家などがピアノ用に編曲した曲は、もうすっかりピアノ曲なのか、それとも「ピアノ曲」からは遠いものであり、やはり(ちょっとピアノ曲ではないよねといった雰囲気の)編曲物のような位置にあるのか。

例えば、ドヴォルジャークの「交響曲第9番新世界より」を、日本人がピアノ用に編曲した楽譜は、複数発売されているようだし、同じくサン=サーンスの「動物の謝肉祭」も複数存在している。

自分モリスが、例えばどこかのコンサートなどに出演するとして、新世界のピアノ版第1楽章を弾き、ドビュッシーやリストも弾き、ヴィエルヌも弾く、といった感じでプログラムに入れて弾く場合には、使えるようにも思うし、リストやヴィエルヌのオリジナルのピアノ曲とは別に編曲物を入れていると、また新鮮でいいのかもしれない。

だが、発表会で、生徒さんが、1曲か2曲のみ弾く場合には、どうだろうか。
その主軸の1曲が、サン=サーンスの動物の謝肉祭の白鳥の編曲ピアノものでも良いのか。
それとも、そのような曲を弾くのあれば、もっと他にも良いピアノのオリジナル作品はあるだろうという感想を持つ人が多いのだろうか。

結論は、まだ自分の中では明確に出したわけではないが、やはりある程度の実力がある生徒さんには、こうした編曲ものを1曲のみで発表会曲とするのは、今回は無しだろうと思う。
ピアノ曲として優れた作品がたくさんあるので、できるだけその中から選曲するが、2曲弾くのであれば、これらの編曲物を付け足すという方法としては、まあありだろう。

ただ、実力が中級のレヴェルに達していなく、しかも小学生の高学年以上という生徒さんには、編曲物を主要曲とすることも、アリなのかもしれない。
有名なクラシックのオペラやバレエ音楽、歌曲などを、それほど難しくない編曲で、しかも演奏効果が高いように、上手にピアノ用にアレンジされているのであれば、オリジナルなピアノ作品にこだわらずとも、上手く活用するのも良いだろう。
それでも、こうした曲を弾く人は、プログラム全体を考えると、1人か2人まで・・だろか・・・。
発表会へ向けての連弾の組み合わせが、一応は見えてきたので、ソロ曲を本格的に決めていく必要がある。
数人の生徒さんには、曲の調査票を渡して、何度かやりとりをしているうちに、選曲の方向性が見えてきて、いくつかの候補曲に絞られてきた。

そうなってくると、これからは中級の生徒さん、そして中級には及ばないが一歩手前くらいの生徒さんの曲を、少しずつ具体化していく時期に。
既にショパンのワルツを数曲、ドビュッシーのアラベスク1番も弾いたり、古典のソナチネもある程度弾いてベートーヴェンやモーツァルトのソナタも難しくないものなが少しは弾いたくらいの中級の生徒さんであれば、曲の選択肢は広いので、生徒さんの希望も聞きながら、どのようなものをおすすめするのか迷う。
まずは、名曲や有名どころの曲を候補に入れ、それから有名ではないが味わいのある曲やカッコイイ曲なども候補に入れる。

逆に、中級の一歩手前くらいの生徒さんは、曲の選択肢が中級ほどには広くないので、これも結構迷う。
いや、手持ちの曲集なども探せばいくらでも曲はあるのだが、特に、小学5年生くらいでブルクミュラー25練習曲が修了、または終盤の実力で、ショパンのシンプルなワルツなら弾けるくらいの実力・・・しかし、1オクターヴが届かないといった時に、選曲には結構困ることも。

これくらいの実力だと、そろそろ邦人の「こどものための~」的な作品からは、抜け出したいらしく・・・こどものための作品にも、中学生、高校生、大人が弾いても似合う曲はたくさんあるが、小学生の5,6年生になってくると、ちょっと背伸びをして大人っぽい曲を弾きたい時期でもあり、「こども~」をついている曲集から選ぶよりは、もっと名の知れた大作曲家の作品の方が、カッコイイイメージを持っていることも。
でも、片手で1オクターブが届かないので、このあたりが難しい。

例えば、ソナチネアルバムに入っているような曲は、一部の曲を除いて、意外とオクターブが連発だったりする。
曲によっては省いても大丈夫ものもあるが、逆に曲によっては省いて弾くとちょっと違和感がある場合も。
そうなると、古典よりもロマン派で考えて、ショパンやシューマンなどで、それらしい曲をいくつか候補にするが、他にも異なるタイプの曲も候補に入れたい。

そこで、バロック作品であれば、これらのことを解決してくれるようにも思う。
D.スカルラッティや、バッハ、C.P.E.バッハなどの曲で、演奏効果の高い作品を選ぶのも方法の一つだろうが、それにはそれ相応の実力を伴っている必要があるので、インヴェンションに入るところ、入ったばかりでは、選択は限られるかもしれない。

さらなる一手としては、シベリウスやグリーグ以外の北欧系の作曲家、他にも教育的だったり教本作品ではないアメリカ作品というのを、ここ最近は探して考えているが、これらの中から実際にどれくらいの曲が、生徒さんの候補曲になり、そして実際に弾く曲として選ばれるのか・・・
譜読みも含めて、かなり長時間の作業になっているが、これが結構楽しい。
出場生徒さんは、5月下旬より週2回のレッスン。
それくらいやっても足りないくらいだが、生徒さんの日程と自分の日程の関係で、週3するのはちょっと難しい。

もうあと1ヶ月の時期でもあり、そして週2レッスンにしたせいで、レッスンのたびに良くなっているのが実感できる・・・と言っても、他の生徒さんの場合は、この状態では、まだ譜読みの段階だという認識だろう。

本来は、このような譜読み状態から、数段上の状態になって仕上がりに近くなっていくのだが、出場生徒さんの場合は、実力が課題曲に及んでいないこと、そしてコンクール本番までに弾けるようにする時間の制約もあるので、この譜読み状態の延長線上が一応の仕上がりとするのが、現実的な話。

今回も、何度弾いてもミスをしてしまう箇所、何度も弾いても弾き直しをしてしまう箇所を、ゆっくり何度もやって確認するような、訓練的な内容を。
家でやることを、このレッスンの場でやるのはおかしなことだとは思うが、もうやるしかないので、とにかくやる。

やるのだが・・・これだけやっても、頭の中に浸透しないのは、いったいどうしてだろうか。
やはり、基本的なテクニックが見についていないこと、基本的な譜読み力が育成されていないこと、そして音楽を感じる感性も及んでいないことなど、全てがこの課題曲のレヴェルに達していないからだろう。

だから、コンクールも発表会も関係がない時期に、しっかりと基礎力をつけようと思っていたのだが、教本も曲集もほとんど(全くと言っていいほど)、進まなかった(やってこない)ので、基本的な演奏力は、この1年で進歩していないのでは。

出場生徒さんのレッスンの時は、自分もテンションを上げるのが難しい・・・というか、懸命にやろうと思っても、かなり下がり気味。
でも、コンクールは、きっと、おそらく・・いや、絶対にこれが最後だから、これを乗り切ろう!
そう心の中で唱えながら、がんばる日々。
5月の下旬。

どうにか、何とか。
全然それらしい演奏にはなっていないが、とにかく2曲が通せるようにはなってきた。

さあ、これからだ!・・と思い、
「ここのクレッシェンドは、このように(実演を横でやりながら)、2小節かけて一気にフォルテ2つまで行こう!」
などと、やってみるが・・・

全然クレッシェンドにならない。
それどころか、先程はクレッシェンドはしていなくても一応は弾けていたが、クレッシェンドをしようとすると、演奏も崩れてしまって、ミスだらけに。

何かを変えようとすると、それまでは一応は弾けていても、一旦できなくなったり、ミスをするようになることは、ピアノではよくあることだが、それほど難しくはない指の動きの箇所でクレッシェンドを入れただけで、まさかここまで崩れてしまうとは。

他にも、
「急にピアノに」
「この箇所のスタッカートは、もっと歯切れよく」
「ここは、左手の低音はもっとよく響かせるように」
などと、具体策を入れてみると・・・本当に、何を弾いているのかよくわからないほどに崩れそうなので、
「今日やったポイントを、家でしっかりできるように、イメージを持って何度もやるように」
と言って、この日のレッスンは終わりに。

本来は、譜読みの最初の段階から、曲の構成感を意識して、簡単な分析をし、曲のイメージをふくらませて鍵盤を弾いていくことが当然なのだが、出場生徒さんの場合には、普段の練習でそれをやってこないので、それが全然身についていない。
だから、一応弾けてから、それらしくしようとの試みなのだが、これがやはり難しい。

時間はどんどん無くなっていくが、その時間の感覚というものが、出場生徒さんには、あまり無さそうな気がするのは、自分だけだろうか・・・。
コンクールや発表会など、暗譜で弾く必要性がある場合(自分は、発表会では、生徒さんに必ずしも暗譜をするようには指導していないが)には、どれくらいのタイミングで暗譜をするように指導するのかは、その指導者によって異なるだろう。

自分のことを振り返ると・・・子供の頃、発表会は暗譜で弾いていたが、先生に、「いつまでに暗譜するように」と言われたことは、無かったと思う。
逆に、早い段階で暗譜をすると、その後の仕上げに影響することにもなるので、おそらく中学生くらいからは、早い段階での暗譜をしないようには言われていたと思うが、本番の数週間前には暗譜といったところだったのではないだろういか。

今は、指導する立場であり、コンクール前の暗譜は、どの時期までにしてもらうのか。
これは、自分はおそらく遅い方だろうが、生徒さんには、だいたい本番の4週間前には一応は暗譜ということにしていて、できれば5週前には暗譜という感じだろう。
でも、コンクールに出場する生徒さんは、ほとんどの場合、この期限よりも前に、暗譜をしていることが多いが、それは要するにたくさん弾いているから、覚えてしまうのだろう。

では、出場生徒さんの場合は・・・
もう、本番まで、あと1ヶ月あまりという、5月も下旬になろうかいう時期のレッスン。

そろそろ、暗譜で弾いて欲しいが・・・などという期待は、全く甘いということを思い知らされるモリス。
暗譜などということよりも、この前の週に全部チェックして印をつけた音でも、まだ間違って弾いている箇所がある。
ミスして止まったり、弾き直しの箇所も決まっているので、これも5箇所ほどチェックしたが、改善されていない箇所が2ヶ所。

これでは、この週までに目標であった、「テンポは7割くらいでいいので、ミス無しで完全に通す」は、達成できずに、そのまま次週への目標に。
いや、既に、この時点で、どうやっても弾けなさそうな箇所は、多少グチャッと弾いていても、そのままにしておいて、全体として何とか形にするようにやる方法もあるが・・・できるならば、もう少し粘って、可能な限り解決していきたいと、出場生徒さんに言いながら、自身にも言い聞かせる・・・。

さてさて・・・本当にどうなってしまうのだろうか・・・いやいや、まだまだできるはず・・・
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