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先日、大人の生徒さんとの会話で、
「先生は、他で習っていて移籍(?)してきた生徒さんを、上達させるのがうまいですよね。
あの生徒さんは、確か当時は移籍してきて1年目だったので、その翌年の発表会がいい演奏していて、1年とちょっとでここまで違うなんて、と思いました」
と言われた。

自分としては、ゼロからの生徒さんも、移籍組(?)生徒さんも、基本的にはそれほどかわらない。
確かにゼロから教えるほうがやりやすい面もあるが、他のところで習っていて諸事情で自分のところへ来た生徒さんを上達させるのも好きではある。

移籍してきた生徒さんの場合には、その実力に応じて、レッスンの内容で考えることはたくさんあるが、数週間かけて以下の点をチェックして改善していく。

1つは、演奏力・・・テクニック、表現力、ペダルなど総合して全て含めてのことだが、特にテクニック的にちょっと変なクセをつけられていたり、あまり良くない弾き方をうえつけられたりしてると、これはなおしていきたい。
また、「全てメゾフォルテ弾き」の人が結構多いので、それも少しずつ改善。
当然だが、音楽を感じて、弾いて表現するということを、少しずつでもやっていく。

2つ目は、譜読み。
移籍してくるということは、既にピアノを何年かやっているので、楽譜が読めない移籍組はいないが、ほとんどの場合、音は読めていても、譜読みにはなっていないことが多い。
また、初級の場合だと、音読み自体がかなり遅くて不正確な場合もあるので、これも改善する。

3つ目は、持ち曲と練習のペース。
前の教室では、持ち曲は2曲で、しかもそのうち1冊はテクニック系の本のように初見で弾けるものだったりすると、実質持ち曲は1曲ということは、実は結構あり、これが本当に困る。
こうしたケースは、ほぼ100%譜読みが極端に遅く、さらに練習の時間も極端に短いので、生活のリズムのピアノの練習が入っていないことも。

これは、自分のところは来る時点で、最初に言うことにしている。
つまり、
「毎日、弾く時間を上手につくって練習すること。
週に1日や場合よっては2日くらい弾かない日があってもいいが、やる時はしっかりやろう。
持ち曲は最低でも3曲で、できれば4曲(またはそれ以上で)。
2曲では、より多くの種類の曲を弾くことができないので、基本も備わりにくいし、応用力もつかないので、いつまでたっても初級であることが多いし、発表会で、ソロと連弾をいうようにやる場合に、対応できない。
だから、2曲に慣れてしまっていても、一応は3曲にしてしまう。
持ち曲3曲に慣れるまでは、3曲目はとても簡単な曲でもいい」

これは、やってみるとわかるが、長年持ち曲2曲でやっていても、ちゃんと3曲、4曲を増やしていけるし、大変にならないように、重点的にやってくる曲と、サラッとだけやればいい曲などのメリハリをつければ、ほとんどの生徒さんが4曲持ち曲に慣れる。

そして、これも大事なことだが、持ち曲数を単に増やすだけではなく、前の教室では絶対にレッスンでは使わなかっただろうと思われるような、素敵なピアノ曲をレッスンに入れるのがモリス流(?)。
それは、特に上手な生徒さんばかりではなく、初中級くらいの生徒さんの場合でも、とっておきのバロック小品とか、フランス近代のおしゃれな小品、最近は誰も弾かないしコンクールなどでも課題曲にもならないけれど魅力的な邦人作品など。

冒頭の大人の生徒さんも、
「私も、先生のところへ来る前は、(今弾いている)こんな曲があって、しかも私くらいの実力で弾けるなんて想像もしていなかったのですから、曲の幅の広さは子どもの移籍組の生徒さんの感じているますよね、きっと」
と言ってくれたので、自分としては大変うれしいことだ。
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発表会の連弾ペアの組み合わせもほぼ固まり、曲目も半分以上は決まりつつある。

個々の生徒さんがある程度の実力を持っている生徒さんであれば、連弾曲の選択肢は、まずはオリジナルの連弾曲を考える。
オリジナル連弾曲の固執しているわけでもないが、演奏効果があるオリジナル連弾曲の魅力を伝えたいので、ブラームスやドビュッシー、ドヴォルジャーク、フォーレ、シューベルトなどがもしできれば、それがいいと思う。

また、初級者の連弾や親子連弾は、オリジナル連弾曲というよりも、有名なメロディーを使った楽しいアレンジ連弾や、初級者のためにつくられた連弾曲もあるので、それで良いと思うし、それでも弾きにくい箇所があれば、さらに自分が手を加えて弾きやすいようにすることもある。

今考え中なのは、中級者と初中級者の連弾ペア2つについて。
フォーレやシューベルトのそれほど難しくない連弾曲なら、出来そうな気はする。
だが、一応は弾けて連弾みたいになるのと、それなりに完成度の高い連弾になるのとは、やはり違う。
せっかくオリジナルの連弾曲を弾いているのに、簡単な童謡のメロディーを使ったような連弾の方が上手く聴こえたりすることは・・・まあ、よくあることではあるが・・・。

1組は、それでもオリジナル連弾曲で行けそうだ。
シューベルトの有名どころか、ブラームスのワルツ・・・もしできるのであれば、モシュコフスキーという選択肢もありかもしれない。

もう1曲は、やはりそこまでは無理かもしれない。
セコンド側の中級者はオリジナル連弾曲に対応できたとしても、プリモ側の生徒さんは、動きの多い連弾曲への対応はかなり苦戦すると思われるので、アレンジ物でいこう。
ただし、あまり子供っぽいメロディーのアレンジだと、セコンド側の生徒さんの希望とはかけ離れてしまうので、有名クラシック曲(オーケストラ曲など)のメロディーを使ったアレンジ連弾などが、今のところ有力な候補ではある。

いや、思い出してみると、たしか昨年やろうと思ったが事情によって(?)没になった、ロシア民謡を使った連弾曲などもあるし、邦人作品のオリジナル連弾の秀作で、まだ発表会では一度も使ったことがない曲もあったはずだから、これらを今年使うのもありだろう。

それとも、連弾はソロ演奏に比べると、多少は遊び心があってもいいだろうから、この際、ジブリ物とか、有名アニメのテーマ曲でもやるとか・・・
でも、発表会の雰囲気などを考えると、それも微妙かもしれない。
やるとしても、クリスマス・ソングの連弾くらいだろうか。
ピアノのコンクールは、自分は、出場者は他者と競っているという考え方をあまりしない。

予選から、ある一定に確率の人数が選ばれて本選へ出場できるようなシステムのコンクールは多く、それは他者との比較されることになるが、誰かが他の出場者をどうにかできるわけではなく、演奏者本人はしっかり毎日練習して、本番でもベストを尽くすように心がける。

現時点で持っている力を十分に発揮できたかどうかは本人はわかるだろうが、点数や賞などについては、演奏を聴いた審査員が判断することであって、他の演奏者と対決しているわけでも、対戦しているわけでもない。

点数は賞などのコンクールの結果というものに対しては、多くの場合は1位や金賞などの最高位、または本選へ出場などの結果を得た人以外は、満足出来ないものだろう。
そして、出場者の多くはそうした満足の結果を得られないのがコンクールなので、審査員が変だととか、何かあるのではないかといった憶測は、何時の時代にも多かれ少なかれ噂として漂っているものなのかもしれないが・・・

それでも、自分もこれまでに各種のいろいろなコンクールを観聴きしてきたが、多少は不可解な審査結果だと思うことはあっても、例えば、某全国組織コンクールなどの地区予選の段階で、素晴らしい質の演奏の人が何の賞にもならないといったことは、全く無いとは言わないが、ほとんど無いと思う。

ただ、どのコンクールでも、審査員の質というのは、やはり多少の問題があることは、出場者がもらう講評用紙やアドヴァイス用紙、ポイントアドヴァイスなどに書かれていることから、感じることはある。

例えば、以前に自分の生徒さんが出場したコンクールで、審査員のひとりに、こんなことを書かれていた。
「リズムが違っているところがあるようです」
当然ながら、この生徒さんは譜読み段階から仕上げまでリズムの間違っている箇所など無かったし、自分はこの時は生徒さんの本番に演奏を聴いていたが、リズムの違う箇所など無かった。
つまり、勘違いしていたのは審査員の方なのだが、これはおそらく版による装飾音の違い(入れ方の違い)だろうと思うが、特に特殊な版を使用していたわけでもなく、普通に市販されている版で、しかも原則的なバロック装飾の入れ方に統一をした演奏をした。
要項には、どの版を使用しても(音などが違っても)、審査には影響はないと書かれているが・・・?・・・昔の春秋社版の影響などを、今でも受けている審査員だったのだろうか。

他にも、こんなことも書かれていることがあった。
「バッハでは、テンポの揺れはダメですよ」
・・・?!
これは、いったいどうしたことだろうか。
コレンテやジーグ、トッカータなどでは、一定の高速テンポを維持して弾いたほうが良いだろうが、この時に生徒さんが弾いたのは、かなりゆっくりなサラバンド。
ゆっくりなアルマンドやサラバンドなどでは、フレーズに沿った多少のテンポの揺れがあっても問題は無いはず、いや多少は揺れができるものだろうし、素晴らしいバッハ弾きの弾くフランス組曲やパルティータは、適度な揺れが絶妙だったりするのだが・・・。
きっと、この審査員は、何かのお固いものに縛られているのか、それとも現代のバッハ弾きの演奏は聴いたことが無いのか・・・もちろん、この時は他の審査員には、歌い方が素晴らしいと高い評価も頂いたので、変な講評は全く気にしないでいいと生徒さんには伝えた。

こんなことは一例だが、何人もの生徒さんをいろいろな曲で、いろいろな演奏の質でコンクールに出していると、奇妙なアドヴァイスや講評に出くわすことは時々ある。
もちろん、審査員も人間だから、個人の考え方はいろいろあるだろうし、それを審査に入れることはあっても良いと思う。
だが、審査に個性を入れることはできても、知識不足や勘違いなどはできるだけ少なくする必要はあるだろう。

まあ、一定の確率でそうした審査員がいることは、避けることは難しいとは思うが・・・。
一口にピアノのコンクールといっても、規模も知名度もいろいろと異なるが、ピアノを習っている人や保護者さん達にも最も知名度の高いコンクールは、やはり某巨大組織のコンクール(Cコンクールとする)だろう。

Cコンクールについては、もう説明しなくてもいいのだろうが、簡単におさらい。
課題曲は、音楽の4時代から、地区予選で近現代を含めて2つ、地区本選は地区予選で選ばなかった2つで、全国では4つ全部弾く。
例えば、地区予選でバロック・近現代なら、地区本選はクラシック(古典)・ロマンといった選び方をする。

特色の1つは、近現代は予選で必ず弾くので、出場者は皆弾くことになるし、近現代と言っても幅があり、ドビュッシーなどもあれば邦人の新曲も毎年結構入っている。

そして、1つの級の課題曲の中にも、難易度の差はかなりあるのが特徴。
これは、できるだけ合っている曲を選んでほしいということもあるが、間口を広くしてピアノ歴が浅い人や実力がそれほど高くない人にも出場してもらうということだろうか。
それと、級分けは2学年ごとになっているが、飛び級ができるので、弾ける人はより上の級へ挑戦できるので、参加しやすさとコンクールの演奏レヴェルの維持ということが、ある程度両立されている。


それは、実際に演奏にもあわわれていて、地区予選でも場合によっては、
「おっ、これは明らかに全国レヴェルだ」
という人もいれば、本当に少ないが、ミス連発(というか明らかに弾けていない)状態で最初から弾きなおしをしたりで混乱して、止められてしまう人も・・・といった感じで、かなり差はあるが、全体的なレヴェルは昔と比べるとおそらくかなり上がった印象がする。
だから、このコンクールに出場してしっかり弾けているということは、同学年の普通にピアノをやっている人よりも、まあ少し弾ける人ということなのかもしれない。

雰囲気的には、どうだろうか・・・1つ前の記事で紹介したようなBコンクールよりも、予選レヴェルで言うとそれほど会場にはピリピリとした空気が広がっているわけでもないので、参加はしやすいと思う。
ただ、審査結果の掲示発表の時に、たくさんの人が群がっていて、喜んでいる人、落ち込んでいる人、場合によっては泣いている人・・・というのは、やはりコンクールの風景だとは思う・・・。
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