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バロックの小品は、小品集などをやってもらって様々な作曲家に触れてもらうことが多いが、バッハの小プレリュードくらいを弾くようになると、それが中心となり、そこからインヴェンションへと進むとそれがやはり主軸になってくるので、他の作曲家のバロック作品を弾くことが、生徒さんも少ない傾向にある。

できれば、スカルラッティなども普段から少しずつ弾いて貰いたいのだが、テクニックやエチュード系、他にも曲も1つ2つなどと持ち曲が4曲、5曲またはそれ以上ある生徒さんの場合には、バッハもスカルラッティも、というわけにも、なかなかできない。

だから、スカルラッティなどを弾く機会は少ないのだが、演奏効果のある曲も多いので、できれば発表会の曲として活用したいとは思っている。
かなり前だが、スカルラッティのソナタについて自分としてはかなり弾いたことがあるのだが、実際のレッスンとなると取り上げる機会が少ないせいもあり、特定曲になってしまっているのが実情。

カラッと明るい曲も、技巧的な曲も、しっとり系の曲も、いろいろな曲のがあるスカルラッティのソナタ。
今年はレッスンに少し多く使っていきたい。
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ピアノの限ったことではないと思うが、同じようにやっていても、何となく上達していける人と、そうではない人がいるのは、事実だと思う。

だから、指導側としても、個々の生徒さんの現状を常に把握しながら、きめ細かくやっているつもりでも、気がついてみると、ある生徒さんだけあまり上達していない・・・ということは、残念ながらあること。

そうした場合には、この生徒さんは、何がわかっていて、何がわかっていないのか、どこまでの段階はできるのか、といったことを見極める。
そして、簡単な曲や課題を積み重ねて、少しずつでも実力をつけてもらう。
それが、少し遠回りのようだが、結局は近道であり、それを着実にやっている初級~初中級の生徒さんの中には、発表会の終わってからの今までの期間で、かなり成長した人もいる。

その成長のいい曲線にのっている現段階では、まだまだその曲線を右肩上がりで伸ばして行ける時期であるし、そうさせてあげたい。
ただし、この季節になってくると、各種のコンクールの課題曲や要項などが、少しずつ発表されてくる時期でもあり、そうした場合に、現段階では、今のペースでそのままやるのか、コンクールの課題曲を練習していくのか、判断が難しい場合もでてくる。

ある程度の実力備わっているなら、コンクールはいいと思う。
ステージのあがり、人前で弾くという実戦の場を目指すということは、一番の刺激になるし、がんばることの1つの目標であるから、結果はどうであったとしても、実力はつくだろう。

しかし、コンクール曲を、4週、5週と練習しても、譜読みするだけで精一杯でというのであれば、今やっている簡単な曲をどんどん量を弾いて実力をつけるペースを、あえて崩してまでコンクール曲をやる必要性が薄い。


というのは、指導側の考えであることは、もちろん承知。
現実には、コンクールレヴェルにほど遠いが、それでも、
「今とても実力が上がっている時期だから、コンクールも~」
と思う、生徒さんや保護者さんがいても不思議ではないし、これまで何度も登場した出場生徒さんのように、コンクール曲レヴェルにはほど遠い実力でも、出場したいと言ってくる生徒さん(というよりは、保護者さん)はいるだろう。

使い方によっては、とても実力が伸びるコンクール。
だが、誰でも即出場できるというものでもないし、出場するということはしっかりとした練習は必要であり、さらに結果は結果として受け止めることも大事・・・。
今年は・・・まあ、おそらく、ここ2年のようなことは無いだろうと・・・そう思ってはいるが・・・
発表会後の最初のレッスン時に、出場生徒さんに、本番演奏のこと、終わってから感じたことなどを聞いてみる必要があるだろう。

明らかな練習不足によって、本番も譜読み途中のような演奏になってしまったことを、本人はどう思っているのか・・。

モリス : 発表会の本番はどうだった?

出場生徒さん : ミスはあったけど、最後まで弾けたから・・・

モリス : そうか・・じゃあ、他の生徒さんの演奏を聴いて、どう思ったかな?

出場生徒さん : 中学生や高校生で、上手な人が終わりの方にいて、凄いと思った

モリス : では、同じくらいの年齢の生徒さんの演奏は、どうだった?

出場生徒さん : う~ん・・・ちょっと上手い子もいたような・・・


まあ、これは、いつもどおりの、予想の範囲内の返答ではあるのだが、この出場生徒さんは、自身の演奏の状態についての認識力が低すぎる・・つまりは、まず演奏を聴いて感じるという感受性があまり育っていないのだろう。

これは、普段のレッスンで、自分モリスがもっと指導していかなければならないことなのだろうが、そのさらに前段階として、ピアノを弾いているのだから、もっと家で音楽を聴くということに、興味を持ってもらいたいし、そういった話も、出場生徒さんのお父さんにも何度もしているのだが、結局のところ、音楽を聴くのは、コンクールや発表会の前の選曲のために、ネット上の動画を見て回って、かっこいい曲や有名曲を探すだけといったところか。

だから、耳も感受性も初級段階である出場生徒さんは、中学生高校生、大人の方の、明らかにレヴェル(曲の難易度、演奏の質ともに)が上の人の演奏については、凄いという感じることはできても、同年代でいい演奏をしている人の演奏を、実力が上という認識を持つことができないのだろう。

週に1度のレッスンは、時は大きな影響を与えることができるし、生徒さんも大きく変わることがある。
しかしその反面、週に1回会う程度で与えることができる影響は限られていて、家庭で過ごす時間が最も長いわけだから、指導側が少し言ったくらいでは、生徒さんや保護者さんの認識を簡単に変えられないのも事実・・・

そんなことを再度考えられさせられた、出場生徒さんの今回の発表会だった。
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