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自分の生徒さんも、コンクールの季節が続いているが、いくつかの本番が終わったところで、少し感想などを。

当然といえばそうなのだろうが、本番で普段どおりの演奏をすることは、やはり難しいということを、何人かの生徒さんに関してはとても感じた。

例えば、ある小学生の生徒さんは、コンクールは初めての参加。
演奏が終わってから少しして、ロビーにて感想を聞いてみると、
「少しミスはあったけど、特に緊張もなく弾けたと思う」
とは言っていたが・・・

実際の演奏は、少しのミス自体は、それほど気にはならなかったが、特に1曲目で快活に弾くはずにバロックが、いつものテンポ感にのれずに、弾き始めてしまったように感じた。
そして、そのテンポにのれない演奏が、少しのミスがあると、今度は前のめりのように、崩れやすく走ってしまったかのような演奏に・・・こうしたことも、おそらく、生徒さん本人の意識以上に、実は緊張していたのかもしれない。

さらに、2曲目の近現代曲に関しても、テクニック的には難しくもない曲なので、はっきりとしたデュナーミク、明確な演奏を目指して、仕上がりの水準は良いと思っていが、やはり本番はそれが少し・・なんと言ったらいいのだるか・・・
平坦とまではいかないが、薄味っぽくなってしまって、曲のもつ魅力を聞き手に充分に伝えるまでには、至らなかったのではないかと思う。

こうしたことは、すぐには改善できることでないが、緊張をある程度自覚し、だからといって緊張感を無くそうと思うのではなく、緊張の中でも集中する・・・それが、少しずつできていけば、きっと次はもっといい演奏ができる。
その方向へ持っていけるように、次にすぐくるコンクール本番まで、またしっかりやっていきたい。
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本番前の心境というのは人それぞれだと思うが、誰でもいいイメージを持って本番へのぞみたいところ。
だが、そのいいイメージというのは、自身の普段の出来ている演奏ということであって、どこかのピアニストが弾いている演奏や、理想の演奏のイメージだけを本番の直前に持っていても、あまりいいことは無いと思う。

これが、初級者には結構多いのではないかと思っている。
なぜなら、本番の演奏は、ほぼ普段の同じようにできたのに、
「上手く弾けなかった」
と、思っている生徒さんが、よくいるのである。
それは、
「普段はもっと上手く弾けている」
という、思い込みが強いからであり、仕上がりの演奏の状態を、正確に把握できていないことの証でもある。

こうした生徒さんの意識を改善させることの難しさは、昨年と一昨年の「出場生徒さんシリーズ」で何度も述べているとおりだが、今年の初めてコンクールの挑戦する生徒さんの何人かは、やはり最初はそのような意識があった。

この意識を、レッスンの場で、少しずつでも変えていかなくてはいけない・・・そう思いながらの、ここ数ヶ月であったが、もうコンクールも直前にせまっている。

例えば、小学生の低学年の生徒さんと、その保護者さんの場合、保護者さんには、コンクールだとやはり少し高いレヴェルでの仕上がりを、もっと追求という意識はあるが、生徒さんにはそうした意識はやはり無かった。
しかも、課題曲もそれほど難しくないので、譜読みができて、少し弾けてくるようになると、きっと頭のなかでは、
「だいたい弾けている・・・」
という思いもあっただろう。

しかし、普段よりも、もう少し上の質の演奏を、しかも余裕を持って・・・と言っても、低学年くらいだと、あまりに細部にこだわってしまうのも・・・ここが微妙。

それでも、楽譜をしっかり読むこと、書いてあるアーティキュレーションなども、もれなくしっかり読んで、意識して練習して、それをやがて無意識にできるレヴェルまでやる。
そうしたことをレッスンで繰り返すうちに、できている時と、そうではない時というのが、初級の低学年でも、わかるようになるもの。

欲を言えば・・・あと1周間は欲しかった・・・などと思うのは、だいたいいつものことだが、低学年で初めてのコンクール(飛び級などはしていない)ということを考えれば、人前で演奏するレヴェルには、達していると思うので、よくがんばったと思う。

あとは本番・・・これは、良ければもちろんいいが、仮に良くなくてもそれも本番なのだから。
仕上がりを96点くらいとだとすると、どうだろうか・・・88点くらいでも、いいとは思う・・・
いろいろなピアノのコンクールは年中各地でやっているが、今年の、初夏から真夏にかけての各種のピアノコンクールに出場の、自分のところの生徒さんは、ここ2年とは違って(!)、出場生徒さんのような、その級や部門の課題曲に対して、全く実力が及ばないという人は、いない。

その点では、今年は少し気持ち的に余裕があるが、それでもやはり、はじめてコンクールというものに出場する生徒さんについては、気を配ることも多い。

例えば、仕上がりの質。
普段のレッスンでの演奏の仕上がりの質が高く、それがコンクールや発表会でもそのようになれればいい・・それが、できれば一番良いし、理想ではあるが、現実はそうもいかないことも多い。
教本などの曲で、
「ここがこの課題のポイント」
という箇所が、クリアできていてば、他の部分で少々仕上げレヴェルが及ばなくても、合格にすることもあるし、大きめの曲の挑戦して、全体としては健闘していれば、細部の詰めが甘くても、良しすることもある。
だが、コンクールというのは、人の前に演奏を出すのだから、やはり、仕上がりのレヴェルが高くしていきたいし、そうしていこうということを、生徒さん、保護者さんにもわかってもらうことも大事だ。


他にも、当日の進行状況について、というのがある。
ホールなどの会場へ一度も行ったことがない生徒さんや保護者さんもいるし、または行ったことがあっても、はじめてコンクールへ出場の方は、例年のコンクールで使っている出場者用の控え室、待機場所などを、知らない場合が多い。
知らなくても、会場やコンクールによっては、丁寧に掲示されていてすぐにわかる場合も多いが、なかにはそうした場所の案内があまり親切ではないコンクールもあるのは確か。
これについても、把握している範囲で、できるだけ例年はどうなっているのかを伝えるようにして、そうした場所や進行状況についての不安などで、演奏前に気を使ってしまわないようにと思っている。

そうした準備などを整えても、特に初めてのコンクールの生徒さん、保護者さんは、おそらく少なからず不安はあるだろう。
それを少しでの取り除くためには、やはりしっかりと毎日の練習。
それができていれば、多少、なにかの事態にあったとしても、ステージで演奏するという点については、ぶれずにできる。
さあ、あと数週間で、確実に仕上げていきたい。
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