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初歩の教本を手に持ちながら、自分は生徒さんに話を始める。
「楽譜の読み方自体を知らないわけではないと思うし、全く読めないわけでもないが、今の状態でのレッスンを続けていくことは、正直言ってあまり良いことだとは思えない。
そして、あなたは楽譜から音やリズムを正確に読めないとことを、何度も言っても、深刻な事態であるとあまり感じていない様子だが、それこそがとても深刻なことなのかもしれない」

自分も、いつもよりも真剣な表情で話をしたつもりだったが、それを生徒さんも少し感じている様子だ。
自分は続ける。
「ヘ音記号で、オクターブ違いをしても、言われてから気がつくけれど、次週にまた同じ間違いをしていては、自力で読めている状態ではないし、例えば、曲で2ページ曲のレッスンの1回目だと、当然ゆっくり弾いてOKだけれど、譜読みミスはあっても1個、せいぜい2個というのが、ピアノのレッスンというもの。
譜読み違いが無いかチェックはしているけど、それはレッスン内容のほんの一部。
つまり、自分はピアノ指導者であって、『譜読み間違いチェック屋さん』ではないよ」

レッスンでは、毎回のようにこれらのことは言っているのだが、今日は流石に違う様子というのを、生徒さんもかなり感じたのか、じっと聞いている。
自分はさらに続ける。
「このまま、現在のレッスンの内容で、曲と教本とテクニック本とやっていても、どれも少しずつ難易度が上がっていて、家でお母さんも譜読みの手伝いも出来なくなり、ピアノが嫌になるかもしれない。
そうなる前に、もう1度、この初歩の本から、やってみない?
指導側としては、『ああ、この生徒さんは、何度言っても譜読みが治らないから、もうこのままだらだらやっていこう・・』のような感じに、諦めたようなレッスンにしたくないから。
全てを初歩にするのではなく、まずはテクニック本を休止して、この初歩教本で譜読みの基本の基をやろうと思うけど、どうかな?
数ヶ月しっかりやれば、きっと楽に読めるようになるし、オクターブ違いなどしなくなる。
でも、あなたが『そんな初歩の本を今更やるなんて、絶対に嫌』というなら、無理にはおすすめしない。
ただし、これはチャンスだと思うよ」

初歩の本からと言われて、それはきっと少しはショックだったのだろう。
生徒さんは、しばらく(と言っても数秒)だまっていたが、
「うん、やっぱり譜読みが全然出来ないので、やってみようと思います。
一応、高校生までがんばってピアノ続けようと思っているから、今やっておけば・・・」
と、少し小声で口を開いた。

自分も、
「そう、今やっておけば、半年後、1年後には、『あの時、基礎の基に戻ってやって良かった』と思うかもしれない。
でも、やらなければ、楽譜がよくわからないで、このままだらだらと進んでいく可能性の方が高い」

生徒さんも、
「そうだと思います。だから、やってみます」
ということで、基礎の基に戻ってもらうことを、生徒さんには了承してもらった・・・つづく。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは!

生徒さんにとってショックな内容の話を、モリスさんが誠意をこめて説明しておられる様子がわかりました。
指導者として、「だらだらと諦めたレッスン」にしたくないという、モリスさんの本音や、無理強いしないけれども、今後の展開を考えると、何が生徒さんにとって本当にいいかなどを話されたことが、生徒さんの気持ちもモリスさんに沿ったんだなと思いました。


2011/02/23(Wed) URL  | まりはん #-[ 編集]
まりはんさん、こんばんは。

やはり、時には、生徒さんにとってあまり良いとは言えないような内容の話も、しっかりと伝えることが、指導者としての役割だとも思い、今回はこのようにお話をしました。

そして、この生徒さんも、譜読みが遅くて不正確ということを、少しは認識していたので、その重大さに少しは気がついて、だいたい納得してくれたと思います。
これからのレッスンでどうなっていくでしょうか・・・。
2011/02/24(Thu) URL  | モリス #-[ 編集]
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