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普段のレッスンでの、ちょっとした話、その2を。

モリス : ・・・ちょっとした面白い話というか、恐ろしい話をしてあげようか?

生徒さん : え?いきなり、面白い恐ろしい話って(笑)・・何でしょう?

モリス : 例えば、メロディーと単純な伴奏のような、こんな曲(実演をして)でも、最初の頃は皆、右手のメロディーを大きめに弾いて、左手の伴奏を小さめに弾いてバランスをとることは、難しいよね。

生徒さん : そうですよね。初級の頃は、それがとても難しかったと思います。

モリス : それを、練習して、少しずつ意識できるようになって、少しずつ出来るようになって・・・それは、テクニックの問題?

生徒さん : テクニックというよりも、弾く強さ加減の意識というか・・・

モリス : そうだけど、その弾く加減の前に、体のどこがまず、音のバランスを感じる?

生徒さん :  ええと・・・耳?

モリス : 当然、そうだよね。イメージして弾いた音を、耳で聴いて、脳がもっとよりよいバランス判断して、実際に鍵盤を弾いて、それをさらに耳が聴いて・・と練習を繰り返して、よりよい響きをつくっているのだろうけど、まず、耳で聴けていないと、音もリズムも間違っていないけど、ただ単に音が鳴っているだけの演奏に、なってしまう。

生徒さん : あ~そうですよね。私、まだまだ耳で聴けていないです・・

モリス : うん、前よりは聴けているとは思うけど、もう一歩二歩くらい聴くことができると、特にこうしたメロディーと伴奏のようにわかりやすい構成ではない、フランス小品の場合には。

生徒さん : はい・・・・で、面白恐ろしい話は・・?

モリス : ああ、ええと・・・以前に、他の生徒さんに「面白い話」と話をしたら、「面白いというか、恐ろしいです」と言われて・・・自慢とかではないから、勘違いしないでほしいけど。
自分も子どもの頃からピアノをやってきて、いろいろな先生に出会ったわけだけど、「モリス君、そこはメロディーを出して、伴奏を抑えましょう」のように言われたことは・・・一度もない、かな。

生徒さん : えーっ!・・それは、全然面白くないです(笑)。恐ろしいです、本当に。

モリス : でもね、「伴奏を小さめに弾こう」とか、曲が少し複雑になってきても、「メロディーラインは幾分出して、それ以外は抑えめにしよう」などと、子どもの頃は特に考えてもいなかったと思う。楽譜の読みは、子ども頃にしっかりを教えてくれるような先生では無かったから。
でも、何故かそれでもそれなりに弾けていたのは、きっといろいろな音楽を聴いていたから、それが身についていたのか、小さな芽のようなものでずっと活きていて、いつでも最適に近いバランス、響きの重なりあい、ちょっとした間を、意識する前の段階で耳と脳が判断するのかもね。

生徒さんは、何度も頷いていたので、きっと少しは伝わったと思うが・・。
コメント
この記事へのコメント
こんにちは。

聴く力というのは本当に大事ですね。
聴く力がテクニックを育て、音を作り上げ、そしてまた聴くという繰り返しで音楽が出来上がっていくのですね。

私は今この聴く力をつけるのに必死で、いわゆる才能のある人というのはこの力が先天的(と言っていいのでしょうか)に身についている人のことではないか、と考えていたのですが、やはりモリスさんは幼い頃からそういう才能のある方だったのですね♪

面白くもあり恐ろしくもあり(笑)、そしてとても納得したお話でした。ありがとうございました。
2011/06/09(Thu) URL  | millionmiro #-[ 編集]
milionmiroさん、こんばんは。

聴く力が育っていないと、楽譜に書いてある音を間違いない弾いていれば、それだけでOKというような演奏にどうしてもなりがちで、残念ながら自分のところの生徒さんの何人かは、そこから抜け出せていないのが実情です。

自分は、運良く(?)、自分が意識しなくても、生のコンサートやレコードをたくさん鑑賞する環境にも恵まれていたので、それが良かったのかもしれません。
2011/06/10(Fri) URL  | モリス #-[ 編集]
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