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あの某コンクールを聴いた感想は、遅くなったが少し書いてみる。

審査員は5名。
ピアノは、国産大手のフルコンサート・・・響きが全体的に少し硬く、高音に伸びを欠いていて、低音がややもたつくような感じもするが、まあこんなものだろう。

B級(小4以下)

たくさん出場していたが、正直言って「上手い!」と思われる人は少なく、例年のこの会場のレヴェルからすると、やや低調のように思えた。
その中で、最も印象に残った人は、小2の男子でC.P.E バッハ・湯山昭。
特に湯山昭の曲は、曲の性格上どうしてもゴチャゴチャっとした演奏になりがちだが、響きを明確にして弾けているのは、この子くらいだった。


C級(小6以下)

この級もかなりの人数が出場していたが、選曲は、1曲目:テレマンのフーガ 2曲目:中田喜直の風の即興曲 がとても多い。
コンクールはどの曲を選んでも、有利不利など、審査には直接的に影響は無いが、同じ曲が続くと人間はどうしても比較してしまうので、質の良い悪いが明確になってしまいがち。

テレマンのフーガは、テーマをフレーズ感が無い演奏をしてしまうと、どうしても硬く聴こえてしまう。さらに、よく整理した演奏をする必要があるだろうが、これが不十分な人が多い。
風の即興曲は、流れ、ペダルを使った響きのバランス、そしてイメージの広がりといったところがポイントだが、ややきちっとした演奏が多く、ペダルに使い方も甘い演奏も多かった。

秋元絵理子の真夜中のハロウィンパーティーも選んでいる人も結構いた。
この曲は、ある程度のスピード感と、幅広いデュナーミクで、表現力豊かに弾きたいが、スピードと迫力はあるが弱音を活かせていない演奏が多かったのが残念。

この会場では、シャブリエの音楽帳の一頁を選曲している人は少なく、弾いた数人も、音楽を表現できずに何とか形にしたくらいの演奏にとどまってしまっていた。
この曲を出す音、控える音のバランスと、歌い方の表現力で豊かに響かせることは少々難しいので、避けた人が多かったのだろうか。

バルトークのミクロコスモス第139番を選曲している人はまずまずいた。
テクニック的に困難さが少ない曲なので、パリっと軽快にしっかりと弾けている人が多かったが、この曲を魅力的に弾くことは、意外に難しいのかもしれない。
楽しさまで表現できていた人は少なく、2名ほどだった思う。

自分が一番関心したのは小5の男子で、バッハのフランス組曲第4番サラバンドと、真夜中のハロウェンパーティ。
バッハはインヴェンションからも選べるが、このバッハを選んでいる人は、おそらく自信がある(本人より指導者が?)のだろう。
この人も質の良いバッハで、強調し過ぎずに、しかし通る音で伸び伸びとした表現が印象的で、他の出場者よりも一歩先を行っているように聴こえる。
真夜中~も、テクニック的に余裕があるようで、かなりのスピード感だが、表現力が今一歩で、特に細部を工夫しているようなところが、どうも作為的に感じに聴こえるのが惜しい・・・と言っても、充分に弾けているが。

ほぼ全員聴いたC級に関して、自分が勝手にプログラムに採点した結果と、審査員の結果はだいたい一致していた。
いつも思うことだが、やはり、コンクールでは、上手だったのに通らない、ひどい演奏だったのに通ったということは、ほとんど無い。

だが、自分が審査員なら高得点をつけてあげたいようにも思うが、実際には今日は審査員からは、それほど高得点は得られないだろうという人は数名した。
それは、演奏中に、何かいい部分があったり、いいバランス感覚を持っていたり、きれいにな流れがあったりと、光る部分がある演奏の出場者。
しかし、全体の仕上がりとしてはちょっとまだ甘かったり、テクニック的に少し不安があると、どうしてもそれがマイナスの要素となってしまうので、実際には高得点は得られないのは、コンクールとして仕方がないだろうから、そうした光ものを持っている人には、あともう一歩上の演奏にできるように、期待したいところだ。
コメント
この記事へのコメント
モリスさん こんにちは

大変ご無沙汰しておりましが、いつも楽しくためになる記事拝読しております。


>自分が審査員なら高得点をつけてあげたいようにも思うが・・・・光る部分がある演奏の出場者。
しかし、それがマイナスの要素となってしまうので、・・・期待したいところだ。

同感です。コンクールの評価の難しいところだと常日頃思っています。時には、えっ?と思う様な演奏もテクニック的には非の打ちどころがなく上位になってしまうこともあろうかと。。。。小学生ごろだと目に見える結果をそのまま受け入れてしまうことも多いのでは。音楽性があり光るものを持っている演奏者を指導者や周りの方たちが良い方向伸ばしてあげられると良いですね。
2011/07/16(Sat) URL  | イヴォンヌ #-[ 編集]
イヴォンヌさん、こんばんは。

お久しぶりです、いつもお読みいただきありがとうございます。

今回も聴いていて、
「この人を通すくらいなら、この人の方が・・」
と思うことは、個人的な好みとしては、正直数人いました。
しかし、
「客観視すると、それも無いかぁ」
というのも、これまた正直な感想でもあったので、そこが難しいですよね。

やはり、「惜しい」感じの、音楽性があり光る生徒さんを、もっと伸ばしてあげて欲しいと、本当に思います・・・。
2011/07/16(Sat) URL  | モリス #-[ 編集]
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