先生の自宅はマンションではなく一軒家で、レッスン用に用意されているグランドピアノは一台だ。必要であれば先生もレッスンピアノから少し離れて横に置いてある(並んではいない)ピアノを弾くのだが、それはスピネットなどと呼ばれることもある、背の低いアップライトピアノで、レッスンでは使われることはほとんど無かった。
生徒(つまり自分です)は、レッスン用のグランドピアノを弾くのだが、これが結構な上質物であることは、間違いなかった。拍手先生のご自身はよく、
「来る方皆さん、『どれくらいの値段なの?』とか『こんなの持っているなんて、凄いね』って言うのだけれど、別に凄くないのよ。私は結婚もしていないし子供もいないから、お金をピアノにかけられるのね」
と言っていたが、冗談なのかはよくわからなかった。
値段もすごいのだろうが、ピアノは本当に弾きやすく気分が良いことだけは確かだった。そこでは、雑談の最後に少し弾く程度のレッスンではあったのだが、ピアノを弾いた充実感のようなものがあったにように思う。
「モリスさんには、もう少し硬質な響きのピアノが合っているようにも思うけれど、弾きやすいでしょう?このピアノ。いいピアノはね、弾きやすいと私は思うの」
と拍手先生。
それまでにも、良いピアノは弾きやすいとは何となく思っていはいたが、ここまで実感したのは拍手先生のピアノが最初だっただろうか。
そうそう、リンクをいただいていきます。とっても興味深い記事ばかりなので、これからも楽しく読ませていただきますね♪
僕も仕事で拍手をしようかと思ったけど、さすがに、僕の仕事場(塾)にはちょっと相応しくないかな?って思い、まだ拍手の出番がありません(大笑)
実家のお母さんがピアノを始められたとは、いいですね。
アップライトピアノの選択というのも、結構難しいものです。新品も質の差はありますが、中古の質を見極めるのは、これも大変困難です。
以前にも書いていますが、本当は信頼のできる調律師さんの同行が最も安心です。
それが無理でも、信頼できそうなお店探しからですよね、本来は。
拍手はですね、結構不思議な効果がある場合もありますから、今度お仕事の塾でも試してみて?ください。
リンクはこちらからもはっておきますね。