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久しぶりに、自分が昔学んだ声楽の先生(A先生とします)のお話。

オペラの本場であるイタリアに数年間留学していたそのA先生は、イタリア人教授のB教授と、C教授という、どちらも名を知られた名教授と呼ばれる教授に、普段からレッスンをしてもらえることになった。
やはりというか、想像はしていたが、発声方法や発音などの基本的なことからのレッスンとなり、最初は簡単なイタリア歌曲のようなものしか歌わせてくれなかったそうだ。

そのレッスンだが、A先生はかなり困惑したそうだ。B教授とC教授の言っている発声方法が、ある部分に関して違うのだ。最初は、
「あれ?何か違うこと言っているような気が・・・」と思っていたのが、レッスンを重ねるうちに、
「B教授とC教授は、全く逆のことを言っているのではないか」
と思うようになり、ますます困惑したとのこと。

そんな普段のレッスンが続き、A先生は、
「わかった。2人とも違うことを言っているようで、本当は同じ事をいっているのだ。最終的には同じことなのだ」
と、言い聞かせるように、B教授とC教授のレッスンを受け続け、B教授レッスンでは言われるとおりに、そしてC教授レッスンでも言われるとおりにやっていた。

それから時が経ち、留学も終って日本で活躍するようになったA先生だが、その当時を振り返ってみて、
「やはりね、同じイタリア人の高名な声楽教授でも、B教授とC教授の言っていたことは本当に全然違っていて、結論も違うものだった。つまり、練習方法も到達点は一つじゃないし、そういうものなんだね。
日本だと音楽に限らず、『これが正しい』ということを、皆が一斉にやったりするけどね」
と言っていた。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは!

日本では「皆が一斉に正しいことをやったりする」、そうかもしれませんよね☆
時々思うのですが、「正解の弾き方」を探していることがあると思います。
でも、みんなが同じ演奏をしたら、人間が弾く意味なんてないですものね☆
やっぱり、人によって演奏が違うから面白いんだなあと思います。

B教授とC教授の違う練習方法や理論を知ることができて、違う面から見ることができるし、その方が自分の演奏には深みが出るような気もします。

2007/05/21(Mon) URL  | まりはん #-[ 編集]
まりはんさん、こんばんは。

そうですね、弾きかたも表現の皆違うから、面白いのだと思います。
質の良い技術や効果的な練習方法はありますが、全員に当てはまるものなんてないくらいに思っていた方が、良いかもしれませんね。

ですから、この声楽のA先生は、「自身の経験のみを押し付けない」といつも言っていましたね。
2007/05/22(Tue) URL  | モリス #-[ 編集]
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