と、自分が生徒さんに聞くと、
大人の生徒さんは、
「はい、もっとフォルテ・・ですよね?」
と、理解はしている様子。
この生徒さんは、昔に少しだけピアノを習っていたらしく、大人になってから再開した。
再開と言ってもほとんど初心者のようだったが、最近は結構弾けるようなってきて、初心者からは脱出したように感じる。
体格は結構大きめの大人の男性で、手も大きいので、もう少しの期間で弾ける曲も増えそうだ。
まだまだピアノを弾く動きそのものにぎこちなさがあるので、小さな曲や軽い練習曲なども混ぜながらのレッスンで、スムーズに弾けるようになってくれればと思う。
和音のフォルテも、弾く時には「フォルテ!」と思っているのだろうが、その直前に硬直して打鍵スピードが鈍っているし、音がバラバラとしていて揃っていないので、さらに雑然と聴こえる。
そして、まだ指もしっかりしているとは言えない。
和音のみを何度か弾いてもらうと、次第に良くなってくるのだが、数小節前から通してもらうと、やはり最後の和音の直前で腕にやや硬直したような感じがあり、なかなかスパッと決まらないので、生徒さん本人も苦笑気味だ。
自分も冗談半分に、
「あなたは、そんなに大きな体ですから、もっとフォルテ出して弾いてくださいね」
と言うと、
生徒さんも、
「そうですよね・・・先生は、そんな細腕なのに、私よりも遥かに音が出ていますよね。最初聴いた時にはびっくりしましたよ」
と言っていたが、別に自分はそれほど強烈に弾いているつもりはない。
本当は体がある程度は大きい人のほうが、腕も長くて手も大きくて、ピアノを弾くにも有利ではあるから、この生徒さんのように体格が良いということは、とても恵まれていると言えるので、いずれは豪快に弾いてくれる日がくると期待している。
私は手が小さいというわけではないんですが、極端に小指が短くて、指の開きも悪いので(すごく固い

リストなんかは無理だろうなぁ・・・と思う今日この頃でした(その前に、技巧的に無理ですが

うちの先生も、細腕なのにキッチリffを弾きこなし、私より手が小さいのに柔らかくて10度届いていました

先生って偉大ですね

手が大きいと本当にいいですよね。
自分は手はそれほど大きくなくて、生徒さんで手が大きい方は結構いるのですよ。
ただ、自分も柔らかさはあるので、かなり広がります。
プーさんも、柔軟性の強化していくと、きっと広がると思いますよ。
プーさん モリスさん 会話に入れてくださいませ。
「手の柔軟性の強化」は具体的な方法があるのでしょうか。憧れです。よろしければお教えていただけますか?(お風呂で指と指の間を広げたりしていますか効果が出ません。。。。)
ピアノを弾くための手の柔軟性の強化は、まずは弾きながらだと思います。
具体的にはアルペジオ練習などで、例えばハノンなら減7が属7のアルペジオのページがありますが、あのような練習ですよね。
その練習も、指を思いっきりがんばって広げるという意識よりも、少ない力で筋肉を伸ばすようなイメージの方が良いみたいです。
以前に、某国営放送の「ためして~」の番組でも、「ストレッチは引っ張りすぎると、筋肉が戻ろうとするので、逆効果」だと言っていましたが、そうだと思います。
ですから、弾かないでやるような指を広げるトレーニングも、ゆっくり優しく広げることを、毎日持続されるほうが効果的にように思います。
とても大事なことを教えていただきありがとうございます。ハノンの減7 属7のアルペジオは日々の練習でやっておりましたが、意識の持っていき方が見当はずれの様でした。視点を変えて練習してみます。ありがとうございました。ストレッチの話も目からうろこです。ありがとうございます。
筋肉と言うと、どうしても強さだけが注目されがちですが、しなやかで柔軟性のある強さの筋肉のためには、引っ張りすぎない程度くらいの意識で練習してみることがいいみたいなので、試してみてください。