会場のピアノと、モリスからお渡しした紙切れなどについて少し。
今回の会場は、広さはそれほど広くないが、ベヒシュタインとザウターのグランドピアノが2台同時に使える会場。
以前に、自分がここで弾いてみた時に、ピアノ良さはもちろんのこと、対応がとても良いので気に入り、今回はこの会場に。
ピアノについては、2台あったので、どちらか好みの方を弾くことができ、皆さん楽しまれたのではないでしょうか。
自分は、持ちピアノの性格が少しは似ていて、好みの音と弾いた感触の安心感などを総合して、2台ピアノの曲以外はベヒシュタインを弾かせてもらったが、音の透明感や表現の幅の広さや、繊細さも力強さもあるピアノで、今回も十分に楽しめたが、このピアノは、「今の課題はどこにあり、どのような演奏をしたいか」などと、弾いた感触と実際の音でいろいろと感じたり、考えさせられたりする、そんなピアノのように思う。
ザウターの方も、独特の音色とタッチ感で、とても魅力的なピアノ。参加者の方の中には、こちらの方を気に入った方もいたと思うが、確かに曲やその人の演奏の個性によっては、こちらのピアノの方があっているようにも感じた。
参加者の皆さんにお渡しした紙切れについてだが、当日の演奏を聴かせていただき、ワンポイントなどを簡単ではあるが書かせていただいた。(字が読みにくいでしょうが、ご了承ください・・・)
おすすめの楽譜については、主に信頼性、使いやすさなどを考慮して挙げているが、それが最良の楽譜ということではなく、時間に制約が多い大人のピアノでは、より良質の楽譜が基本なので、参考にあげてみたが、演奏は楽譜の見た目などにも結構左右されるので、その現物を今すぐ買わないとしても、次の選曲をして楽譜を買う時にでも、参考にしていただければ。
また、人によっては、同レヴェルで勉強になり、弾きやすい曲集なども書いている。
おすすめの録音に関しては、できるだけ一般的に名演とされているような録音ではないものを挙げるようにしたが、中には定番の録音を書いている場合もある。特に名演が見当たらない場合には、空欄になっている。
また、輸入盤のCDをおすすめ書いている場合もあるので、もし探す場合には、かなり大きなCDショップやネットの通販、ネット上の音源なども参考に。
特にベートーヴェンに関しては、数人あげているいずれも、なかなか良い演奏に思うので、おすすめ。
>このピアノは、「今の課題はどこにあり、どのような演奏をしたいか」などと、弾いた感触と実際の音でいろいろと感じたり、考えさせられたりする、そんなピアノのように思う。
あぁ そうだったんですね。残念。やっぱりベヒシュタインにすればよかったかな。ベヒシュタインにはこれからも触れる機会があろうかと思われたので、あえてザウターを選んでみたのですが、なんかちょっと高貴な感じで上手に対話ができないで終わってしまいました。でも、今度触れるときには仲良くなれそうな気もしますが、、、、
聴く側からすると、両方とも素敵なピアノでした。2台ピアノは素敵に音が溶け合って、何とも言いようのない居心地のよい空間を作ってくれました。
確かに、ザウターの方が弾ける機会は少ないですよね。しかも、独特のタッチ感と明るいのに派で過ぎないような独特の音色も、ザウターの魅力のように感じます。
あのベヒシュタインは弾きやすいのに、いろいろと感じることの多いピアノだと思うので、自分は好きなピアノです。
2台とも個性が異なるので、仰るように、2台ピアノの時もいい響き合いだったと思います。
もう一度あの会場でも良さそうですね。